松下龍之介のレビュー一覧

  • 一次元の挿し木

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    失踪した妹のDNAとヒマラヤ山中の湖にある何百年も前の遺骨のDNAが一致した。

    妹が失踪した理由はなぜか、関係者が殺害され
    父親や怪しい少女は何かを隠している。

    SFミステリ系で遺伝子クローンと宗教団体が上手く絡められており、展開が面白く、テンポも良く面白かった。

    さすが、このミス大賞

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    2025年12月11日
  • 一次元の挿し木

    Posted by ブクログ

    なんだこの面白さは
    序章は、登場人物の頻繁な切り替えと、時間を飛び越える話の展開に混乱が続き、読むのが面倒くさくなってしまった。
    しかし、徐々にその話の展開が見えてくるに従い、いままでぼんやり区別がつかずに見えていた登場人物の姿が色づき、くっきりと輪郭が見えてきた。
    そして、仕込まれた話の複雑だが明確に見える姿に、異常に興奮していった。
    半ばを過ぎると、一気に読み進めるしかなくなり、読み終わったいま、最後まで面白かったと話を反芻している。
    面白かった。

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    2025年12月11日
  • 一次元の挿し木

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    あまりミステリー小説は読まないので、最後まで読めるか不安でしたが、「このミス」大賞ということと、大好きなお花に釣られてこの本を手に取りました。
    気付けばページを捲る手が止まらず、すごくすごくドキドキしながら本を読み終えました。現実味がないようで、でもどこかリアルで、自分の身にも起きてしまうんじゃないかと思ってしまうような文調でしたので、寝る前に読むことはできませんでした。

    人情を感じる部分ももちろんありますが、それよりミステリー小説としての可能性というか、ドキドキ感をこの本からいただきました。
    普段ミステリーを読まない私でも楽しく読めましたが、いい意味でトラウマになる一冊でした。

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    2025年12月10日
  • 一次元の挿し木

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    そして、上手い
    めちゃくちゃ面白いぞこれ
    ミステリーはミステリーなんだけど「洋画」って感じのミステリー
    実際映画の話が出てきていてそれらが全て洋画なのでそういうところからも繋がってるのかもしれない
    にしてもまじで面白い
    200年前と行方不明の妹の繋がりが読み進める度に惹かれどんどん繋がっていく様子が読んでて楽しい
    『チャイナマン』や『私が彼を殺した』のような視点が変わっていく系の作品でより没入できる
    所々の駆け足感は否めないもののがちのまじで面白いし惹き込まれるからおすすめできる

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    2025年12月14日
  • 一次元の挿し木

    ネタバレ 購入済み

    200年前の骨と失踪した妹のDNAが一致した、とあらすじが興味を引き購入。そのまま最後まで面白く読めました。視点や年代の切り替えもあるが混乱することなくスルスルと読めます。最後だけご都合主義な感はありましたが、ハッピーエンドが好きなので許容範囲内で楽しめました。

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    2025年03月26日
  • 一次元の挿し木

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    ネタバレ

    かなりおすすめされていたので、購読。
    先が気になって一気に読みました。

    紫陽花の話と、仙波先生の研究成果の話から、なんとなくの予想が付いてしまって、そこから話がひっくり返らなかったのが残念でした。
    あまりにも匂わせ発言が多すぎて。
    むしろ牛尾の作られ方の方が気になって仕方なかったです。

    最後の終わり方も、こんな都合よく身体が良くなるのか、動いてなかった状態でものを投げるという行為ができるのか、ちょっと現実味がなかったけど、悠と唯のまとまり方は、良かったと思う。

    最初真理は、挿し木で作られた人間の失敗作なのかと勝手に予想してたので、唯の存在と結びつかなくて驚きました。
    ずっと飲んでた薬に

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    2025年12月21日
  • 一次元の挿し木

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    ネタバレ

    挿し木の時点で、植物好きならピンとくる。
    作品そのものが短く、辻褄が合っているのか気になるところが…?読みやすさは◎ 最後はちょっと、ホラーで後味は悪め。

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    2025年12月21日
  • 一次元の挿し木

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    導入はかなり面白そうだと思いましたが、三章でなぞの大筋は透けて見えてしまいます(ジュラシックパーク)

    登場人物はやや多めですが、把握できないほどではないです
    読みにくくはないですが、突っ込みたくなる粗も多いですね
    最近多い、集めた言葉を詰め込もうとするタイプ

    終盤は、ハッキリ言って出来が悪い
    多くの読者が納得できないのでは?

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    2025年12月21日
  • 一次元の挿し木

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    ネタバレ

    「挿し木」というタイトルで紫陽花という花で伏線を張っていたとは。無知を利用されたトリックだった。樹木の会という謎で闇が深そうな団体を物語に入れることで成り立つ不自然さに寄る自然さ。中盤にもだれないように視点が変わる見せ方や京介の不気味さ、仙波の危うさによる謎を深めるタイミングは新人とは思えない松下さんの技巧が詰まっている。ただ、唯の登場で少し予想が当たってしまった点から想像できるトリックな気がして残念だった。「ちゃぽん」という牛尾の恐怖を深める擬音からよりリアルに感じた。「優れた才能を持った人ほど、過去の栄光をひた隠しにするものだよ。」という京介の言葉は、自分の戒めにもなってグッときたセリフだ

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    2025年12月21日
  • 一次元の挿し木

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「ちゃぽん」が怖い!登場人物ってこんな見た目なんだろうなーってイメージするのが苦手だったんだけどなぜかこの作品は見た目がすんなりイメージできて、こんなふうに動いててみたいなのがよくわかった気がする。最後の方は牛尾のせいではらはらしっぱなしだったのと、しわしわで干からびた紫陽が悠を助けるために山道をなんとか走ってナイフを投げたんだと思うとちょっと感動。ミステリー×アクションって感じで読みやすかった!

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    2025年12月14日
  • 一次元の挿し木

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    勘が良い人ならタイトルからなんとなくわかってしまうけど、最終着地点はどこなんだろう?と思いながら読み進めた。

    ちょっと考えづらい設定かなとは思うものの、面白かった

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    2025年12月14日
  • 一次元の挿し木

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    キャラクターの魅力が伝わらない

    登場人物全員が影が薄いので、魅力を感じられませんでした。読み進めるうちに感情移入できるかな、と思ったらあっさり終了。
    途中思わせ振りに出てきた人物たちはなんだったのでしょうか…。

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    2025年09月07日