東島沙弥佳のレビュー一覧

  • しっぽ学

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    しっぽを、日本書紀から発生学まで、非常に多様な分野をご自身で学ばれ追求されているのはすごい。
    こういう越境的な側面が、総合診療医に似てるなと思いながら読み進めた。
    越境は楽しい!

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    2025年10月31日
  • しっぽ学

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    文系、理系の垣根を超えた研究。筆者の専門しっぽ学。人間がしっぽを無くした理由の考察や骨の形状からしっぽの長さを考察したり。また世界に多くあるしっぽを失くす民話など。
    筆者の試行錯誤していく課程が多く描かれるところが独自の魅力。

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    2024年10月26日
  • しっぽ学

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    まだまだ研究途上のことも多く、これからの展開も期待される「しっぽ学」。その研究内容を素人にもわかりやすく紹介しながら、自身の研究者としての日常も綴り、筆者丸ごと親近感を持てる内容になっている。やわらかい頭で、学域を超えて縦横無尽に研究を進める中で、どんどん新しい見解も出てこようと思うので、いつか「しっぽ学2」もまとめていただきたい。京大が将来有望と太鼓判を押した若手研究者が所属するという「白眉センター」。白眉なその名称にも拍手!

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    2025年10月04日
  • しっぽ学

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    モンキーはしっぽがある〝猿〟ニホンザル
    エイプはしっぽがない〝類人猿〟ゴリラ、ヒト
    テナガザルはしっぽがないエイプ…まぎらわし!
    『猿の惑星』=『Planet of the Apes』
    チンパンジーとオランウータンはしっぽがない類人猿だから…ってじゃあ『類人猿の惑星』じゃん!
    語呂の問題?日本語の〝猿〟拡大解釈すぎ

    えーーー!
    Human tail、えーーー!
    まじじゃん!しっぽじゃん!
    おしりからしっぽ生えとる!すげーーー!
    かっこよ…くはない!まったく!
    これならいらんわ!

    悪魔にはしっぽが描かれるが、天使にはしっぽがない
    たしかに!
    ばいきんまんにはしっぽあるけどアンパンマンにはない

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    2025年04月22日
  • しっぽ学

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     幼い頃、わたしは、しっぽが欲しかったw
    で、母のキツネの襟巻(もちろんフェイクファー)をスカートの後ろにつけて、誇らしげに家の中を歩きまわって、母に叱られたw
     「だって、カワイイじゃない!」と言い訳したけど、あきれられただけだった。

     この本のタイトルを見た瞬間、わたしのしっぽ熱は再燃した。けど、しっぽの可愛さを探究する学問ではなかった(残念)

     著者 東島沙弥佳(とうじま さやか)さんは、京都大学白眉センター特定助教。東島さんの取り組んでいる研究は、「しっぽという一つの研究対象を様々な角度から見てみること」で、その先に「ひと」がどのように「ひと」になったのかを見出そうという研究だそう

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    2025年03月19日
  • しっぽ学

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    ●しっぽについてあらゆる角度で研究していこうとしているのがよくわかる。生物の部位のことなのだから、生物学の分野なのかなと考えてしまうが、人文学的視点からも研究しようとする著者の頭の柔らかさはすごいと思った。

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    2024年12月12日
  • しっぽ学

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    <目次>
    第1章  「ひと」を知るためのしっぽ学
    第2章  しっぽと生物学~しっぽがしっぽたりうる所以
    第3章  しっぽと人類学~「ヒト」へと至る進化の道のり
    第4章  しっぽと発生生物学~ヒトはしっぽを2度失う
    第5章  しっぽと人類学~しっぽから読む「人」へのみちのり

    <内容>
    世の中にもあまりいない、生物の「しっぽ」を専門に研究する著者の本。初めての単著であることを考えると、「まあ、こんなもんか」と思う。最低限のしっぽの知識を、あらゆる角度から紐解く。著者紹介にも、「ヒトがっしっぽをどのように失くしたか、人はしっぽに何を見てきたかなど、文理や分野の壁を越えてしっぽからひとを知るための研

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    2024年09月16日