【感想・ネタバレ】東大ファッション論集中講義のレビュー

あらすじ

ファッションとは何か? 衣服とは? 12のテーマを通じて文化や芸術としてのファッションを学び、歴史と未来に問う。東大生の反響を呼んだ一度きりの特別講義がその熱を凝縮した一冊となってよみがえる。

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服飾→ファッションの歴史を外観できて面白かった。西洋における衣服(特に女性用)の変遷を知ってから日本の鹿鳴館を見ると、当時の洋装に対する意識みたいなものが少しだけ分かる気がした。

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2026年03月10日

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ファッションを学問から見る本を初めて読んだかも。
母の胎内、皮膚の変わりに纏う布!だから毛布が好きなのかも?
研究対象として浅いもなんだかな。純粋芸術より身近でむしろ好きだけどな~!

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2025年12月20日

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面白ー!

フランス革命、産業革命以前は男性も着飾るのが当たり前だったとか
ファッションデザインの概念を作ったのがチャールズフレデリックワース
女性服に実用性をもたらしたのがCHANEL
戦後オートクチュール黄金時代を築いたのがDIOR
後任デザイナーがイヴ・サンローラン
とか
現代のハイブランドも新進気鋭の時があったんだな..

すごく面白かったけど集中講義をまとめた内容だから読み返しはしにくかったかな

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2025年05月21日

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絵画に描かれている服の時代背景と現代までの大きな流れがわかった。問題提起の観点が、「言われてみれば確かに…」と感じることばかりのため、興味深く読み進めることができた。なんとなく観ていたファッション関連の展覧会も、これからは違う視点で考えられる気がする。

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2025年04月25日

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ネタバレ

西洋の衣服の歴史、日本の洋装化の歴史、メディアとの関わり、ファッションが美術鑑賞の対象として取り上げられるようになった経緯など、ファッション研究の入り口になりそうなテーマを多角的に紹介している本という印象を受けた。

個人的に興味を惹かれたのはお針子(現代では縫製工場)の労働問題について。
「服を作ることは、私たちの生活や生命と関わりを持つ行為です。しかしその作業の本質は、それが単純な反復労働であったり、女性の手仕事であったりしたという事実から、軽視されています。」

服を作ることは、昔は女性なら誰でもできたのかもしれないが、今は誰でもできる仕事ではない。それに着心地の良い服、長持ちする服や美しい服を作ろうとするなら相応に縫製やパターンなどの難易度も上がるはず。正当な対価が支払われるようになってほしいと思う。

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2026年03月07日

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表象文化論、ファッション文化論が専門の神戸大学大学院教授によるファッション論。東大で行った集中講義を書籍化している。

ファッションついて、服飾史やどのような研究分野があるのかが体系的に紹介されている。これから研究する人のための入門書といった感じ。日本でのファッション研究は、哲学者の鷲田清一さんが先駆けのようだ。

1990年代にファッション論を学んだ研究者たちが、今活躍し始めているのだそう。今後もおもしろいファッション系の学術的な書籍が出てきてほしいと思った。

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2025年12月26日

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 時代時代の衣服は結果しか見る事ができず「なぜこのような格好を?」という疑問を残しつつ鑑賞するしかなかった。だが本書はその文脈を簡単ではあるが示し、西洋ファッションの全体像を把握する事ができる。現在の感覚であると珍妙に見えてしまう、それぞれの時代の姿は、背景や環境、戦争などの大きなうねりの結果導き出された解答である。
 シャネルの事を知りたいなあと思いつつ、ユリイカのシャネル回を積読しているのだが……本書で偶然にもシャネルとは何なのかを教えてくれて、非常に有り難かった笑

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2025年10月11日

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ネタバレ

服飾の歴史が興味深かった。貴族の下着がはみ出たスラッシュ。脚を見せたのは男性。華やかな装飾は男女問わずが、フランス革命以降、男性は地味な長ズボンへ。女性は経済力・社会的地位を表象するものとして派手なまま。オートクチュールはパターンを顧客のサイズに合わせて仕立てるもの。パターンとコピー。コルセットからの解放→実用スタイルへ。シャネル、ディオール、イヴ・サンローランへ。シャネルはアメリカで高い評価。当時のアメリカの理想を概念化。ツーピースのシャネルスーツ。糸紡ぎ→お針子。産業革命とファストファッション。

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2025年09月18日

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ファッションと聞くと、移ろいやすくて、学問の対象になるものなのかなという第一印象でしたが、そこも含めて丁寧にファッションの変遷を知ることができました。 服飾史の文脈と哲学や社会学の文脈は、毛色が違いましたが、いろんな側面から見ることができることもファッションの魅力と感じたしだいです。

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2025年07月30日

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表彰文化論、ファッション文化論を専門とする著者が、2023年7月18日~21日に東京大学で行った4日間の集中講義「ファッションを考える/ファッションで考える」の内容を書き起こした、ファッション論についての入門書。
これまであまり縁のなかったファッションをめぐる歴史や理論、エピソードなどについて幅広く知ることができ、勉強になった。東大を前面に出したキャッチーなタイトルだが、集中講義のライブ感も感じられ、よき教養書だなと感じた。

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2025年07月10日

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学生の頃に読んでいたファッション研究や服飾史の本は、表面的な感じがしてしまったり、服飾の形の移り変わりだけのような気がしてしまっていたけれど、本書は読み応えがあった。最後のほうで、ファッション研究の最近の傾向についても書かれていて、いろいろな研究が行われ、ファッション研究の層が厚くなっているということがわかった。読まなくなってかなりの時間が経ってしまっているけど、ファッション研究の本をいろいろ探して読んでみたくなった。

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2025年07月04日

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先輩から勧められて、読んでみた。
タイトルだけでは興味を持てるように思えなかったが、読んでみるとけっこう引き込まれる内容だった。

著者が東大において行った集中講義の内容を書籍化したものとなっている。
内容としては、ファッションの歴史、学術面からのファッション研究についてといった感じ

読んでいて、今あるファッションというのは、歴史があって、今に至るもので、当たり前に思っているものが過去に理由があってのものだということ。
本書の中でも繰り返し、ファッションを取りまく女性についての記述(とそれに伴って男性についての記述)があるのだが、
ファッションの性差は歴史的にかなり根深いものだと感じた。
今感じる「らしさ」というものがそうした歴史によって成り立っており、そこには再考してみる余地があるのに、なかなか考え直されていないのではないかなと感じた。

普段あまり考えない分野について考えさせてくれる本だった。

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2025年07月01日

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オートクチュール、プレタポルテなどあまり口にしない語句が出てくる面白い講義録だった.昔の王侯貴族は男でも派手な服を来ていたことが絵画などから分かるが、次第にそれらが女性の服装に移っていったことが分かった.シャネル、ディオールなどの活動が細かく描写されており、ファッションという分野の歴史を表していた.洋服の型紙の話が出てきたが、私の母が型紙を使って服を作ってくれていたことを思い出した.60年前頃の話だ.

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2025年06月12日

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ファッションについて東大で講義があったと知って読みたいと思った本。神戸大学の准教授が著者とのこと。胎内で包まれていたものから生まれると同時に引き剥がされる切断の傷という考え方面白いと思った。ファッションが男性のものから女性中心のものへの変化、そこから多様性の時代の服装のジェンダー問題への繋がりも感じる。ファッションを通して社会の色々なことを考えるのは面白いと思える本でした。

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2025年05月19日

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ファッションにまつわるさまざまな視点が網羅的に語られている。 筆者は神戸大学で「ファッション文化論」を教えており、そろそろ教科書が欲しいと思った折に東大より集中講義の依頼を受け、資料を抜本的に組み直した。本書はその講義内容を書籍化したものであり、新書サイズの本であるものの内容の網羅性は教科書的である
わたしは近代ファッション史(特に消費文明との関わり)について知りたかったため、第5講と第6講から読み始めた。その途中で前後の講義への誘導もあったため、興味の向くままページをめくり、大いに楽しませて頂いた。全て読み終わったあとに、改めて第1講を読むと、服をまとうことの本質について思いが馳せられてなかなかに楽しい。
女性服についての話がメインであり、必然的に、女性解放やジェンダー論への目配せもある。本書がいうファッションは、主には女性服の変遷についてのものだ。男性服についての教科書ではないことは留意したい。

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2025年04月09日

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ネタバレ

ファッション論について初めて知った。ファッションの歴史とそのファッションが現われてきた理由が面白かった。

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2025年03月15日

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ネタバレ

ファッション業界というかアパレルで働いているが、実はあまりファッションに興味があるほうではないが、面白かった。
特に好きだったのは、シャネルの話と日本のファッション史。
掘れば掘るほど深く、手を伸ばせば伸ばすほど広くファッション論はあるんだろうなー

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2025年02月28日

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ファッションが学問となるには大きなハードルがあったという事がわかった。今では当たり前の美術館におけるファッション関連の展示も、当時は大きな論争があったとのこと。
ガブリエラ・シャネルの偉大さもわかった!

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2025年02月16日

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ファッションスタディーズ入門だ 主に歴史的側面をさらえる

「服は、誰かが縫わなければできあがりません。誰かが縫った服を、私たちは着ています。」(p.215)

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2025年01月18日

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仕事の中でヨーロッパとアメリカでも衣服に対するスタンスが薄々違うと思っていました。この本を読んでその理由の一端が分かってスッキリしました。

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2025年01月13日

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学問として認められてこなかった「ファッション」について東大で4日間の講義をした内容をまとめた新書。学問としての「ファッション」というと服飾史にあたることが多いがこの著者の平芳裕子氏は「ファッション」はさまざまな分野の研究者たちが多角的な視点で考察するからこそ学問として成り立っているとしている
衣服を身につけるとはどういうことか、布の裁断、作法としてのファッション、ファッションデザイン、女性とファッションなどあらゆる方向からファッションを読み解き、「ファッション研究」の概論がわかるような内容となっている
着飾る性が男性から女性へ変化していったことや、お針子や裁縫仕事をする女性などジェンダー的な視点からの論考もしっかりとなされている
平芳裕子は「日本ファッションの一五〇年」も直近で刊行しており、日本におけるファッションの変化ならそちらの本をおすすめしたい

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2025年01月11日

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本書の冒頭にもあるようにファッションは、多くの人が関心を持っているにも関わらず、多様で掴みにくいため、学問として成立しづらかったようだ。研究者を目指す大学院生が手を出すべきではないというのも頷ける。このことは、マーケティング分野において若手がインターネット・マーケティングに手を出すなと言われていたのと共通する。

本書はそうしたファッションについて、歴史を中心に分かりやすく解説している。ただし、ファッションというものがいまだ掴みにくいものだという印象も持った。

興味深かったのは、コピー商品に対するガブリエル・シャネルとポール・ポワレのスタンスの違いに関する箇所だ。コピー品は所詮コピーに過ぎず、本物へのますますの憧れにつながるとシャネルは見ていたのだろう。

また、日本におけるファッション論の隆盛に鷲田清一が貢献していることも興味深かった。鷲田の著作で読んだことのあるのはメルロ=ポンティに関するもののみで、ファッションの論客でもあることは知らなかった。今度は、ファッションに関する鷲田の著作を読んでみることにしよう。

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2025年01月09日

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ファッションの授業というものは受けたことがなかったので、新鮮な気持ちで楽しく学ぶことができました。ただ、基礎的な知識がない分、ワードや文章がスッと頭に入りづらい部分が所々ありました。

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2026年01月21日

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欧米ではどんな洋服を着るかが主張の表明になっていたし、ファッション雑誌のへんてこストーリーもその主張の醸成に一役買っていたのだね。勉強になった。
ただ、ファッションの世界の人は服に興味がない人のことが理解できていないのでは、と不安になった

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2025年10月31日

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ファッションとは「同じ社会を生きる人々と共にありたい」「人と同じでありたい」という同一化の願望と、「一緒でいたいけれど人と違ってもいたい」という差別化の欲望の両方を同時に 叶えるものです。

また、ファッションは時代の価値観を表すものであります。例えば西洋ではシャネルスーツが登場し社会的・身体的抑圧から女性を解放することに貢献し、日本でも国際化の流れで洋装が推進されました。興味深いことに、男性の洋装化は比較的スムーズだった一方で、女性の場合は家庭生活への影響や洋服の構造、高価格といったさまざまな課題があり、普及が遅れたという歴史的背景が本書で解説されていて、とても印象的でした。

時代の価値観や社会背景を反映し、抑圧からの解放に貢献してきたファッションですが、現代ではどのような役割を果たしているのかについても考えさせられました。機能性があり、自分表現の自由度が高まった一方で、大量消費や廃棄などの問題もあります。日本では洋装が主流になる中で、着物を着ていたからこそ生まれた「所作」や「作法」が失われつつあることに寂しさや危機感を感じました。

解放というと一見前向きに聞こえますが、伝統や文化の側面が置き去りにされてしまうこともあるため、そのバランスの難しさについても考えさせられました。

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2025年07月23日

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オートクチュールからプレタポルテへ。ファッション史が女性史と結びつくことが分かった。あとイサドラダンカン出てきた。

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2025年06月05日

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ファッション史であり、社会史的な解説。ファッションに関わる様々な問題を語っており、これで完結するというより、これを導入として諸所の問題に関してはまた別の書籍に当たるのが望ましい。ただファッションを手掛かりとして、様々な問題意識をするのに最適

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2025年05月05日

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ネタバレ

昔のヨーロッパの王様や貴族は、男性であってもストッキング、赤いコート、宝石、ハイヒール、草花のレースが施されたコートなどを着用していた。勿論、一般人は異なるのだろうが、今のスーツ文化と比べると昔の方が少なくともファッション的には多様であった。(現代のお偉いさんで個性的な格好をしているのは、アラブの国王?インドのモディ首相?ゼレンスキー大統領?)私は私服をファストファッションに頼りがちだが、これだけ庶民にファッションの選択肢がある時代は未だかつてなかっただろう。ユニクロ、古着、ブティック、オートクチュール、ZOZOTOWN、コスプレ…仮にスーツを着用する男性であっても、黒や濃紺以外の選択もある。男だからこのスタイル、私はファッションに興味ないから…と視野と選択肢を狭めてはもったいない。人の数だけスタイルが用意されている現代、それを選ぶか否かはあなた次第だ。

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2025年03月26日

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仕事とは直接関係ない教養書を読む機会があまりなかったので、かなり難しいと感じた。ただ、衣服としてのファッション、以外の視点を獲得できたのはよかった。ファッションに関する他の書籍も読んでみたい。

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2025年02月19日

Posted by ブクログ

東京大学での同名講座の内容をまとめたもの。
講義録なので当然だが、門外漢にも分かり易く整理されている一冊。
『この先』を知りたい向きには、参考書の紹介も欲しかった気もするが、それを自ら探すのは『学習者』がするべきことなのでしょう。

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2025年01月14日

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