デヴィッド・ボームの作品一覧
「デヴィッド・ボーム」の「ダイアローグ――対立から共生へ、議論から対話へ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「デヴィッド・ボーム」の「ダイアローグ――対立から共生へ、議論から対話へ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ビジネス・実用
Posted by ブクログ
デヴィッド・ボームは、アインシュタインと共に研究をしていた20世紀を代表する物理学者の一人ですが、そんな人が晩年に提唱したのが「On Dialogue」,「対話」でした。
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彼のいう「対話」をまとめてみると、参加する人々の背景に小川のように存在する「意味」の流れを汲み取りながら、「想定」(バイアスのようなもの)にとらわれずに、新たな意味をつくりあげる営み、という感じでしょうか。
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私は大学生の頃からファシリテーターのような役割を経験してきましたが、2013年頃にこの本を読んでから、姿勢が変わったように思います。なんというか、本当に、話し合いの場に参加するときには「小川」をイメージすることから始めています。
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7年以上経ったいま、読み直してみましたが、うなずきが止まらないというか。熟練のファシリテーターにとっては当然のことが滔々と書かれている本だと思いますが、何度読んでも色褪せない、原点回帰できる本だと思いました。
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人々の行動や発言の背景には必ず、ボームのいう「想定」があると思います。人々が個別にもつ「想定」をぶつけ合い、それを認めさせようとする話し合いはディスカッションであり、それは対話とは明確に異なるものである、とボームはいいます。
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そうではなくて、対話にはそもそも、特定の目的や議題などは存在しない。お互いがもつ想定の意味(どうしてそう思うのか?)を導き出し、共有し、(小川の流れに意見を乗せていくように)その意味をつなぎ合わせながら、そのグループにおける新たな意味をつくりあげること。
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いわゆる「ブレインストーミング」と呼ばれる場で、おしゃべりな人がバババーっと喋ったことがそのままグループの意見になることや、付箋に書かれた意見を見た目だけで機械的に並び替えて「グルーピング」して「グループの意見がまとまりました」ということがたまにあります。
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というよりは、「どうしてそう思ったのか」「それについて、あなたはどう思うのか」を(もちろん、言葉による発言を強要するのではなく、その人に合う表現方法で)導き、つないでいく、という感じかなあ、と。
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無目的、かつ言葉の意味を拾いながら雑談する場を大切にしたいものですね。
Posted by ブクログ
対話と議論は異なる。
議論は勝ち負けをつけるものであるが、対話は全員が得をすることだ。
レーザー光線はコヒーレントに同一方向に向かうため、強い力がある。
集団もレーザー光線と一緒で、ばらばらでは力が出せないが、同じ方向に向かうことで強い力を生み出す。
このちからを生み出すのが対話である。
対話では勝利を得ようとするものはいない。もし、誰かが勝てば、誰もが勝つことになる。対話では点を得ようとする試みも、自分独自の意見を通そうとする試みも見られない。それどころか、誰かの間違いが発見されれば、全員が得をすることになる。これは、お互いに満足のいくゲーム、と呼ばれる状況だ。
Posted by ブクログ
【目的】:自分に役立つ情報を得る。
・あるべきコミュニケーションは、ダイアローグ(対話)である。
・ダイアローグでは、コミュニケーションの目的を設定せず、結論も出さない。
・すべての意見は想定であり、自らと異なっても保留する。
・宇宙の一部としての意識により、自らのなすべきことに触れ、行う。
#自分が求めていたコミュニケーションのあり方を提示してもらった気がする。
#しかし、ダイアローグの場を設定すること自体、理解を得られるか、また継続させることも、近代社会の意識の中では、なかなか難しそうだ。
#意見を批判せず、発展させる点は、目的をもってすればブレーンストーミングのようなイメージだと思った。
#自己認識の問題は、どこかのレベルで定まるものではなく、状況等に応じて変化する重層的なものだと思うので、ダイアローグの場との意識のすりあわせが常に上手くいくとも思えない。
#課題は多々ありそうだが、従来にない(あるいは古くからあった)コミュニケーションとして、参加してみたいと感じた。