アーチボルド・ジョセフ・クローニンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ原著が刊行された1937年当時の医療と、現在の医療では共通することも、大きく変わったこともあったことが、小説を通じて立体的に感じられた。結核の気胸療法なんて知らなかった。チーム医療という言葉がこの年代の本に出てくる事に驚いた。
アンドルーが眩しく見えたり、むかついたり、読むのに体力を使ったが、夏川先生の解説も込みで、読んでよかった。
上巻とは異なり、クリスティンのあまりにも不憫な人生に胸が痛くなった。アンドルーが本来の自分を取り戻せて、明るいクリスティンがみられると思いきや、あんな終わりを迎えるなんて。
316「人間の心というものが、今回ほどの致命的な一撃を受けても立ち直ってくることができる