からんころんのレビュー一覧

  • Nの逸脱

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    なかなか読み応えのある3篇の作品を収容している作品でした。直木賞候補に挙がったも納得。本書のタイトルは3つのうちの「スタンドプレイ」の内容から付いているのかな内容的にも思いました。一番印象的だったのは「占い師B」、占い師の仕事をしている主人公のお話なのですが、ストーリー展開が想像を超えていて惹き込まれたし、作品のタイトルに関して個人的に2つの見解が浮かびました、合っているか分かりませんが…(^_^;)

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    2025年11月22日
  • Nの逸脱

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    ネタバレ

    ・場違いな客
    ・スタンドプレイ
    ・占い師B

     どれも面白かったですが、一番は「場違いな客」でしたね。爬虫類ペットショップの話でしたが、爬虫類ペットは哺乳類ペットに比べて設備や環境づくりにお金がかかって大変であると自分は思いました。同時にペットを容易に飼えることはできないと改めて感じました。
     印象に残ったセリフがあります。1話目の「すべての人間は父親から認められたがっている」、2話目の「わざわざ加害に出て嫌いな人間のために自ら不利益を被る」が印象に残りました。

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    2026年03月27日
  • Nの逸脱

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    2025年・第173回直木三十五賞候補作となった本作。デビュー2作目にしてこの作品群というのは印象的です。三編から成る中短編集。

    どの作品もストーリー展開に捻りがあります。

    タイトルの「N」に主題を求めたくなりますが、三作目まで読むと、ゆるやかな連作性があり、噂されている隣人かなと思いますが、「Normal」の逸脱としたい気持ちがあります。

    「場違いな客」
    “僕の夢のジェネリック”という表現が秀逸。ジェネリックという語の肯定性が、そのまま違和感を薄めて 日常に非日常が滑り込む。やがて何事もなかったかのように日常へ回帰する運びも含め、いわゆるイヤミスを想定させながら外してくる展開が貴重。

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    2026年03月21日
  • Nの逸脱

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    3話がそれぞれの日常の中にちょっとの逸脱を描かれているように一見そう見えます。

    最後読み終わり、変わった行動をする登場人物を追っていくと、なんとなく自分もそういうことあるなと感じるところもあり、自分も変わっているようにも思ってきます。

    犯罪行為とはあくまでも人間社会が作り出した虚構に過ぎず、人に迷惑をかけないためにあるものであって、その紙一重な悪いことは、やはり人間みな考えろこともあるのではと感じます。

    笑ってしまうところもあるんだけど、でもなんか、みんな可哀想にも見えて、寂しく、孤独でなんとも後味悪く、いつまでも残りそうなお話しですね。

    経験が浅いからといって、アツシをいじめないでほ

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    2026年03月18日
  • Nの逸脱

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    怖かった……。笑。
    ずっとちょっとずれているような、どれも気味の悪いお話でした。
    でも一気読みできました。場違いな客は意外と爽やかさが残る感じでした。
    「一番退屈なのは人が見た夢の話」はめっちゃわかる!と思いました。
    「変態の考えることは飛躍していてよくわからない」も好きでした。

    占い師Bはぞっとする感じで、怖かったですが嫌いではなかったです。

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    2026年03月12日
  • Nの逸脱

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    ネタバレ

    Nとはノーマルを示すとのこと。3編の短編が収録されている。「場違いな客」では、ペットショップでトカゲの命を救うためにお金を用意しようとした男の行動は常軌を逸脱したものだが、ターゲットとなった男はそれ以上の逸脱者だった。「スタンドプレイ」のストーカー&体罰先生の行動も大概のものだ。そして「占い師B」に登場する占い師とその弟子の女性との関係も普通ではない。そしてこの3作品は薄い関連がある。この関連を世間と考えるなら、ノーマルを逸脱した世界は案外身近に存在するのかもしれない。死を特別視しない人々が隣にいるのかと思ったら、結構怖い。

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    2026年03月10日
  • Nの逸脱

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    初読みの作家。昨年の直木賞候補作。短編が3作で、そのうち「スタンドプレイ」に既読感。奥付け見ても初出は読んだことがない本。読み終わって作家を調べていたら、「オール讀物」の直木賞編で2回に亘って掲載されていた。記憶が微かに有り、ほっと一安心。
    3作とも普通(N?)では無い内容。イヤミスのような筋。
    「場違いな客」
    爬虫類の店でバイトする主人公。処分されるトカゲを救おうと、店に来た客の家に強盗に入り、逆に捕まる。この客は死んだ人間を解体する夢を見続けていることから、主人公も絶対解体されると思ったら、、? 想定外の展開。客の職業も驚き。
    「スタンドプレイ」
    知恵遅れの夫婦から生まれた主人公。医者を目

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    2026年02月01日
  • Nの逸脱

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    何気ない日常からいつの間にか逸脱してしまう人々。
    なんとなく気持ちは分かるがそこまでするか…という物語は、小説ならではの世界で楽しめる。

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    2025年12月21日
  • Nの逸脱

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    ネタバレ

    いずれも狂気な一面を持った主人公の短編3作
    いずれもとても面白かった
    ペットショップでアルバイトをしている主人公は、客の日常に踏み込んでしまい奇妙な体験をする
    生徒からのいじめに悩む女性教師は、満員電車で隣り合った女性に固執するあまり、犯罪じみた行動を取る
    占いの女性は風変わりな見習い占い師と命の駆け引きを行う
    いずれも狂気じみた主人公達だがある意味人間らしい一面を持っている
    意外に近くに潜んでいる人たちかもしれない

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    2025年10月27日
  • Nの逸脱

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    もはや犯罪なんだけど、なんだかうまい具合に落ち着くというか、ハッピーエンドというか、不思議なおもしろさ。
    こんなふうに日常から逸脱しても、なんとなく日常に戻ってこれる感じはいいな。
    なんだか気が楽になる。

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    2025年10月20日
  • Nの逸脱

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    ネタバレ

    おもしろかった。

    2話目、3話目は特におもしろくあっという間に読んでしまったよ

    性悪ガキを殴ったとか、暴力はいけないという風潮の中で教職が理不尽を許さなかったことは、まさに痛快。

    やっぱり占いとか胡散臭い。でも洞察力はものすごくいい。人の顔色を見極めないと生きていけない、そんな過去を歩んできたからって、説得力ありました。

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    2025年10月16日
  • Nの逸脱

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    文章の読みやすさとおもしろさで一気に読める3つの中短編集。それぞれの「逸脱」は意外でもあり有りそうでもあり、ちょっぴりシュール。特に教師の話は、あーなんか分かっちゃうかもその感じ···と不謹慎ながらも密かに共感してしまうところがありました。

    「二木先生」で私が抱いたこの作家さんへの印象がいい意味で新たに上書きされた感覚。これからも作品を追いかけたい作家さんになりました。

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    2025年10月09日
  • Nの逸脱

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    1.2作目の「場違いな客」「スタンドプレイ」は短いが物足りなさもなく、面白かった。3作目の「占い師B」はちょっと理解不能な恐ろしさだった。

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    2025年10月04日
  • Nの逸脱

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    世の中には様々な小説が溢れているけど、こういう流れだったら次の展開はこうだよね、という暗黙の了解のようなものが作家と読者との間で共有されているものが多い気がする。特にエンタメ作品で。
    ところが本作は、一癖も二癖もある登場人物たちの自由すぎる振る舞いによって次の展開がなかなか予想できず、何だか読んでいるこちらが翻弄されているようで楽しかった。
    中編3作が収録されておりどれも良かったけど、ベストを一作挙げるならやはり「占い師B」か。ミステリの探偵役でも使えそうな鋭い観察眼を持つんだけど胡散臭さ満載の占い師坂東イリスと、坂東に弟子入りしようとする自称「天才」秋津のズレた掛け合いとブラックな展開がGO

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    2025年10月19日
  • Nの逸脱

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    一見普通の人がノーマルを逸脱してしまう3つのお話。
    どのお話も不気味に感じた。
    誰もがちょっとしたことで逸脱してしまうのかもしれない。

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    2026年03月29日
  • Nの逸脱

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    2025年173回直木賞候補作ということで読んでみた。
    ノーマルを逸脱した中編3本の中編集。

    3遍の共通点を探すとすれば、少し奇異な物語だということだろうか?
    ペットショップの話、高校教師の話、そして占い師の話、どれも話の途中で放り出される感があり、話に馴染むことができなかった。
    やはり直木賞とは相性が悪く、ついていけなかった。

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    2026年03月23日
  • Nの逸脱

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    逸脱…少し道を外れたかもしれない普通の人々のおはなし
    みんな結構きわどいトコロまで行ってしまうんだけど…なぜか結末が爽やか(笑)
    イヤミスっぽい展開なのにこの結末は意外に良いね~w

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    2026年03月06日
  • Nの逸脱

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    とても不思議な本。どんなジャンルに入るのだろうか⋯?日常の中の非日常を体験しているような感じです。登場人物が若干サイコパスで全く共感できず不気味。
    そんなモヤモヤさも含めて、全然読めない展開が面白かったです!

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    2026年02月19日
  • Nの逸脱

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    すごい勢いで読んだ
    二木先生がとても面白かったので期待して
    これも面白かった
    普段読んでいるものとまた違った感じでこういうのはなんていうんだろうか?

    3編収録されているうち1、2までは、逸脱、うんうん、と読んでいたけど
    3つ目がやや難解で特にラストは怒涛の展開に頭がついていかず読後しばらく考えてしまった

    人間、誰しも自分が主人公で、小説でも主人公だと思った人が主人公で、そこにはある種、謎の自信のようなものを持って信じて生きてるのに、急にその足元が掬われる感覚に何度もゾワゾワした

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    2026年01月30日
  • Nの逸脱

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    あれをしたらどうなるんだろう…と思っても出来ないものって沢山あるけれど、それを一歩踏み込んだ現場を少し見せてもらった感じ。

    でも、そんなちょっとした逸脱も、
    結局は日常の力に矯正されていくというか…
    結局は日常は変わらず続いていて、その逸脱も何というかそれに埋没していって、当人の顔もちょっと薄れていくような…。安心するような、逃げられない絶望を感じるような…。

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    2025年12月28日