松下龍之介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ200年前の骨のDNA鑑定が失踪した妹のものと一致したという、若干SFチックにも感じるあらすじだけど、タイムスリップ!とかぶっ飛んだものでも、かといって矮小な真相でもなく、白けることなく話に入り込むことが出来た。
挿し木の紫陽花を自分と重ねる紫陽と、遺伝子人類学を専攻する悠。思い返せば紫陽の正体は明確だったのかもしれないけど、悠が精神的に不安定である描写でまんまと騙されてしまった。
ただ、終盤の牛尾との戦いは何だかありがちな安っぽさを感じてしまった。紫陽が薬で回復して宗教団体の指導者になるというのも、少しイマイチ。
悠に「もしそうなったら君じゃないだろ」と言われた紫陽のショックは相当なも -
Posted by ブクログ
本屋さん行ったらめっちゃ平置きされてたから気になって買ったみたはいいけど、普段ミステリー全然読まないしなんか設定的に超むずそうだし内容理解出来んのかなと思ってたら良い意味で裏切られた。
まず本当に読みやすい。文章は基本的に端的だけど、説明不足じゃなく過剰でもないし変に語彙が畏まってないので頭に入りやすかった。一番の懸念だった遺伝子学や生物学の情報も説明が簡潔かつ分かりやすくて、自分の頭の中にない知識初見時あるあるの「何回か読み返してとりあえず漠然と理解して次進む」みたいなのが全然なかった。
物語も大枠の目的とそれに向かうための章毎の小枠の目的に一貫性があって、引っかかる所とかも皆無だった。テン -
Posted by ブクログ
ネタバレやはり話題になってる本は面白かった
話題になっている本なのであらすじは知っていたのだが、あらすじの時点で「血縁の妹にそんなに執着する兄っている…?」という違和感をなんとなく感じていたので読めてスッキリした。
仙波さんの研究内容について言及された時点で紫陽の出自はなんとなくわかったので、驚きは少し欠けたが面白かった。
紫陽、精神が完成されすぎてないか??
悠もラストではスッキリしていたようで、そこが意外だった。ただ、樹木の会とは因縁があるので数年後とかになんとなく検索した時紫陽の姿を見てまた精神めちゃくちゃにならないか心配。
牛尾の外見をマ・ドンソクでイメージして読んでいたので迫られるシーン