リチャード・ファース=ゴッドビヒアのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
表装がユーモアありタイトルもキャッチーで思わず手に取るという現代の写し鏡のようだ。
読むとまあ世界史かと思うが内容はより哲学的。
ソクラテスの辺りは、死に向かうソクラテスに涙する弟子は、ソクラテスの死に悲しんでいるのでは無いと。そうした師を失う自分の有り様に悲しくて涙している、この辺りがサブタイトルの感情はいかに…という部分だろう。そしてそれは今風に言えばエモーショナルなんだろう。
アヘン戦争あたりの章では中国とイギリスの輸入に関すること、そしてそれが対価の金銭だけでなく病人を作ると言うことを訴えているというこれまた歴史の一部でありながら感情を表している。
歴史と哲学だけでは知り得なかった情