艮香織のレビュー一覧
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本がいいというより、この成熟されてきた体系的なカリキュラムがとてつもない重みを持っている。
セクシュアリティ教育、とか、性教育、といった瞬間、日本ではだいたいみんな嫌悪感を抱くのだが、そもそもセクシュアリティ、性というのはアイデンティティの根幹の1つであり、アイデンティティにかかわる周辺でおきる人間関係での諸問題を最小限にしたり改善したり立ち向かったり、より幸福になっていくための教育が性教育なのであって、避妊、性感染症、望まぬ妊娠、中絶、などといった表在化していることだけに焦点を当てがちな日本の性教育は勘違いされすぎている。全大人がこれを読むべき。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ性器及びその周辺の体の作りについて、ジェンダーと愛と同意について、思春期と妊娠と出産について。性についてできるだけタブーなく、子どもたちに伝える絵本。
本書は男性の性について書かれていて、同作者の『女の子のからだえほん』の方は女性の性についての絵本。そしてその両書ともが最初に「この本はみんなのための本です。あなたが女の子でも男の子でも、どんな肌の色やどんな体型をしていても」…と始めるのは、一瞬虚をつかれ、そしてそれはそうかと納得させられる。
性器等についての説明に20ページほど、「はじらい」や「性別とジェンダー」「同意」「思春期」などの項も半ページほど取っているのと比べ、「愛」についての項が僅か2行(「あなたは、女の子をすきになっても/男の子をすきになってもいいのです。」)なのはむしろ多くを語っていて、力強く美しい。
9歳の娘と一緒に読んだけれど、“女だからとか男だからとか、どんな体型だからとかに関係なく、自分の体のことは自分で決めるということが良いなと思った”そうで、正確な知識をまず得ることの大事さを、親としても改めて感じた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ性器及びその周辺の体の作りについて、ジェンダーと愛と同意について、生理と妊娠と出産について。性についてできるだけタブーなく、子どもたちに伝える絵本。
本書は女性の性について書かれていて、同作者の『男の子のからだえほん』の方は男性の性についての絵本。そしてその両書ともが最初に「この本はみんなのための本です。あなたが女の子でも男の子でも、どんな肌の色やどんな体型をしていても」…と始めるのは、一瞬虚をつかれ、そしてそれはそうかと納得させられる。
性器等についての説明に10数ページ、「はじらい」や「性別とジェンダー」「同意」「思春期」などの項も半ページほど取っているのと比べ、「愛」についての項が僅か2行(「あなたは、男の子をすきになっても/女の子をすきになってもいいのです。」)なのはむしろ多くを語っていて、力強く美しい。
9歳の娘と一緒に読んだけれど、“女だからとか男だからとか、どんな体型だからとかに関係なく、自分の体のことは自分で決めるということが良いなと思った”そうで、正確な知識をまず得ることの大事さを、親としても改めて感じた。 -
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この本に書かれていることは、理想であって、日本社会においては現実になっていません。
二次加害をなくさなければ、性被害に遭った人は被害を打ち明けたり助けを求めたり相談することもできません。日本社会・司法・警察や検察・支援機関における二次加害をやめろと、まずは書くべきではありませんか。
「相談したら必ず助けてくれる人がいる」→いません。相談したら相談にのるふりをして性加害や二次加害をしてくる人もいます。
検察は性犯罪者の味方です。
警察は性犯罪者の味方です。
「助けてくれる機関が必ずある」→ありません。私はワンストップセンターにかけましたが、何もしてくれませんでした。私は性的マジョリティ男性である雇用主・演技講師・上司・演出家にレイプされたノンバイナリー・アセクシャル当事者ですが、LGBTの日にかけ直してくださいと言われ、かけ直しても「被害から時間が経っているから何もできない」と言われました。たった二年ですよ。しかも、私が二年間犯人と一人で闘い抗議し続けた結果余罪がわかり、私が黙っていれば他の人がまた被害に遭うと思って私はすぐ周囲に被害を伝えることを始め、犯人が私へのレイプ(のみ)を自首して刑事事件になって私が屈辱的な被害を警察に話さざるをえなくなったから同行して頂きたいと思って電話したのに、何もできないって、理不尽ではないですか。
現実的に言って、
・成人向け、全年齢向け(性被害に遭うのは子どもだけではありません。仕事の志や上下関係等地位関係性や雇用関係につけこんで、部下や労働者や生徒など下位の者を狙って、被害を言い出せない・逃げられない状況に追い込んでレイプする卑劣な【エントラップメント型性犯罪者】がおり、私もその被害者です。)
・性的マイノリティ当事者向け(性的マジョリティによる性的マイノリティへのヘイトクライムとしてのレイプ、【差別を利用したレイプ】も行われており、私もその被害者です。)
・性犯罪被害から時間が経っている人向け。性犯罪被害のその後ずっと苦しまされ続けている人向け(性被害の苦しみは、被害者にはその後ずっと毎日一生続いています。性被害そのものだけでなく、PTSD、二次加害、性的マイノリティであればSOGI差別などの被害も理不尽に積み重なって、時間が経てばたつほど苦しめられます)
の本も必要だと思います。
「相談したら必ず助けてくれる人がいる」「助けてくれる機関が必ずある」
...これをまず現実にすべきです。
そうでないなら、そうでないという現実をこそまずは正直に書くべきです。理想だけを書いて、「相談したら助けてもらえる」かのような嘘を書くのは、やめてください。被害者をさらに絶望においつめる行為です。
相談して、理不尽に【二次加害】されて、さらに苦しめられるのは、被害者ですよ。
二度と誰も自分のような被害に遭わないように、屈辱的な被害を懸命に誠実に伝え相談した結果、人からさらなる二次加害やSOGI差別に遭って、理不尽に苦しめられPTSD悪化し人も社会も信用できなくなり毎日苦しめられ自殺するしか苦しみを解ってもらえる方法がなくなった人はどうすればいいのですか。
私は私のような苦しい思いを誰にもしてほしくありません。
まず、性犯罪者を罰し、性被害者を救う日本社会の実現を。