ジョン・バーン他のレビュー一覧

  • X-MEN:ダーク・フェニックス・サーガ

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    X-MENシリーズの伝説に残る「ダーク・フェニックスサーガ」の邦訳。ジーンに訪れるダーク・フェニックスとしての悲劇的な結末はさることながら、それまでの過程が、一つの事件を解決する中でちゃんと布石を打っているのがすぐれている。矢継ぎ早に様々な苦難に対処していく中で、いつの間にかどうにもならなくなっていく様に哀しさがある。
    力を持ち過ぎた故の悲劇、というテーマは他の作品でも良く語られるものだが、この最後の一話のジーンの独白からウォッチャーの語りまで、すべてにおいて色あせない魅力があると感じた。
    ヘルファイヤー・クラブ、ホワイトクイーン、ダズラーにキティ・プライドなど、その後のX-MENでも重要なキ

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    2019年07月20日
  • X-MEN:ダーク・フェニックス・サーガ

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    映画化されただけあって、さすがに名作。ジーン・グレイの死だけでなく、エマ・フロストやキティ・プライドもこのエピソードから生まれたのは意外だった。途中から話のスケールがどんどん大きくなっていき、最終的には宇宙規模になるのがいいよね。アートもダイナミックで楽しかった。「アヴェンジャーズ vs X-MEN」をはじめ、邦訳アメコミの解説でたびたび言及されている作品だけに、今回、翻訳されてよかったなあ。

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    2019年07月02日
  • ワンダーウーマン:ベストバウト

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    1話でキリよくバラエティ豊富、多少食い足りなさはあるがワンダーウーマンの個性も出た話揃いで好編集。G.ペレスの複雑な話を手短に語る圧倒的技能、G.ルッカの丁寧な英雄譚が印象的。作画もレジェンドから職人までどれも見栄えがする。

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    2017年09月12日
  • X-MEN:デイズ・オブ・フューチャーパスト

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    映画『フューチャー&パスト』の原作が収録されたX-MEN個人誌のクラシックな一冊。映画で興味を持った人にはそれほどお勧めしないが、X-MENそのものへの関心が高い人は必読の一冊である。

    この時期のアメコミの邦訳は入手するのが大変な中、それが入手しやすい邦訳で出ているのだけでもありがたい。しかも、それだけではなくサイクロップスの回想という形で「#1」…本当に最初の最初からどんな戦いを繰り広げてきたのかというのが事細かに説明される話が掲載されているのだ。その資料価値たるや。解説書ではここまで時系列順にはわからないので、ぜひ一読したいところだ。

    表題作の「デイズ・オブ・フューチャーパスト」編はな

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    2016年08月16日
  • X-MEN:デイズ・オブ・フューチャーパスト

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    クリス・クレアモント、話をこじらせる天才〜。そりゃ解説がメチャクチャな量にもなる。表題作から希有壮大な地獄編、一方孤軍奮闘のアクションサスペンスのクリスマス話までやっぱり稀代のストーリーテラーぶり。バーン&オースティンコンビの男っぽくも流麗なアートも魅力的。

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    2015年01月03日