TOKYOFM/JAPANFMNETWORKのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
本書は、SF作家である小川哲がパーソナリティを務めるラジオトーク番組を書籍化したものである。番組には映画監督、女優、芸人、小説家など、ジャンルを横断した多彩なゲストが招かれ、本や映画、さまざまなコンテンツについて語り合う対談集となっている。
印象的だったのは、対談の随所で語られる「本の味わい方」の多様さだ。ゲストたちは、自分がどのように小説を読み、どこに惹かれてきたのかを自然体で語る。その話を追っていくうちに、小説とは単に物語の流れを追うものではなく、言葉の選び方や語りのリズム、構成の妙といった表現そのものを楽しむ読み方があるのだ、ということが繰り返し示される。
正直に言えば、これまでの自 -
Posted by ブクログ
ネタバレ本書は、小川哲がパーソナリティを務める(務めた?)ラジオ番組でのゲストとの対話をまとめたもの。作家、映画監督など表現者との対話が主であり、なかなか錚々たる顔ぶれだ。1年半ほどの番組の中からセレクトした12人、12章が並ぶ。
ざっと見て、万城目学、逢坂冬馬、九段理江、加藤シゲアキとその著作を読んだことのある作家が目立つ。芸能人作家でもある小泉今日子に太田光も、どちらの著書にも触れたことがある。映画監督濱口竜介は、ちょうど『悪は存在しない』が上映されていたころの対談か。映画も観ているので話が分かりやすい。
そう、登場人物たちの作品にある程度触れていないと、その会話の深みが味わえない部分もある -
Posted by ブクログ
1年半行ってきたラジオでの対談番組の中から面白いものをチョイスして纏めた本とのこと。作家もとい小説家と芸能人が大半を占めている。作家は自分の作品との向き合い方を述べる方が多く、芸能人は読書好きが高じて本・小説を制作した方が大半を占める。そしてここの芸能人は意外にも純文学を良く読んでいることに感心した。また、本書を読んだ後に芸能人の本を読みたいと思ったことは一切ないが、この本に登場する作家の本に手を出そうか出さないか本当に迷っている。辛うじて同志少女のコミックスだけに留めようと考えているが、ちょっと自信がない。小説ではなく対談集なので、あまり何も考えずにスラスラ読める。小川哲の本なので迷わず通販