近藤絢子の作品一覧
「近藤絢子」の「就職氷河期世代 データで読み解く所得・家族形成・格差」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「近藤絢子」の「就職氷河期世代 データで読み解く所得・家族形成・格差」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
就職氷河期世代の就業・収入・生活実態を、統計データから明らかにしようとする本。なのだが、俗説で言われるロストジェネレーション的な傾向は証明するのは簡単ではない、というのが本書の結論。
個人的には、氷河期世代当事者として欲しかった結論ではないので、消化不良なのは間違いない。でも、主観や感情論ではなく、データ/エビデンスに基づいて議論をすべき派でもあるので、複雑な心境。
前向きに考えるなら、経年変化をデータで追おうとすると、社会が想像以上に複雑な(データの解釈が難しい)ことに気づけたのは良かった。
例えば、「大学進学率」「女性の働き方に関する考え方」「雇用慣行(雇用の流動化)」などの社会的な変
Posted by ブクログ
統計に基づいた就職氷河期世代のマクロ的な分析。当事者として興味深く読んだ。が、参照されるデータの多さ、論文調の文章が当方にはなかなか難しく。
女性のケースと地域についての章は流し読み。
最初の就職で躓いてしまい、以降低賃金の非正規雇用から抜け出せずキャリアやスキルを身につけないまま中年になってしまった。年収が低いので結婚できず、老後の年金支給額も少ない。…というのが氷河期世代のイメージか。大方、データもそれらを裏付けている。
意外だったのは氷河期世代は団塊ジュニア世代より子供を産んでいた、氷河期世代の影に隠れがちだがリーマンショックと震災のあった世代の就職状況も劣らず悲惨だった、という2点
Posted by ブクログ
個人的怨嗟の成仏のために読んでみた。帯のまとめの最初2つが、そうなんだ意外、と。あそこで労働環境が構造的に変わってしまったのか…経済の失敗は国を滅ぼすな。地域による差も知らなかった。
著者あとがきに深くうなづく。自分も氷河期のなかでも悲惨な氷河期後期世代ドンピシャだけど、ほんとあの時は若者の自己責任的な空気が強かった。許せん(←成仏できてない)
あと少子化は氷河期あまり関係ない、その前からだし、最近はさらに進行中だけど、ということで。原因はいろいろだと思うけど、なんだろう…一番は空気かな。空気ってなんなのかなー(盛大に話ずれた)