出石聡史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「『失敗』集めてみた」シリーズ?第3弾。今回は、ソフトウェアの受託開発におけるアンチパターンと、その改善方法が紹介されています。
受託側、発注側の両方を経験している身としては、「あるある」と頷きながら読み進めることが多い内容でした。架空のプロジェクトを題材にした小話も面白く、失敗のポイントがイメージしやすいです。
本書でも言及されていますが、個人的にも受託開発における失敗の多くは「コミュニケーション」に行き着くと思っています。目的や言葉の定義、品質基準などが共有されていなければ、同じ社内でも認識のズレは起こります。ましてや別の会社同士なら、「ズレていて当然」くらいに考えて、意識的に認識を合わせる必要があると考えます。
個人的に特に気になっているのが、発注側が「お金を払う側だから」という理由で、受託側より立場が上だと考えてしまうケース。曖昧な仕様のまま発注し、細かい部分は現場に任せたり、後から要件を追加したりするのは、双方にとって絶対に良い結果にはつながらないはずです。
そして本書からもう一つ学んだのが、「そもそも、その仕事を外部に委託するべきなのか」という視点です。目の前の開発だけでなく、将来の自社のあり方まで考えて委託する。業務を外部に委託する際は、この観点を思い出して検討を進めたいところです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ私のようなエンジニア経験一切ないのにSIerさんとシステムをつくる・運用する立場になった人にとってもすごくわかりやすい。
要件定義でなんでこんなに苦労するのか、とか、リリースまでの細かなあれこれ(ルールから逸脱すると失敗につながる)とか、エンジニアチームの視点で、わかりやすく書かれているので、発注者側にとっても参考になる。
こういうことが起こるから、開発前にいろいろ決めるのね、という納得感。
あとは、進捗管理とか、会議の持ち方、カイゼンのしかた、みたいなところはビジネス一般に参考になる。
会議でいえるように5分前にどうでも良い話して場をあっためる、とか、カイゼンマニアでいろいろ原因究明するだけだとみんなつらくなるとか。個人のせいではなく、プロセスを見直すべし、とか。 -
Posted by ブクログ
エンジニア育成の「あるある失敗談」をもとに、育成の落とし穴とその解決策をユーモラスに描いた一冊。架空のコミカルなシチュエーションを交えながら進むため、専門書だけど肩の力を抜いて読める構成になっていると思います。
特に印象的だったのは、「ソフトの品質はチームの人間関係で決まる」という言葉。技術力だけでなく、人と人との信頼関係こそが良い成果を生むというメッセージに、深く共感しました。
また、心理的安全性の確保や、業務の目的と受け入れ基準の明確化、社内での標準化組織の設立といったテーマは、単なる育成論にとどまらず、組織運営やマネジメント全般にも通じると思います。エンジニア領域に特化した内容もありますが、多くはあらゆる職場に共通する知見として活かせるものという印象。
エンジニアを育てる立場の人はもちろん、育成される側や、チームでものづくりに関わるすべての人に読んでほしい一冊。カジュアルな文体で読みやすく、実践的なヒントと共感を同時に得られる内容だと感じました。 -
Posted by ブクログ
ソフトウェア開発における「しくじり先生」みたい?な本。
失敗事例は共感するところがとても多く、「あったなぁ、こういう失敗」と過去を振り返りながら、楽しく読み進められました。特に、最近はあまり聞かなくなったメモリ管理に関しては、現役エンジニア時代に散々苦労した思い出が多いので、辛い記憶がフラッシュバックしてくる気すらします(笑)
ただ失敗談を集めただけでなく、「どうすれば失敗を回避できそうか」にも言及されていて、勉強になる点も多いです。その中でも、リリース後の対応はIT系ビジネス本ではあまり読んだことがなかったので、印象に残りました。
表紙に「やらかしたくないエンジニア必読」とありますが、本書で書かれている失敗の回避策の実現にはチームのマネージャーや、ゲーム開発なら企画職の人などの協力も必要なので、エンジニアと一緒に仕事をする人たちにも読んでほしいと思いました。 -
Posted by ブクログ
これを読んで、現場のリアルな悩み、そして解決策の方針が見えそう?だと思いました。
まず、めちゃくちゃ読みやすい。
「企画、仕様、設計・実装、進捗管理」などで、それぞれチャプターが分かれていて、そこからさらにエピソードという章になっている。
そしてこのエピソードがとても分かりやすい。
エンジニアが書く本なだけあって、理解しやすい&具体的な解決策 で実用に特化している。
このような本こそ自分の知識の索引に入れておいて、また取り出して読みたいと思った。
とはいえ、実際にぶつからないとこの手の本の有用性はわからない、というところで星4。
- チームを壊されないように社内政治に関心を持つ
- 設計書に想いを書くことで、変更によるアーキテクチャ崩れを防ぐ
- 会議スタート5分前に場を温めるエンターテイナー性
- リーダーから隙を見せて、部下に手伝ってもらう、巻き込む
- 心理的安全性がないと隠される
- 不機嫌なチームが離職を高める、コンウェイの法則しかり、関係性は大事
- チート技「おやつ」、空気が和らぐ。食べることは安全の証
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Posted by ブクログ
システムエンジニアとしてどんな問題があるのだろうと気になり買ってみました。
最初の方は自分の会社はすでに対策されているようなことが多く、自分の会社すげーって思ってました。
後半は自分の会社でも起こりうるトラブルも多かったため、とても参考になりました。
またバグは全て治すべきでない。はとても興味深かったです。ビジネスマンとして限られた時間とコストを見極めて仕事をするという姿勢はとてもいいなと思いました。確かにいい物を作りたいという気持ちはあるが、果たして成果に見合った報酬はあるのかなどビジネスにおいては考えることが色々あるのだなと感じました。 -
Posted by ブクログ
「ソフトウェア開発現場の失敗集めてみた。」
抱きしめて眠りたいレベルに面白かったな、、、
経験不足で「進捗管理」以外の章はピンと来てなかったけど、経験者からしたらあるある話であれば、事前に業務イメージを持っておきたいエンジニアにとって最高の良書。
この話がピンと来るように私も勉強したいな。
私の経験でいうと「進捗管理で失敗」の章が一番面白いし、頷くポイント多し。
・アクションしない「聞くだけ進捗会議」
・会議が会議を呼ぶ「増殖する会議」
・また責められる「怖い会議」
タイトルだけでワクワク(ゾクゾク)する!
巻末にプロジェクト憲章とかあって最高!
お気に入りポイントやアクション
・進捗会議で課題を見つけようとしていない
→進捗会議では課題を見つけることにフォーカスし、早期発見に価値を置く
チーム全体の進捗報告で一人一人自由に報告するけど、単に状況を伝えるではなく課題があれば積極的に報告することにフォーカスしようかな?
・課題の発見を喜ぶ
・チート技「おやつ」、お茶会で筆者はご機嫌なチームを作った
職場での実践は難しいけど、プライベートの活動では使える話かも。職場でもできる可能性はあるので、アイデアとして持っておくのは良し。
・会議5分前のエンターテイナー
→会議が始まる前、楽しい話題を振って話しやすい雰囲気を作る
これも職場での実践はハードル高いけど、プライベートのMTGなどで使いたいテクニック