平芳裕子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「東大」でファッションの講義ができる!という筆者の興奮が伝わってくる本でした。
昨年、初めて「半・分解展」(18〜19世紀ごろの欧州の衣装を服の形のままだけでなく、裏返したり、分解したり、下着も展示し、当時の服飾を外から見える完成品とは違う観点から考察する展示会)を見にいったので、近代の服飾の歴史はなじみがありました。
こうして講義という形に整理されているのは、わかりやすくありがたいです。
(「東大」でファッションの講義ができる、という筆者の興奮には、・・・あまり感情移入できなかったのですが(苦笑)、まぁ学問の世界ではきっとそれも重要なのでしょう)
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Posted by ブクログ
先輩から勧められて、読んでみた。
タイトルだけでは興味を持てるように思えなかったが、読んでみるとけっこう引き込まれる内容だった。
著者が東大において行った集中講義の内容を書籍化したものとなっている。
内容としては、ファッションの歴史、学術面からのファッション研究についてといった感じ
読んでいて、今あるファッションというのは、歴史があって、今に至るもので、当たり前に思っているものが過去に理由があってのものだということ。
本書の中でも繰り返し、ファッションを取りまく女性についての記述(とそれに伴って男性についての記述)があるのだが、
ファッションの性差は歴史的にかなり根深いものだと感じた。
今 -
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Posted by ブクログ
ファッションにまつわるさまざまな視点が網羅的に語られている。 筆者は神戸大学で「ファッション文化論」を教えており、そろそろ教科書が欲しいと思った折に東大より集中講義の依頼を受け、資料を抜本的に組み直した。本書はその講義内容を書籍化したものであり、新書サイズの本であるものの内容の網羅性は教科書的である。
わたしは近代ファッション史(特に消費文明との関わり)について知りたかったため、第5講と第6講から読み始めた。その途中で前後の講義への誘導もあったため、興味の向くままページをめくり、大いに楽しませて頂いた。全て読み終わったあとに、改めて第1講を読むと、服をまとうことの本質について思いが馳せられてな -
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Posted by ブクログ
学問として認められてこなかった「ファッション」について東大で4日間の講義をした内容をまとめた新書。学問としての「ファッション」というと服飾史にあたることが多いがこの著者の平芳裕子氏は「ファッション」はさまざまな分野の研究者たちが多角的な視点で考察するからこそ学問として成り立っているとしている
衣服を身につけるとはどういうことか、布の裁断、作法としてのファッション、ファッションデザイン、女性とファッションなどあらゆる方向からファッションを読み解き、「ファッション研究」の概論がわかるような内容となっている
着飾る性が男性から女性へ変化していったことや、お針子や裁縫仕事をする女性などジェンダー的な視