常磐くじら（DREノベルス／ドリコム刊）のレビュー一覧

エリスの聖杯1 運命の邂逅

常磐くじら（DREノベルス／ドリコム刊） / 夕薙

悪役令嬢ものではあるけど、本人は幽霊のままで時々憑依するタイプ。そして、意外にサスペンス。アニメ化で再販みたいだから、とりあえず、様子見で１巻だけ買ったんだけど、残り全部注文しました。まだ届かないけど。

エリスの聖杯5 モイライの天秤

常磐くじら（DREノベルス／ドリコム刊） / 夕薙

[セブンバックス]

読めば読むほど。

コーネリア・ファリスに端を発する謎解き編は一応終了か？
アクの強い新キャラ登場でますます面白くなって来た訳だが。
今回、主人公の魂の由来を「匂わせ」る開示をした訳だが、察するに「真の再会はコイツらの次代だ～！」となる模様かな。

ソレはそうとしてこの「エリスの聖杯」シリーズの世界観の文明発達度合いが読めば読むほど気になってしょうがない。作中の表現は余りそういう所に触れ無い上手い記述で、察するに19世紀位かな？
とは思うのだが。
まず、魔法、魔力概念が無い。物理主体だが、蒸気機関も電化も普及している様子が無い？
印刷技術は発達していて、新聞、小説も普及している。
火薬式爆薬、拳銃（リボルバー）小銃はある。
移動手段は馬車主体。汽車が走っている様子無し。船旅でベネチアぽい所に観光できるという事は、船は少なくとも帆船では無い？旅先で外輪船で移動しているし。
庶民でも氷を入手できる。ジェラートを作って売る事が出来る。
非常ベルが鳴る仕組みは？
電報、電信の有無は？
アルデバイトと言う国が建国200年ならば、文明開化は普通にあったはず。200年前に懐中時計作る技術ある訳だし。
気になる気になるキニナル木。

＃感動する

エリスの聖杯5 モイライの天秤

常磐くじら（DREノベルス／ドリコム刊） / 夕薙

常磐くじらによる「エリスの聖杯」の第5巻。2026年にTVアニメが放送されます。アデルバイド建国の伝説に関わる脅迫状が届き、再び子爵令嬢コニーと亡霊スカーレットが事件の解決に挑みます。また、今まで断片的に名前が登場していたコーネリア・ファリスやアマデウスとアナスタシアの活躍も描かれています。現在と過去が交互に登場し、一見、何の関係もないような感じですが、絶妙に絡み合って事件の解決へと進みます。コニーとスカーレットの出会いは必然だったんですね。一旦、これで作品は終わるようですが、また2人の活躍が見てみたい。

エリスの聖杯4 ファリスの星冠

常磐くじら（DREノベルス／ドリコム刊） / 夕薙

常磐くじらによる「エリスの聖杯」の第4巻。2026年にTVアニメが放送されます。子爵令嬢コニーと亡霊スカーレットのその後が描かれます。無事に陰謀を阻止した2人はランドルフ、ルチアとともにアリエノールの故郷 エルソール島を訪問します。ランドルフとの休暇を過ごし、アリエノールの足跡を辿るはずが、自ら事件に飛び込んでいくのがコニーの良いところ。いつも通りスカーレットと力を合わせ陰謀を阻止しようとしますが、今までよりもド派手な感じです。意外な特技も披露しています。二つ名も手に入れ、ますます敵なしになってきました。

エリスの聖杯3 運命の果てに

常磐くじら（DREノベルス／ドリコム刊） / 夕薙

常磐くじらによる「エリスの聖杯」の第3巻。2026年にTVアニメが放送されます。子爵令嬢コニーは、嫌がらせによる窮地から、亡霊スカーレットによって救われる。助けてもらった代償に、彼女を処刑台に送り込んだ犯人を捜す羽目になる。見事な大団円でした。コニーの処刑を止めるために今まで関わってきた人たちが一生懸命に動いてくれる。こういう展開は胸が熱くなります。スカーレットも口で色々と言いながらコニーの事を本当に心配していたことが分かり良かったです。果実水の作用は本当だったのかも。スカーレットも無事に成仏って…おい。

エリスの聖杯2 運命の交錯

常磐くじら（DREノベルス／ドリコム刊） / 夕薙

常磐くじらによる「エリスの聖杯」の第2巻。2026年にTVアニメが放送されます。子爵令嬢コニーは、嫌がらせによる窮地から、亡霊スカーレットによって救われる。助けてもらった代償に、彼女を処刑台に送り込んだ犯人を捜す羽目になる。ミステリーとして1巻も十分に面白かったけど、ますます加速しています。魑魅魍魎が蠢く貴族社会で戦うためにコニーとスカーレットのコンビがお互いの苦手なところを上手く補完しあっています。バディものとしても魅力が増しています。スカーレット処刑の顛末はちょっとさすがに…と思ったけど。

エリスの聖杯1 運命の邂逅

常磐くじら（DREノベルス／ドリコム刊） / 夕薙

常磐くじらによる「エリスの聖杯」の第1巻。2026年にTVアニメが放送されます。子爵令嬢コニーは、嫌がらせによる窮地から、亡霊スカーレットによって救われる。助けてもらった代償に、彼女を処刑台に送り込んだ犯人を捜す羽目になる。いわゆる悪役令嬢ものだと思っていましたが、がっつりミステリで、なかなか面白いです。コニーとスカーレットの仲がじょじょに近づいていくのも良いです。スカーレットも言っていますが、まさか300ページ以上あって解決への進展がないとは思いませんでした。大長編小説だったんですね。続きも読むぞ。