平芳裕子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ西洋の衣服の歴史、日本の洋装化の歴史、メディアとの関わり、ファッションが美術鑑賞の対象として取り上げられるようになった経緯など、ファッション研究の入り口になりそうなテーマを多角的に紹介している本という印象を受けた。
個人的に興味を惹かれたのはお針子(現代では縫製工場)の労働問題について。
「服を作ることは、私たちの生活や生命と関わりを持つ行為です。しかしその作業の本質は、それが単純な反復労働であったり、女性の手仕事であったりしたという事実から、軽視されています。」
服を作ることは、昔は女性なら誰でもできたのかもしれないが、今は誰でもできる仕事ではない。それに着心地の良い服、長持ちする服や美 -
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Posted by ブクログ
先輩から勧められて、読んでみた。
タイトルだけでは興味を持てるように思えなかったが、読んでみるとけっこう引き込まれる内容だった。
著者が東大において行った集中講義の内容を書籍化したものとなっている。
内容としては、ファッションの歴史、学術面からのファッション研究についてといった感じ
読んでいて、今あるファッションというのは、歴史があって、今に至るもので、当たり前に思っているものが過去に理由があってのものだということ。
本書の中でも繰り返し、ファッションを取りまく女性についての記述(とそれに伴って男性についての記述)があるのだが、
ファッションの性差は歴史的にかなり根深いものだと感じた。
今 -
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Posted by ブクログ
ファッションにまつわるさまざまな視点が網羅的に語られている。 筆者は神戸大学で「ファッション文化論」を教えており、そろそろ教科書が欲しいと思った折に東大より集中講義の依頼を受け、資料を抜本的に組み直した。本書はその講義内容を書籍化したものであり、新書サイズの本であるものの内容の網羅性は教科書的である。
わたしは近代ファッション史(特に消費文明との関わり)について知りたかったため、第5講と第6講から読み始めた。その途中で前後の講義への誘導もあったため、興味の向くままページをめくり、大いに楽しませて頂いた。全て読み終わったあとに、改めて第1講を読むと、服をまとうことの本質について思いが馳せられてな -
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