松下龍之介のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
200年前の骨と失踪した妹のDNAが一致した、とあらすじが興味を引き購入。そのまま最後まで面白く読めました。視点や年代の切り替えもあるが混乱することなくスルスルと読めます。最後だけご都合主義な感はありましたが、ハッピーエンドが好きなので許容範囲内で楽しめました。
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Posted by ブクログ
ネタバレ読みやすいです。
時期や語り手は明確に教えてくれるし、伏線も結構すぐ回収してくれるのでミステリー読み慣れてない人でもわかりやすいと思います。
でもちょっといろいろ無理があるところもあって、実現性とかはあんまり考えない方がいいです、ミステリーにちょっとファンタジー加わってる感じだと思えば。
原作読む前に映像化しちゃったので、映像見ないように頑張りました。山田涼介しか出てる人知らないけど、山田涼介はピッタリなんじゃないかと思います。
えーこれどうやって表現するの?みたいなのもあったのでそれの答え合わせとして映像見るのもいいかもです。
色んな伏線ちゃんと回収されるし、最後の締まりも綺麗だったから、えーーーって感じはなくて良かったと思います。 -
Posted by ブクログ
◼️松下龍之介「一次元の挿し木」
魅力的な、謎。美少女に美青年、とてつもなく大きく凶暴な力。おもしろい!
テレビドラマの原作となったこのミス文庫グランプリの作品。分子生物学的な専門知識をベースにギリシャ神話になぞらえたストーリー展開は知的好奇心と、人が物語に求める架空の嗜虐的な感覚をも刺激していると思う。読む人をうまくノセる筆致だと思う。
洪水の日に異母妹・紫陽(しはる)と生き別れ、いまも生存を信じる大学院生・七瀬悠。遠くヒマラヤのクープルンド湖で採取された200年前の人骨の鑑定をしている時、なんとそのDNAは紫陽と一致する。時を同じくして、かつて当地に行きサンプル採取をした恩師の石見崎に危難がー。
巨大な宗教団体にミノタウロス。迫る危険を象徴的に表す液体の音「ちゃぽん」。紫陽や、協力者である唯を"消して"みせる中盤。
ミステリとしての迫力と吸引力が強い。対して、登場するのは透明感と陰のある美少女、美青年。隠れ家の廃れた美術館という舞台設定も含め若く美しい2人の関係性が鮮やかな対比になっていると思う。謎の連鎖でほー、次はどうなる?と入り込んで読んでしまう。悠と唯の会話、行動のテンポも物語のアクセルとしてうまく作用していると感じる。
数百年を隔てて2つの事実がありえない邂逅をする。名作「星を継ぐもの」(作中にも登場している)を思い起こす。
最後まで迫力は続くけども、結末は分かってて読み切ったけども、難を言えば解決が少し簡単で都合がいいかもしれない。神話にこだわることもないかと。紫陽の立場に対する考え方ももうひとつ消化できないかな。
ともかく、ここ最近にはないゾクゾク感で一気に読み進んだ作品。こういう作品はどこか古典のテイストを感じさせるから不思議だ。おもしろかったです。はい。 -
Posted by ブクログ
普通に面白いです。
とにかく小綺麗です。
くどすぎない描写に、会話中心に進む物語なので、本当にさっぱり読めました。
ストーリーも余計な寄り道なく、必要なものをきちんと揃えて冗長にならずに話を一定ペースで畳まれています。キャラクターもわかりやすく、ある意味でみんな素直です。
本当に物語構成の教科書のような小説だったという印象です。ストレスなく、一定の面白さで読み続けられました。
アクもなく、癖もなく、誰でも楽しめる物語かなと思います。メディア化しやすそうだなぁと思ってたら、もうされてるんですね。どの役演じても嫌な感じにならない物語ですもんね。
ミステリを読み慣れてる人からすると淡白に感じると思いますが、これは好みの問題なのでなんとも言えません。
私はもう少しキャラクターがくどかったりする方が好きです。 -
Posted by ブクログ
SNSで話題なっていたので読んだ。
ヒマラヤ山中で発掘された二百年前の人骨のDNAを調べると、四年前に失踪した妹のものと一致した。不可解な鑑定結果を担当教授に相談しようとした矢先、教授が何者かに殺害されており――
主人公は大いなる謎と陰謀に巻き込まれていく――
あとがきでこれが著者のデビュー作(『このミステリーがすごい!』文庫グランプリ)と知り、良くも悪くも納得。
読者の興味を引く謎に継ぐ謎、語り口の上手さ、スリリングな(若干グロテスク、ホラー風味の)展開、意外な結末…面白く読めた。
ただ、ところどころ説明不足を感じたし、少し強引な設定や展開も気になった。
著者の次回作に期待したい。