からんころんのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
初読みの作家。昨年の直木賞候補作。短編が3作で、そのうち「スタンドプレイ」に既読感。奥付け見ても初出は読んだことがない本。読み終わって作家を調べていたら、「オール讀物」の直木賞編で2回に亘って掲載されていた。記憶が微かに有り、ほっと一安心。
3作とも普通(N?)では無い内容。イヤミスのような筋。
「場違いな客」
爬虫類の店でバイトする主人公。処分されるトカゲを救おうと、店に来た客の家に強盗に入り、逆に捕まる。この客は死んだ人間を解体する夢を見続けていることから、主人公も絶対解体されると思ったら、、? 想定外の展開。客の職業も驚き。
「スタンドプレイ」
知恵遅れの夫婦から生まれた主人公。医者を目 -
Posted by ブクログ
世の中には様々な小説が溢れているけど、こういう流れだったら次の展開はこうだよね、という暗黙の了解のようなものが作家と読者との間で共有されているものが多い気がする。特にエンタメ作品で。
ところが本作は、一癖も二癖もある登場人物たちの自由すぎる振る舞いによって次の展開がなかなか予想できず、何だか読んでいるこちらが翻弄されているようで楽しかった。
中編3作が収録されておりどれも良かったけど、ベストを一作挙げるならやはり「占い師B」か。ミステリの探偵役でも使えそうな鋭い観察眼を持つんだけど胡散臭さ満載の占い師坂東イリスと、坂東に弟子入りしようとする自称「天才」秋津のズレた掛け合いとブラックな展開がGO -
Posted by ブクログ
「場違いな客」
正直、何が起きてるのかよくわからないまま終わった。
大麻を育ててる? それとも違う?
主人公の情けなさも印象的だったけど、それも「普通」なんだろうなと思う。
みんな、どこかで自分を守るために逸れているのかもしれない。
「スタンドプレイ」
教師って、ほんとに大変。
停学になるのも無理ないと思った。
あの日にあんなことがあって、肘でどつかれたら…
追いかけてしまう気持ちはわかる。
一度きりの「ストーカー行為」って犯罪なのか?
警察も言ってたけど、注意くらいで済むこともあるんじゃないか…と考えてしまう。
「占い師B」
イリスと、若いアキツ(アクツ?)のやりとりがなん