近藤絢子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
◆ 所得・雇用における格差
正規と非正規で40代の平均所得に2倍以上の差
正規雇用者の年収が約500万円に対し、非正規雇用者は約200万円台に留まる。
→ 雇用形態による格差がそのまま資産形成や生活の安定に直結。
同世代内の「初任給格差」が生涯格差に直結
バブル期卒業者と氷河期初期卒業者では、初任給に1万〜2万円の差があり、昇給や転職市場でも埋まらない。
→ 若年期のスタートラインの差が累積的に格差を拡大。
生涯所得格差は最大1億円以上に及ぶ
正規×既婚世帯と、非正規×単身世帯の間で、家計金融資産や年金支給額にも大きな開き。
◆ 家族形成・住宅取得の格差
40代時点での未婚率が異常に -
Posted by ブクログ
自身が本書でいう「氷河期後期世代」にあたることから、一般的に言われている通り、「氷河期世代」は色んな意味で他の世代より損をしているのか、さまざまなデータの裏付けを元に考察している、ということで、興味が湧き購入しました
単に収入や就職率に限らず、少子化や地域間格差、男女による違い、ニートや介護による無業者問題などの観点でも考察されていてとても興味深い内容でした
データ(エビデンス)を用いて、論理立てて考察されていてとても腑に落ちる内容だったと感じます
驚いたのは、必ずしも「氷河期世代」だけが損をしているわけではなく、「氷河期」以降は基本的に特に低所得の領域において下げが止まっておらず、格差 -
Posted by ブクログ
就職氷河期世代の一人として、巷で言われるような因果関係が果たしてデータ的に裏付けられるのか、関心がある。たとえば氷河期世代は雇用が不安定なので未婚率が高く少子化が進んでいる、と良く言われるが果たして本当だろうか?
実は未婚化の流れは氷河期世代以前から進んでおり、雇用の安定性とは相関がない。この場合、雇用状況が改善されたポスト氷河期世代では出生率が向上するはずだが、そのようなデータは見られない。同様に地方創生政策における各地方の人口移動についても、進学時点でのインパクトが大きい。
つまり就職氷河期とは、バブル崩壊後の前期後期及び、リーマン震災の二段階15年にわたる長期の現象であり、その間に男 -
Posted by ブクログ
第三次ベビーブームが来なかったのは、
バブル崩壊で、第二次ベビーブーム世代が就職氷河期世代になってしまったから、
という説があるが、この新書は、これらをデータでしっかり分析しようとしている。
とにかくたくさんのグラフが出てくる。
。。。残念ながらわかりにくい。読みにくい。
バブル崩壊で正規雇用につけず、結果年収が下がる。
年収が下がると子供を持ちにくくなる。
女性のライフスタイルが変わり、正規雇用・結婚・出産・退職・非正規雇用というのもあれば、
正規雇用のまま高齢出産、というのも増えている。30代後半、40台出産が増えたというデータもある。
いずれも仮説、そうではないか、といわれているこ -
Posted by ブクログ
ネタバレ個人的怨嗟の成仏のために読んでみた。帯のまとめの最初2つが、そうなんだ意外、と。あそこで労働環境が構造的に変わってしまったのか…経済の失敗は国を滅ぼすな。地域による差も知らなかった。
著者あとがきに深くうなづく。自分も氷河期のなかでも悲惨な氷河期後期世代ドンピシャだけど、ほんとあの時は若者の自己責任的な空気が強かった。許せん(←成仏できてない)
あと少子化は氷河期あまり関係ない、その前からだし、最近はさらに進行中だけど、ということで。原因はいろいろだと思うけど、なんだろう…一番は空気かな。空気ってなんなのかなー(盛大に話ずれた)