藤田壮眞のレビュー一覧

  • わたしは、あなたとわたしの区別がつかない

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    中学3年生夏の作文コンクールで文部科学大臣賞をとった自閉症の高校1年生が、これまでに見て感じてきた、自分のうちとそとのお話。

    悩みながら生きるということはだれにでも共通しているが、自閉症の人にはパターンがあるので、パターンのカテゴリ分け、自覚、継続して覚える、ということで成長していくらしい。家族や友達や先生との会話が多く、そこからたくさんの糧を得ているのだろうと思わせる筆致が美しい。普通のエッセイとしても十分におもしろい。

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    2025年08月19日
  • わたしは、あなたとわたしの区別がつかない

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    ずっと気になっていた本。
    高校1年生の自閉症当事者の方が書いたエッセイ。

    自閉症をもつ人がどのように感じているか、どのように世界を見ているかの一面が知れてとても興味深かった。

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    2025年02月15日
  • わたしは、あなたとわたしの区別がつかない

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    自閉症の人の感じ方の一端が見えました。
    高校1年でこれだけの文章を書けることが素晴らしいです。また、お母さんの息子さんへかける言葉も素晴らしいです。
    英語がわかりやすいというくだりが面白かったです。

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    2025年02月10日
  • わたしは、あなたとわたしの区別がつかない

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    自閉症に限らず、人との違いや、社会の中での困り感をオープンにすることが当たり前に受け入れられる社会だといい。

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    2025年02月01日
  • わたしは、あなたとわたしの区別がつかない

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    今まで外側からしか見てこなかった自閉症当事者自身から見えている世界がどのようなものなのか理解が深まった。自閉症である以前にひとりの人間でありそれぞれの足で生きているのだと感じた。最後のお母様の文章にグッときた。

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    2025年01月25日
  • わたしは、あなたとわたしの区別がつかない

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    これは素晴らしい本。
    テンプルグランディンのように、自閉度が高いながら、定型社会と自分との違いを掴み言語化に成功している。
    多くの人に薦めたい一冊。
    ー1番大切なのはあなたが笑顔で元気でいることです。
    心からそう願う。

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    2025年01月16日
  • わたしは、あなたとわたしの区別がつかない

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    いろいろな感情が湧き上がってきました。
    4歳の時に自閉症スペクトラム症と診断された16歳の藤田壮眞さんが自分自身の過去と未来について書いた本です。
    自分自身のことを客観的に取扱説明書のように書いていてすごいの一言しかないです。
    この1冊を作り出すまでどれだけの時間を費やしたのか、どれだけ沢山の人が関わったのかを想像すると、この本の意味、重みがとてつもないものに感じます。

    9章「これからのことについて」で、「もう少し、あとしばらく子供でいい。」と言う壮眞さんは、すでにもう思慮深さを携えた大人なのだと感じました。
    「逃げるのは、理想と違う自分を許すこと。たぶん、そういう意味だ。」

    繰り返して読

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    2024年10月29日
  • わたしは、あなたとわたしの区別がつかない

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    面白かった!
    自閉症からみた世界が少しだけ分かった気がしました。
    よく特性の話は聞くけどこの本は具体的で例えば…と事例を挙げてあったりその時の気持ちが書いてあったりでとても新鮮で分かりやすかったです。
    幼稚園編から始まり高校編まであり成長の過程が見てだんだん親目線になって高校編読んでると大変やったのによう成長したねって気分になりました(笑)
    あと中学3年生の時に書かれてるので当然なんですが文章から若さを感じて(8番出口とか推しとかの単語が)余計親目線に…(笑)
    でも文章は読みやすく客観的に書けててすごい。
    ほぼ全てのページにイラストが書いてあって可愛いかったです。

    自閉症なだけで特別不幸なだ

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    2025年09月11日
  • わたしは、あなたとわたしの区別がつかない

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    見えている世界を共有してくれたことに感謝の気持ちをもった。

    発達障害と共存し飼い慣らす
    逃げるのは、理想と違う自分を許すこと

    そんな捉え方があることを教えてもらった。


    一口に発達障害と言ってもいろんなケースがあり、個性というグラデーションがある。

    枠にはめて考えがちだけれどもその人自身の話を聴けるようになりたい。

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    2025年07月31日
  • わたしは、あなたとわたしの区別がつかない

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    ネタバレ

    著者は15歳。自閉症当事者。
    自らの見えている世界を文章で表現した本。

    「私はこの本に書いたように、幼い頃は周りが見えなかった。いはま見えている。わたしたちは、ゆっくり成長するのだ。いつまでもずっと同じ自閉症ではない。」
    あとがきより


    こんなに自分のことを客観的にとらえられ、文章にできるのがすごい。自分と他人が違うということを認識するだけでなく、何が違うかまで説明できている。きっとそこに至るまでの背景にたくさんのトラブルがあり、その都度その都度、親御さんや支援者の方々がひとつひとつ説明してきたんだろうなぁと思う。

    周囲から言われてきたたくさんのことを自分の中で消化して「理解できたし求め

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    2025年03月01日
  • わたしは、あなたとわたしの区別がつかない

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    ASDの人が見えている景色の一端を見ることができた気がする(見えたわけではなく、気がするだけ)。学び・気づきがあった気がする。

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    2025年01月13日
  • わたしは、あなたとわたしの区別がつかない

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    本書p180より
    「わたしは発達障害であることを喜んでいない。普通であったら良かったと、繰り返し思う。でも母は、わたしから発達障害をとったら、別の人間になると言う。」「正しいとも、そのままで良いとも言わないが、ただ好きだと言う。」

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    2024年12月16日
  • わたしは、あなたとわたしの区別がつかない

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    ネタバレ

    自閉症の著者が、普段どんな風に世界を見ているのか、何を考えているのかについて、とても分かりやすい文章で綴られている。
    幼稚園の先生を車だと思っていたり、猫と言おうとして山羊と言ってしまったり、当事者だからこそわかるリアルな視点に学びを得た。
    もちろんこれが当事者全員に当てはまる訳では無いということを念頭に置いた上で読むのが大事だと思った。
    自閉症の一端を知るのに最適な一冊。

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    2024年11月02日
  • わたしは、あなたとわたしの区別がつかない

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    小説を読んでいるような不思議な感覚だった。
    著者の見えている物や感じている事に共感はなかったが、理解はした。
    自分が見て考えて常識だと思っている世界が、絶対ではないのだなあと思い知らされた。

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    2024年09月12日
  • わたしは、あなたとわたしの区別がつかない

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    感想
    あなたとわたし。世界の基本的な2分法。だけどその境界は意外と曖昧なのかも。だけどその仕切りを外した時どんな姿を見せるのか。

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    2024年08月02日