鳴海しずくのレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
自己肯定の低い者同士の共依存
バッサリ言うとそうなるのか。
大学で知り合ったゲイ同士。家庭環境に恵まれず、共に自己肯定感が低い。音楽に執着の様なこだわりがあり、バンドサークルに所属する。1人はボーカルとして、1人はマネージメントを主として。
タイトルがキャッチーなので内容が気になった。そこは想像通りだった。親友だったはずなのに、カタチが変わってしまった。必然だとも思った。 -
Posted by ブクログ
目覚めると見知らぬ部屋に監禁されていた詩乃。
手枷足枷をされていて。
誰が?
犯人は親友の柏木。
親友なのにいきなりキスをされ、なぜこんな事をと聞いても答えてくれず。
2人の出会い、詩乃の自己肯定感の低さに悩みながらバンドを組み頑張る姿、それをサポートする柏木。
バンドのメンバーとのやり取りetcとそこに至るまでの経緯がとにかく凄くて。
今どきのSNSの良さと悪さにゾッとするところもありました。
詩乃に執着する拓実がどんどんエスカレートしてくのに中々ハッキリと拒絶できないでいてとうとう、の場面は読んでいて苦しかった。
拓実、そして柏木も詩乃の心が「優しい」と伝える時は切なさが感じられるのも。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ詩乃が目覚めたら知らない場所で、左手と左足に枷が付いていて,ベットの柵に繋がれていた。
なんでここに?
そこに入ってきたのは,親友の柏木。
「ずいぶん長い間寝てたけど」という
「今の状況わかってる?」とも。
パニックになってると、柏木に押し倒されキスをされた。親友なのに。
詩乃はどうしてこうなったのか、思い出せない。
9ヶ月前大学の入学式の日に体調わるくてしゃがんでいた詩乃に声をかけてきたのが柏木だった。
詩乃は家族から、出来損ない扱いをされて自信がなかったが家を出て大学にはいったのだからと、ずっとやりたかった音楽をするため、軽音部に入る。柏木もはいったが、彼は複数のバンドのマネージジメント