寿なし子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
江戸川乱歩文学忌、享年70歳
1925年 大正14年 「新青年」初出
「赤い部屋」に集う7人
常識では語れない体験を語る
新入の男が語る「未必の故意」的完全犯罪
倫理と心理の妄想
この「未必の故意」とは、直接的に殺す意図はないが、結果として殺害が起こることを認識しつつ行動する心理状態を指す。語り手は、自己の行為を正当化せず、むしろその曖昧さと罪の重さを深く自覚している。
語り手の告白は、単なる犯罪談ではなく、人間の意志と無意識、倫理と罪の境界を問う。
心理戦が面白いと言えば面白い
イラストは寿なし子さん
妖しげな雰囲気はよろしですけど
女の子が可愛い感じすぎるかなあ
狐面は妖しさ増し -
Posted by ブクログ
乱歩作品は乙女の本棚シリーズと相性が良いようで、現在47冊中4作が乱歩作である(太宰作品はもっと多い)。
本作『赤い部屋』は江戸川乱歩の初期の短編小説。僕は『D坂の殺人事件』に収録されているのを読んだ事がある。
推理小説黎明期を思わせる少しぎこちなく、しかし才気走った語り口が面白い。谷崎潤一郎の初期犯罪小説にも通じるものがあると思う。
とは言え、乙女の本棚シリーズで気になるのはやはりイラストや装丁。銀糸を漉き込んだ和紙の見返しも雅、黒地に白抜きの文字や、えんじに白抜きの文字はそのまま薄暗い赤い部屋の描写と共鳴し、妖しい雰囲気を醸しだす。ランプや階段など静物のイラストも良い。特に人をはねた直