くるむあくむのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
サクッと読み終わった。でも怖い。
ひと怖(というか胸糞?)系もあれば、怪異系もあれば、どっちもなのかな?系もあれば、よく分からないのもあれば。
結局は殆どが短期アルバイトで、「一瞬関わっただけ」だからその前後に何があったのかは(アルバイト応募者も読者も)想像するしかない……という感じ。
ちょくちょく写真や絵が使われていたり、文章の書き方が普通の小説とは違ったり、そういう怖さや気味悪さの煽り方がよかった(怖い)。
特に『ビデオチェック』と『「差出人不明で届いたボイスレコーダーに残っていた音声」』の間の、『これなんとかしてもらえませんか』で始まる話の書き方が好きだった。
話としては、『自殺防止』がオチも1番分かりやすくて好きかな。
『留守電』『鑑賞』『ビデオチェック』もよかったと思う。
結局オチがはっきりしなくて、読者が想像を膨らませてね!な話もあるので、悪く言えば薄めの本なのかな〜と思ったけど、1時間足らずで読めたにしては、じんわり怖さが残りそうな雰囲気もある。
(しかし他の方も言っていたが、1,300円+税を払って読むものか?と言われるとちょっと違ったかも……)
変なバイトはホラー的な意味でも現実的な意味でもやっちゃだめだな( ; ; )と謎に教訓。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ個人的に一番うわっと思ったのはアルバイト募集5。
とある自殺スポットになっている橋で自殺する人を止めるために、袋に入った温かいお茶とおにぎりを渡して欲しい…という内容のバイトだった。
オチとしては、その袋の中には「迷惑なので他の場所でやってください」という紙が入っていて、思いとどまったと思っていた自殺者は別の場所で亡くなっていた。
バイト先の雇用主は、その橋の管理会社だった。
アルバイターは、「人助けだと思ってやってたら人殺しになってた」とメンタルをやられて、そんなバイトをさせた管理会社への復讐のため、くだんの橋で自殺をしようとする────というもの。
自殺するくらい思い詰めてる人なら、一度思いとどまったとしても、その紙見たらポキッと折れるでしょう。
そしてそれ見たアルバイターも、「人助けのはずが人殺しになってた」と罪悪感を抱え込むのもわかる。
色々種類の違うホラー的バイトが集められたオムニバスというイメージだったが、この話だけお化けのような超常現象の関わらない、妙なリアリティがあり、ホラーとしてよくできているなと思った。