リズ・ニュージェントのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった。
父親は冗談で「ゴミに出して燃やしてくれ」って言ってたけどサリーに冗談は通じないと理解してたはずなので、まあなんかちょっとおかしくなってたのかな。死期もちゃんとわかってたわけだし。
無神論者だったと思うけど、それでも遺体を燃やすのに抵抗のある文化圏だと思うので、悔悟の念だったのかなと想像する。
サリーの育ての両親二人の力関係も後からわかるの面白い。
ピーターがsというイニシャルで送ってきたのは、神の息子のsonで?
まだ父親に縛られてるよっていう暗示かな。
その父親もその母親から父親の役割を担わされたとあるので、実母×実息子の関係があったのかな。だから大人の女性がダメになった -
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Posted by ブクログ
★5 壮絶な過去に向き合う女性、人間の可能性と成長に痺れる傑作 #サリー・ダイヤモンドの数奇な人生
■あらすじ
アイルランドの田舎町、変わり者のサリー・ダイヤモンドは義父と二人で静かに暮らしていた。ある日彼女は義父が病気で亡くなっているのに気づく。生前自らが亡くなってしまったら焼却炉で焼いてくれと言っていたのを思い出し、そのまま遺体を焼却してしまったのだ。
警察からは温情をいただくことになったが、マスコミから注目の的にされてしまう。人とコミュニケーションをとるのが苦手な彼女は、これからひとりで生きていくことは可能なのか… そして彼女は義父から遺された手紙を読み、衝撃の事実を知る。
■きっ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ始まってすぐに亡くなった養父をゴミ袋に入れ焼却炉で火葬する。このスピード感がずっと続く。
過保護に育てられてきたサリーの人生がここから動き出す。
彼女の壮絶な過去を少しずつ明らかにしつつ、自分をコントロールしようと奮闘するサリーの日々が恐ろしいくらい面白い。
が、この小説はあらすじでは明かされていない事件が、終わりまでずっと展開するけど、この描写が無理な人は読むのは無理かもしれない。
ルームという映画が近い話になると思う。
この映画を一緒に見ようとした友達は始まってすぐに見るのをやめて退席した。
登場時のサリーは42歳、この年齢でこの設定は珍しい。
読んでいると彼女に肩入れしたくなるが、感情 -
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Posted by ブクログ
「死んだらゴミといっしょに出してくれ!」そう言っていた養父が亡くなり、実際に養父をごみ袋に入れて焼いてしまったサリー…
そしてそのことを隠すこともなく、「自分で焼いた!」と話すサリーには情緒の欠陥があり、変わり者と呼ばれている
物語はそんなサリーが自分の過去を知り、自分を変えていこうとするパートと、彼女の過去に関わる重要な人物の視点で語られるパートで進んでいく
そして徐々に明かされていく二人の過去はあまりにショッキングで…
ダークで悲惨で、決していい読後感というわけではないが、作品はとても読みやすく、サリーのキャラクターのせいか最後までほぼ一気読みだった
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Posted by ブクログ
ネタバレ面白かったです。
冒頭はサリーの物語から始まりますが、途中からピーターの物語も始まり、その後は交互に展開。
ピーターのパートが気になりすぎて、サリーのパートを飛ばし、先にピーターのパートを読んでしまいました。その後、改めて、サリーのパートも含め、落ち着いて読んでいきました。
そして読み終わり。…え…?ここで終わり?
とびっくり。
でも、そうか、その後は読者に委ねるのかと。
ピーターはともかく、サリーには少しでも、明るい未来が待っていて欲しい。
例えば、コナーの母親が、少しでもコナーに良く接していれば、こんなにもたくさんの人々に影響を及ぼす事はなかったのではないか。たった1 -
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Posted by ブクログ
CL 2025.8.18-2025.8.21
幼少期に過酷な経験をして、その後も適切に養育されなかったために"常識"がわからないサリー。
亡くなった養父をゴミ焼却炉で焼いたために大騒動となる。そこからサリーの壮絶な過去が明らかになり、一方で元々サリーが持っていた才能や豊かな情緒が解き放たれてどんどん魅力的になっていく。
並行して語られるピーターの過去からの物語はあまりにも異常で読み進めるのが苦しいほど。
全て丸くおさまるハッピーエンドではなく、かなりの不穏さを残したままのラストもどう捉えればいいのか困惑するけれど、これからのサリーが幸せになってほしいと切に願う。 -
Posted by ブクログ
ジャック・ケッチャムの「隣の家の少女」のような描写がなかなかショッキング。
でも洋書苦手人間の私ですが洋書だってことを忘れてしまうくらい読みやすくて助かりました。
昔の洋書みたいな翻訳だったら500ページ超えのこの小説は無理だった、、、
サリーはアラフィフ?で人間あそこまで変われないと思うし素敵な人だなと。
養父は毒親だったかもしれんがピーターのほうが何倍も気の毒で可哀想よ。
一方、最後のあの子は同じ境遇でもキラキラしていて尚更気の毒で…
サリーが変わっていく様子に前向きなメッセージの小説かと思ったら最後は意外。でも周りに心配してくれる人がいるってことはやっぱりサリーの根底はいい人っ