金谷啓之のレビュー一覧

  • 睡眠の起源

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    睡眠の本かと思いきや、序盤は27歳とまだ若い著者の、さらにもっと若い小学生時代のクロアゲハの研究から話は始まる。
    幼虫、蛹、蝶の観察日記(ビデオ)で夏休みの宿題とし、それが年々パワーアップ、
    凄い少年がいたものだ、と感心。
    そのまますくすく高校生になり、大学受験をせざるを得なくなって、
    出会ったのがヒドリ。この脳のない、植物だか動物だかわからないものに魅せられ、
    ヒドリが眠る、ということに気づく。
    そこから興味は睡眠へと移り、九州大学で学んでいた彼は東京に出て、
    研究を続ける。
    麻酔が何で効くのかがいまだわかっていないというのがすごい話。
    しかし我々は麻酔に命を預け、手術の痛みから逃れることが

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    2025年10月29日
  • 睡眠の起源

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    身近なテーマであるが謎だらけである。
    そもそもなぜ寝ないとならないか?生物にはみな眠りがあるのか?必要なのか?著者の生物への興味の変遷を通して、睡眠の本質へと迫っていく。
    人生90年としても、そのうちの1/3の30年(1日8時間眠れば)は寝ていることになる。纏まった数値で知らされると、何とも非効率な人生に思えてくる。実験を通して、ヒト以外でも次々に眠りに入ることが確認されてきた。驚くべきことに、脳のない単細胞生物でさえ、眠りが必要であるらしい。その仕組みを睡眠の2元モデルで解説しているが、そもそもそのモデルをいつから獲得したか、なぜ必要としたかは謎のままである。麻酔をかけたときの眠りとの違いは

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    2025年07月09日
  • 睡眠の起源

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    僕は終日デスクワークの日はたいてい昼食後15分机に突っ伏して寝ます。
    睡眠不足とかではなく、単にオフの時間を作ると午後の業務に入りやすいから。

    睡眠は身体のリカバリーにも大事ですが、脳を休ませることが主たる目的と思ってました。

    なんと、ヒドラという、脳を持たない単細胞生物も眠るそうです。
    何をもって睡眠というのか、
    意識とは何なのか、
    麻酔にかかっている状態と睡眠の違いとは、

    難しく言えばどこまでも専門用語で押し切れそうなところを、専門用語と平易な例えをうまく織り交ぜて説明してくれる。
    福岡伸一先生やさかなくんさんのような円熟のなせる技と思っていましたが、なんとまた20代半ば。

    未知の

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    2025年05月14日
  • 睡眠の起源

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    幼少期から探究心が強く、小学生はアゲハチョウ、高校ではプラナリア、そしてヒドラに出会い生き物を研究しながら睡眠とは?意識とは?に迫る。
    未だ解明されていないことを取り組みたい実験やどう研究していくか?など赤裸々に語ってくれているのも新鮮でとても読みがいがある。
    分からないこともあるが、それ以上に作者の興味の続いていく様を読ませてもらえるのが面白い。
    まだ27歳の作者、金谷啓之ひろゆき氏の今後に期待!


    夢は生の状態から離れ、死に近づく状態、と言われていた、19c〜20c に精神分析学を唱えたフロイトは、心は、1. 意識 2. 前意識 3. 無意識 の3要素からなると。
    1. 簡単に自覚する

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    2025年03月17日
  • 睡眠の起源

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    生物は元々眠っていたが、進化のどこかで起きている状態を獲得したかもしれない。脳を持たない生物ヒドラも眠ることを明らかにした著者が自身の生い立ちと研究について紹介した本。

    自分と同学年の研究者が書籍まで出す活躍をしていることに驚くと同時に、生物や眠りへの探究心の高さは目を見張るものがありました。あとがきにある、研究は葛藤とともにあり、最善策をとるための思考を繰り返しているという話はとても共感できました。著者が吸入麻酔薬の作用機序を明らかにし、睡眠と意識の謎を解明する日が来ることを願っています。

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    2025年03月03日
  • 睡眠の起源

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    睡眠とは何か、なぜ必要か?
    生物としての根源的な問い。夢、意識などとの関係から脳内のシナプスの再形成というのが定説。
    だが、筆者は脳を持たないヒドラも眠ることを発見、あらためて生き物になぜ睡眠が必要であったのかを考察する。
    ミステリー的な内容で専門知識がなくともグイグイ惹き込まれる内容。
    結論は出ないが、生物学の魅力を十二分に伝えてくれる良作。

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    2025年02月23日
  • 睡眠の起源

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    若い著者の研究者としての歩みと一途な姿勢は「バッタを倒しにアフリカへ」を思わせうらやましく感じた。脳のないヒドラの睡眠の研究から「起きている姿と眠っている姿のどちらが本来の姿か」という問いからは、今まで気づかなかった視点を得られた。

    【目次】
    はじめに――生物はなぜ眠るのか?
    第一章 クロアゲハは夜どこにいるのか
    第二章 眠りのホメオスタシス
    第三章 眠りと時間
    第四章 ヒドラという怪物
    第五章 眠りのしくみ
    第六章 眠りの起源は何か
    第七章 眠りと意識

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    2025年02月12日
  • 睡眠の起源

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    「睡眠とは意識がなく脳波がゆったりとした状態」みたいなふわっとした認識だったが、では「脳のない生き物は眠るのか」、また「意識がある」とはどういった状態なのか、についての最新研究の本。

    思った以上に「睡眠」は解読されておらず、また「意識」についても研究の半ばなんだなぁーというのが読後の感想。多分さらに研究が進む分野なのかと思うと今後が楽しみだな。

    あと著者の来歴がなんか、すごかった。すごい「研究者」というのは子供の頃からの強い資質、あるんだなぁー

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    2026年02月11日
  • 睡眠の起源

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    著者が若くて、驚き。今まで、研究は年齢が上の人がやるものというイメージがあったが、ある程度同世代の人も頑張ってると知ることができ、嬉しい。

    睡眠は大事。

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    2025年12月05日
  • 睡眠の起源

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    ヒドラも眠るんだな。ヒドラなんて実物を見たこともないけれど、脳みそもない生き物でも眠るのか。ぼんやり読んでいて楽しかった。

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    2025年11月04日
  • 睡眠の起源

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    薬理学部院生による、睡眠や意識の研究と、研究の楽しさについて

    著書のクロアゲハやプラナリアやヒドラの研究の様子、また、睡眠、麻酔、意識について過去の研究の大まかな流れが解説されていて、身近で不思議な生物学の世界を味わうことができる

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    2025年08月17日
  • 睡眠の起源

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    睡眠に関する様々なアプローチをまとめた著書だが、旺盛な好奇心が研究者として秀でたところだと感じた.多くの科学的述語が出てくるが、初心者にも理解できるような記述で説明しているのに感心した.体内時計、睡眠圧、意識、脳波、睡眠物質、遺伝子などなど.睡眠に関する研究成果も簡潔にまとめており、非常に楽しめた.

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    2025年08月14日
  • 睡眠の起源

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    生物はなぜ眠るのか?
    若き著著が半生を語りつつ、眠りとは、意識とは、を分かりやすい易しい言葉で丁寧に解説。
    卵と鶏の話ではないけれど、人間は本当に「睡眠」と「覚醒」どちらが先で本来の姿なんだろう。眠りは死の予行練習、と聞いたことはあるが。。考えれば考える程、不思議。
    最後に著者が、研究は自分自身を知りたいと思うこと、と述べている。『私という、存在は何か?自分自身は今、どういう状態なのか?もし死んだら、私の存在や意識はどうなるのか?』
    愛犬の生きた証をもって締めくくる著書の「存在」という意義と彼の優しさにぐっときた。

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    2025年05月27日
  • 睡眠の起源

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     人はなぜ眠りまた目覚めるのか。驚くべきは脳すら持たぬヒドラでさえ眠るという事実だ。生存に不可欠な活動を一時的に停止する理由とは何か。進化の遥か昔から命は休息を選び続けた。その営みは脳の有無を越え生命の根幹に関わるものであることを示している。
     眠りは単なる疲労回復ではない。私たちが生きるため進化が刻んだ深い必然なのだ。今日もまた夜が来る。目を閉じるたび太古から続く生命のリズムに私たちはそっと身をゆだねている。生物研究から脳科学へ、睡眠から意識へ。

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    2025年04月27日
  • 睡眠の起源

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    起きている状態はレム睡眠の延長ではないかという考えはとても面白く感じた。

    研究に関して馴染みのない単語も出てくるが、その度平易な言葉で説明があるのでストレスがなかった。

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    2025年04月26日
  • 睡眠の起源

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    著者の小学生時代のクロアゲハとの出会い、高校生でのプラナリアの研究、大学でのヒドラの睡眠に関する研究、大学院での麻酔と意識の研究といった活動がいきいきと語られていて面白かったです。
    睡眠の起源について知りたくて読んでみたのですが、まだまだ解明すべきことがたくさんありそうで答は今回は見つからず、といった感じでしたので、星4つとしました。
    理系を目指す中高生や理科系大学生にも読んでもらいたい一冊です。

    【目次】
    はじめに――生物はなぜ眠るのか?
    第一章 クロアゲハは夜どこにいるのか
    第二章 眠りのホメオスタシス
    第三章 眠りと時間
    第四章 ヒドラという怪物
    第五章 眠りのしくみ
    第六章 眠りの起

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    2025年02月10日
  • 睡眠の起源

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    若き大学院生による初の著書。
    だが、侮ってはいけない。「睡眠の起源」と題するこの本の内容に衝撃を受ける。

    人はなぜ眠るのか?という問は古くからある。著者はこの問に対し、脳を持たないヒドラでも眠るという事実を発見する。
    睡眠とは脳の機能の生理的現象ではないのかと思っていたが、よくよく考えてみれば、腸、腸は第2の脳と言われるが、腸があれば、腸が脳の機能を果たすため、脳がなくても睡眠はあるといえるのだろう。

    でもヒドラという生物。遺伝子はヒトより多い3万個あるという。因みにヒトは2万3千個らしい。これを聞いて、はてどう思う?

    睡眠圧
    睡眠のメカニズムは、起きている間に「睡眠圧」が徐々に高まり、

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    2025年01月23日
  • 睡眠の起源

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    著者の子供の頃から研究心が旺盛で、いろいろな生物を対象に気になったことを研究してきたこと、その過程や内容は面白く感じた。同じ子供であってもこういう違いが出てくるのはなぜなのかの方が気になった。逆に、睡眠の起源という題名だが、この睡眠自体の深掘りは今ひとつと思う。確かに対象となった生物、ヒドラやらネズミなどの睡眠がどういう機構なのかはわかるが、人の睡眠がどうこうというところまでには言及がない。ということで求めていた内容とは違っていたということです。

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    2026年02月06日
  • 睡眠の起源

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    「睡眠の研究をしている研究者の物語」といった内容。エッセイっぽくもある。結局のところ、睡眠とは何なのか。

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    2025年11月09日
  • 睡眠の起源

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    僕達は寝ている方が本来の姿だ!というわけでたくさん寝よう〜
    脳がなくても寝るというのはなかなか面白かったですね〜あと麻酔は何に作用して意識を失うかは分かっていないとか…わからずに使われてるのか…
    楽しめました!

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    2025年11月06日