藤田壮眞のレビュー一覧

  • わたしは、あなたとわたしの区別がつかない

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    等身大の言葉で、活き活きと自身の経験や考えを綴っていてページを捲る手が止まらなかった。一気読み。定型発達の人が生きることを前提に作られた社会での生き辛さを抱えながらも、本人が楽しんでる様子も垣間見えるのが良い。言葉選びもセンスがあり、卒業式の章は少しホロリときた。

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    2026年02月26日
  • わたしは、あなたとわたしの区別がつかない

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    「わたしは、あなたとわたしの区別がつかない。」
    この言葉の解像度がぐっと上がった気がする。

    自分と他者の境界線がわからない。
    どこまでも自分で、でもどこにも自分がいない。
    それは、すごく寂しいことなんだろう。

    「まだ通常の世界の初心者だ。初めて旅する外国のように、知らない文化や言葉の壁にとまどっている。」
    私達が彼らとのコミュニケーションに戸惑ってしまうのと同時に、
    彼らもこの世界でどう生きていけばいいか、どうアクセスすればいいか、必死で考えている。

    息子よ。君の世界は、一体どんなふうなんだ?
    その世界の旅に、一緒に連れて行ってくれないか。
    そして、君の目に見えるもの、聞こえるもの、感じ

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    2026年02月19日
  • わたしは、あなたとわたしの区別がつかない

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    本人の健気さや明るさも良かったけど、
    お母さんやホストファミリーなど
    周りの大人の懸命さにも泣けてくる。

    ノートの落書きみたいなイラストが
    とても愛らしいし、落書きではなく
    ちゃんとイメージ化してくれるから
    見てる世界がわかりやすい。
    イラストも相まって、自閉症の彼には
    どんな景色が見えてるのかが伝わってきた。
    景色を文字で表すって相当難しいと思うけれど、
    本当に上手な表現で(でもシンプルでわかりやすい)
    素晴らしかった。
    ────────────────
    ・幼稚園の頃のわたしは困っていなかった。代わりに母が困っていた。

    ・羞恥心。これはかなり高度だと考える。理解するには、わたし以外にも心

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    2026年02月05日
  • わたしは、あなたとわたしの区別がつかない

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    十五歳の自閉スペクトラム症当事者の藤田壮眞さんが書いた心に響くエッセイ。

    壮眞さんは四歳の頃にADHD優勢の自閉スペクトラム症と診断されている。

    幼稚園、小学校のつらかったことや、自分がどのように、世界を、他者を理解している(いた)かを、うつくしく読みやすい文章で書かれている。

    書いてくれてよかった。読んでよかった。

    親近感と驚きがほどよく混ざった読書となった。

    御本人はたぶん詩的にしようとは思ってない、詩的な表現にくらくらとする。

    しばしご友人たちに「宇宙人」と言われる、独特な世界の見方に、発見が多い。

    短歌の世界に来てくれないかなー、それとも現代川柳?と夢想する。

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    2026年02月03日
  • わたしは、あなたとわたしの区別がつかない

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    ネタバレ

    自閉症の作者によるエッセイで、作者から見える世界が描かれている。
    どう感じているのか?どういった思いをしているのか?など、自分が想像している世界とは全然違っていて興味深かった。
    作者は自閉症のほかにもADHDや成長が止まってしまう病気などを併発している。そのためはじめは「かわいそうだ」と無意識に思ってしまった。
    だが、「かわいそうだと思われたくない。自分は自分だ」といった旨の文がありはっとした。まだまだ自分には偏見があるのだと気づかされた。
    イレギュラーなことがあったり、自分の思い通りにいかないといらいらしたり少しパニックになったりすることは自分にも当てはまる。
    それと作者の母親の愛をすごく感

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    2026年01月29日
  • わたしは、あなたとわたしの区別がつかない

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    自閉症への理解が変わった。

    自閉症の方は、感覚のある一部をとても過敏に、ある一部をとても鈍感にして世界を見ているのかな、と。
    今までは勝手に距離を感じていたのだけれど、その距離が縮まったような気がした。

    印象的だったのは以下

    「わたしは明言されないやりとりは、まったくわからない。

    だから友達になるまでの微妙なやり取りは、なにが起こっているのかわからない。あなたの態度が不愉快なので、やめてくださいと言ってくれる人はなかなかいない。あなたの態度が好きなので一緒にいましょうとも言わない。

    友達関係だけではない。生活面でも海外ではこんなことをしてはいけないとガイドブックに書いてある。言葉の意

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    2026年01月28日
  • わたしは、あなたとわたしの区別がつかない

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    文章が好き ◯
    作品全体の雰囲気が好き ◯
    内容結末に納得がいった ◯
    また読みたい◯
    その他◯

    自閉症の人が見ている世界。
    彼らは「定型発達」の人たちのことを、どう思っているのか。
    周りの人からかけられている言葉をどう受け止めているのか。
    少し、触れられることができた。
    どんな言葉がOKで、どんな言葉がNGなのか、知りたいのです。


    彼自身が、世界が、シンプルな文体で淡々と綴られていく。
    無駄がなくて、とても心地が良い。

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    2026年01月26日
  • わたしは、あなたとわたしの区別がつかない

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    自閉スペクトラム障害の高校生が、「自分自身」について書いた本です。

    私自身、ADHD、ASDの診断を受けている側の人間です。彼と重なる部分もあれば、重ならない部分もあります。彼自身も書いていますが、「何に困っているか」「どうなってしまうか」は本当に人それぞれです。
    でも、ここまで文章にした彼は本当に大変だっただろうし、本当に凄いことを成し遂げたと思います。
    ページの所々に書かれているイラストも可愛らしく、彼の苦悩や考えていることが滲み出ています。

    「知らない」は怖いことだと思います。「発達障害」は目に見えない障害ですので、より怖いかと思います。でも、この本を切り口に知っていく、のもアリなの

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    2026年01月25日
  • わたしは、あなたとわたしの区別がつかない

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    ネタバレ

    興味深く読んだ。
    いろんな音が並列で聞こえてきて、自分にとって必要な音が分からない。人の表情・感情が分からない。同じ生活パターンでないと混乱する。こだわりが強い。食も自分が認めたものでないと食べない。切り方が違うと食べない。不安が強いからこだわるし、どうしたらいいか分からなくて走ったりしてしまう。
    自分と重なる部分もあった。必要以上に怖がったり、過集中気味なところ、人の気持ちが分からない。人の気持ちが分からないのは、少しずつ経験で積み重ねて分かってきた部分が大きい。私の場合はおそらく他人への興味が薄く、相手が何を考えてるかを察知できなかった。小学生の頃、なんでみんな分かるんだろうと思っていた。

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    2026年01月16日
  • わたしは、あなたとわたしの区別がつかない

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     15歳の藤田壮眞くんが記した「自閉症から見える世界」です。当事者(こんな若い子)の自伝は、とっても素晴らしい内容でした。自分と向き合い必死に綴った文章は、読むほどに爽やかで魅力的です。

     内容は、幼稚園〜小学校〜高校(現在)と続く9章構成で、経験したことを振り返りながら、現在地(成長した)視点で描かれます。
     自身の外見や行動が相手に与える誤解、苦手なコミュニケーションで生じる不調、特性による世界の見え方・聞こえ方など、興味深いことばかりです。

     壮眞くん自身は、本書を「自閉症のわたしの取扱説明書」と例えています。なるほど、同じ自閉症でも個々の特性は違うらしいですが、読み手への貴重な記録

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    2026年01月06日
  • わたしは、あなたとわたしの区別がつかない

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    自閉症の高校1年生による、自分から見た世界の見え方の記録。違いを理解して、説明できることがすごい。発達障害者も生きやすくなる社会はどんなものだろうとしみじみと考えてしまった。

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    2025年12月29日
  • わたしは、あなたとわたしの区別がつかない

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    一人の男の子の人生が描かれていた。
    こんなにもわかりやすく自分の気持ちを整理して描いていて、自閉症だという特性についても整理して述べていてすごいなと思った。
    お母さんがすごいと思った。
    二人三脚で道を模索すること、なんでもやってあげるのではなく、提示したり、決断を委ねたり、お母さん一周目だというのに達観している。
    この作品を読めて良かった。

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    2025年12月27日
  • わたしは、あなたとわたしの区別がつかない

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    賞を受賞された作文に衝撃を受け、本書も読みたいと思って手に取りました。
    自閉症の当事者からみた世界、感覚の一端に触れることができた。人によってその特性は様々だろうけど、発達障害について思いをよせるとても良いきっかけを与えてくれました。
    純粋にこの分量の文章をまとめあげられたこと、とても多くの時間と労力を割いてくださったのだろうと想像します。
    他の人にも薦めたい一冊です。

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    2025年12月09日
  • わたしは、あなたとわたしの区別がつかない

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    中学3年生夏の作文コンクールで文部科学大臣賞をとった自閉症の高校1年生が、これまでに見て感じてきた、自分のうちとそとのお話。

    悩みながら生きるということはだれにでも共通しているが、自閉症の人にはパターンがあるので、パターンのカテゴリ分け、自覚、継続して覚える、ということで成長していくらしい。家族や友達や先生との会話が多く、そこからたくさんの糧を得ているのだろうと思わせる筆致が美しい。普通のエッセイとしても十分におもしろい。

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    2025年08月19日
  • わたしは、あなたとわたしの区別がつかない

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    ずっと気になっていた本。
    高校1年生の自閉症当事者の方が書いたエッセイ。

    自閉症をもつ人がどのように感じているか、どのように世界を見ているかの一面が知れてとても興味深かった。

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    2025年02月15日
  • わたしは、あなたとわたしの区別がつかない

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    自閉症の人の感じ方の一端が見えました。
    高校1年でこれだけの文章を書けることが素晴らしいです。また、お母さんの息子さんへかける言葉も素晴らしいです。
    英語がわかりやすいというくだりが面白かったです。

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    2025年02月10日
  • わたしは、あなたとわたしの区別がつかない

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    自閉症に限らず、人との違いや、社会の中での困り感をオープンにすることが当たり前に受け入れられる社会だといい。

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    2025年02月01日
  • わたしは、あなたとわたしの区別がつかない

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    今まで外側からしか見てこなかった自閉症当事者自身から見えている世界がどのようなものなのか理解が深まった。自閉症である以前にひとりの人間でありそれぞれの足で生きているのだと感じた。最後のお母様の文章にグッときた。

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    2025年01月25日
  • わたしは、あなたとわたしの区別がつかない

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    これは素晴らしい本。
    テンプルグランディンのように、自閉度が高いながら、定型社会と自分との違いを掴み言語化に成功している。
    多くの人に薦めたい一冊。
    ー1番大切なのはあなたが笑顔で元気でいることです。
    心からそう願う。

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    2025年01月16日
  • わたしは、あなたとわたしの区別がつかない

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    自分のことを15歳でこんなにも客観視して言語化できていることに驚く。
    それだけ(彼の言葉を借りると)事件がたくさんあり、サバイバーだからなのだろう。
    発達障害が描かれると本でもドラマでも映画でも、どうしても誤解が生じる。発達障害の人はみんな驚くと走り出しちゃうんでしょー!?みたいな感じで。
    この本を読みながら著者である彼の想いや特性が自閉症の人の普遍的なものだと読者が誤解しないか心配になった。が、あとがきを読むとちゃんとその辺も書かれていた。
    お母さんの手記も良かった。

    一つだけ…。学習障害のくだりだけ、誤解を招く書き方が気になった。

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    2026年03月14日