ダイアローグ――対立から共生へ、議論から対話へ

ダイアローグ――対立から共生へ、議論から対話へ

コミュニケーション論の不朽の名著! 今こそ求められる「対話」の真髄を語る。
人はなぜ対立するのか。なぜ関係が行き詰まるのか――。
不毛な争いを避け、皆が望む未来をつくる「対話(ダイアローグ)」という方法。


対話(ダイアローグ)とは:
・情報やアイデアではなく「意味」を共有する。
・明確な「目的」を定めなくてもいい。
・人を「説得」することは必要ない。
・あらゆる「想定」を保留することが重要。
「対話の目的は、物事の分析ではなく、議論に勝つことでも意見を交換することでもない。いわば、あなたの意見を目の前に掲げて、それを見ることなのである」


「『愛があればすべてうまくいく』と言う人がいる。だが残念ながら、すべてを救う愛は存在しない。だから、もっと良い方法を考えなければならないんだ」
偉大な物理学者にして思想家ボームが長年の思索の末にたどりついた「対話(ダイアローグ)」という方法。「目的を持たずに話す」「一切の前提を排除する」など実践的なガイドを織り交ぜながら、チームや組織、家庭や国家など、あらゆる共同体を協調に導く、奥深いコミュニケーションの技法を解き明かす。


ベストセラー『学習する組織』著者ピーター・センゲ(MIT上級講師)推薦!


(本書の構成)
1.コミュニケーションとは何か
2.対話とは何か
3.集団思考の性質
4.問題とパラドックス
5.見るものと見られるもの
6.保留、肉体、自己受容感覚
7.参加型思考と無限

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ダイアローグ――対立から共生へ、議論から対話へ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    デヴィッド・ボームは、アインシュタインと共に研究をしていた20世紀を代表する物理学者の一人ですが、そんな人が晩年に提唱したのが「On Dialogue」,「対話」でした。



    彼のいう「対話」をまとめてみると、参加する人々の背景に小川のように存在する「意味」の流れを汲み取りながら、「想定」(バイ

    0
    2021年01月26日

    Posted by ブクログ

    対話と議論は異なる。
    議論は勝ち負けをつけるものであるが、対話は全員が得をすることだ。

    レーザー光線はコヒーレントに同一方向に向かうため、強い力がある。
    集団もレーザー光線と一緒で、ばらばらでは力が出せないが、同じ方向に向かうことで強い力を生み出す。
    このちからを生み出すのが対話である。



    0
    2010年05月26日

    Posted by ブクログ

    コミュニケーションが手段だとすれば目的は何なのでしょう?
    何かを勝ち取る事、うまく進める事、それとも…
    対話というコミュニケーションの基本の本質を記載した本。
    リーダークラス、人事関連の方にはおすすめできる本です。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    【目的】:自分に役立つ情報を得る。
    ・あるべきコミュニケーションは、ダイアローグ(対話)である。
    ・ダイアローグでは、コミュニケーションの目的を設定せず、結論も出さない。
    ・すべての意見は想定であり、自らと異なっても保留する。
    ・宇宙の一部としての意識により、自らのなすべきことに触れ、行う。

    #自

    0
    2009年10月07日

    Posted by ブクログ

    実務家が書いた壁打ちの本を読んだので、次は学者が書いたものを読んでみた。デヴィット・ボームという物理学者が対話について書いた本。対話に必要なことは、巧みな話術ではなく、相手と干渉しあう性質のものであると事前に理解しておくこと。つまり、自分の意見を押し通すのではなく相手の意見を受け入れる準備をしておく

    0
    2025年03月16日

    Posted by ブクログ

    230415021

    なぜ人は対立するのか。対話とは共通理解を探し出す行為だと理解できれば、議論とは違うということを認識できれば、分かるのだろう。
    サステナブルという言葉を目にすることが多い現代において、対話の重要性は増している。

    0
    2023年04月15日

    Posted by ブクログ

    例え話が極端に少ない、もしくは分かりづらいものが多く、抽象度の高い難解な本であろうと思います。

    今回、私はペア読書という3,4人で1ヶ月かけ、1日10ページ程度に区切って、読んで、その箇所の感想や質問をしながら、少しずつ読み進めるという方法で読みました。まさにその場は、ダイアローグという形で、難読

    0
    2022年03月27日

    Posted by ブクログ

    最近自分の「対話力」が低下しているのではないかとの危機感から、4年ぶりに再読。単なるディスカッションではなく、Win-Winを実現するための「対話」に必要なスキルとプロセスを解説した一冊。

    人は自分が所属する社会・集団の中で身につけた「思考と感情」により、事実をありのままに見ているつもりでも無意識

    0
    2015年06月08日

    Posted by ブクログ

    邦訳のサブタイトル『対立から共生へ、議論から対話へ』というのが、本書を平易なものだと勘違いさせる原因になっているのではないかと思います。
    自身の知識と読解力の貧弱さを棚に上げて…というのは気恥ずかしいですが、それでもやっぱり生易しい内容の論文ではありません。

    物理学者という背景が、文章を複雑にして

    0
    2015年02月09日

    Posted by ブクログ

    自分には難解すぎた。

    本によると、以下の引用のように、
    「思考」の機能がさまざまな対立の原因である。

    『人が持っているさまざまな意見が、過去の思考の結果だという』
    『思考は結果を生み出すが、そのあとで、自分はそんなことをしなかったという』
    『人類の問題はすべて、思考に自己受容感覚がない事実が原因

    0
    2013年07月23日

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