アーチボルド・ジョセフ・クローニンのレビュー一覧

  • 城砦〈下〉

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    原著が刊行された1937年当時の医療と、現在の医療では共通することも、大きく変わったこともあったことが、小説を通じて立体的に感じられた。結核の気胸療法なんて知らなかった。チーム医療という言葉がこの年代の本に出てくる事に驚いた。
    アンドルーが眩しく見えたり、むかついたり、読むのに体力を使ったが、夏川先生の解説も込みで、読んでよかった。

    上巻とは異なり、クリスティンのあまりにも不憫な人生に胸が痛くなった。アンドルーが本来の自分を取り戻せて、明るいクリスティンがみられると思いきや、あんな終わりを迎えるなんて。
    316「人間の心というものが、今回ほどの致命的な一撃を受けても立ち直ってくることができる

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    2026年05月09日
  • 城砦〈上〉

    Posted by ブクログ

    医療職ではない妹が、医療職の私に勧めてきて読み始めた。
    アンドルーのまっすぐで真面目なキャラクターに圧倒されつつ、クリスティンのおおらかさ、辛抱強さ、芯の強さ、愛にただただ感心した。
    心を動かされたのは、アンドルーが医療の場面で何かを成し遂げたとき(特に妊婦と新生児を救ったとき)と、アンドルーが自分勝手に振る舞いあほか!と突っ込みたくなる複数の場面でのクリスティンの辛抱強さと包容力。
    デニーも好きなキャラクター。

    肺についてさんざん研究してるのに煙草は吸うんだ!と。害を及ぼすことを疑わないんだ?

    下巻へ。

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    2026年05月03日