デヴィッド・ボームのレビュー一覧

  • ダイアローグ――対立から共生へ、議論から対話へ

    Posted by ブクログ

    本書によると、対話とは、共通理解を探し出す行為で、対話のビジョンとは、誰もが同じ立場にいること。ディスカッションと違って、物事の分析ではなく、議論に勝つことでも意見交換することでもなく、様々な人の意見に耳を傾け、それを掲げてどんな意味なのかをよくみること。

    もともと、ディスカッションという言葉は、打楽器や脳震盪と語源が同じで、ものごとを壊す、という意味があり、ディスカッションとは、分析、解体作業を意味するらしい。

    このあたり欧米人にはイメージつきやすいかも知れないが、対話やディスカッションに慣れ親しんでいない大半の日本人にはちょっと想像つきにくいのではないだろうか・・・また、対話については

    0
    2012年10月28日
  • ダイアローグ――対立から共生へ、議論から対話へ

    Posted by ブクログ

    何世紀にも渡って条件づけられてきた心の大部分がパラドックスにとらえられる傾向があり、結果的に現れた難題を「問題」として考える間違いを犯しがちである。

    観察者が目を向けるべき間違った点は、まさに本人の中に存在する。

    ルーマンの自己記述にもつうじる「自己受容感覚」
    インコヒーレンス:意図と結果が噛み合ない事
    コヒーレンス:一貫性

    両方必要、完全はあり得ない

    コヒーレントを人は好む(真実、や信念にも似た感覚?)

    現代/単にコヒーレントを強要使用しようとするだけで、インコヒーレンスを探して取り去ろうとはしない。→インコヒーレンスがさらにひろがる。

    終わった思考は消えるのではなく折りたたまれ

    0
    2012年07月31日
  • ダイアローグ――対立から共生へ、議論から対話へ

    Posted by ブクログ

    コミュニケーションの本であるが、コミュニケーション術には殆ど触れられていない。

    自分の内面を知る事と対話の必要性を説いた本である。

    これは実践が必要だ。社会をより良くするための力になる。

    0
    2011年01月02日
  • ダイアローグ――対立から共生へ、議論から対話へ

    Posted by ブクログ

    人と自分と思っていることを共有しようとするとぶつかるときがある。そして嗜好が同じだとしても、いつか自分の主張を通そうとすると仲が良かったと思っていたのに、修復出来ない関係に陥ってしまうことがある。そんな事例をもとに取り上げている。個人的にかなり好き。

    0
    2009年10月04日