山本輝太郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
世間にあふれる疑似科学。思いつくだけでも、電磁波、水素水、コラーゲンやデトックス、シミが消えます、これで痩せます、フサフサになりますetc・・効果があるのかないのか、というシロモノが多い。そんな疑問に対して、「それを見抜く目」をどう養うかという観点と、その商品自体の真偽を問うのが本書。素晴らしい。
例えば、「水の色が濁って毒素を排出している気になる」系の内容。これは、販売促進のための演出であり「食塩水に電極の鉄を溶かす」などの単純な化学反応を利用しているケースが多いのだという。
面白かったのは、青色光の話。かつて、イギリスの治安の悪い都市において、住民の安全や環境を改善するために街灯を青色 -
Posted by ブクログ
科学とは何かの考え、その上で疑似科学との線引き(グレーな領域が存在する)、疑似科学の見抜き方の次の視点が事例を交えて書かれている。理論、データ、理論とデータの関係性、現代社会、人間。疑似科学という切り口の本のあまり見かけないため、参考になり、面白く読めた。
1. 科学とは何か
・科学:一定の目的・方法のもとに種々の事象を研究する認識活動および、その成果としての体系的知識(小学館デジタル大辞泉)、自然科学だけでなく社会科学や人文科学も科学の対象範囲
・ある理論に基づき具体的な仮説を設定し、それがデータによって検証されることによって理論が正当化され、一般化していく→科学とは方法論そのもの
・ク -
Posted by ブクログ
興味を惹かれる内容なのに、字が小さくて読みづらかった。
特に薄いオレンジ色の細字は、読むのにストレスが溜まるレベル。(なので★1つマイナス)
昔から存在するおかしな広告に騙されないための知識を身につけるのにいい本だと思う。
今だと、グルコサミン、コンドロイチン、ヒアルロン酸というキーワードを出しておけば商品が売れる。
効果を示すデータは無いが、目立った副作用もないので、プラセボ効果を利用した商売だと思っている。
本書で興味を惹かれた話題
・ブルーライトの説を徹底検証!
・肩こりは磁石にお任せ?
・「水素水」の是非やいかに
・EPAで血液サラサラってほんと?
・漢方が科学になるまで
・マイ