若宮總のレビュー一覧

  • イランの地下世界

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    謎だった女性のベールへの感覚がわかった気がする。
    かなり昔に読んだイスラム文化の本で、女性はベールを被ることで守られていると考え有り難がっていると学んでいたけど、全く違った。
    オンライン授業ではラフな部屋着の上にベールだけ被るとか、就活などのポイント稼ぎの道具になってしまっているなど、ベールのリアルが知れておもしろかった。

    印象的だったのは、イラン国民の多くがイスラム体制に不満を持ち、イラン政府と国民の間に大きな温度差があること。
    国民はロシアと中国へ親しみなどなく、王政復興や陰謀論を支持したり、外国人からイランは酷い国だと言ってもらえないと機嫌が悪くなる。
    政教一致の国では、政治が信用を失

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    2026年04月19日
  • イランの地下世界

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    読みやすいし面白い。イランの方々の考えや行動や性格が現実味を持って描かれている。イランに関するニュースの見方が変わる。近隣の中東の国々にも興味がわく。
    高校卒業と同時にイランに移住した先輩の話を宅飲みで聞いているような本。

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    2026年04月12日
  • イランの地下世界

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    こういう固定観念をひっくり返してくれる著作これ大好き

    「イスラム・ヤクザ」のパワーワード感(しかし確かにそういうしかない)

    「宗教的独裁国家における庶民の暮らし」の一サンプルとして創作クラスタにもオススメ

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    2026年04月10日
  • イランの地下世界

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    ニュースでは、ハメネイ師のような宗教指導者や国家のトップの発言・行動が強調されがちで、それによってイランという国全体のイメージを単純化して捉えていたことに気づかされた。しかし本書を通じて見えてきたのは、パーティーやおしゃべりが大好きで、イスラム体制に不満を抱きながらも自らの信念を貫き、抜け道を探しながらたくましく生きる、複雑で多様なイラン国民の姿であった。
    本書では多くのイラン国民が現在のイスラム体制に不満を持っていることが書かれていたが、ハメネイ氏が殺害され、トランプがイラン国民に蜂起を呼び掛けたにもかかわらず、なぜ大規模な反体制クーデターが起こらなかったのかという点についても考えさせられた

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    2026年04月01日
  • イランの地下世界

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    2026年3月の現在アメリカによるイラン攻撃が行われているが、攻撃の当初イランのハメネイ氏の殺害され、喜んでいる市民の姿をネットで見たが、アメリカが当初想定した様には反革命は進まず、一体イランはどうなっているのか知りたくて本書を読んだ。
    イランの政治情勢、国民性などが非常によくわかる本である。著者の若宮さんはペンネームであるが、長年イランに居住し、多くのイラン人と交友している人のようである。
    1.多くのイラン人はホメイニ氏のイラン革命を支持してたわけではない。
    2.政府に追従する勢力とそうでない勢力、そして熱心なイスラム教徒とさほど熱心ではない人々という四分法はわかりやすかった。
    現在の政権を

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    2026年03月26日
  • イランの地下世界

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    住んでいる者でないと書けない実際のイラン人の考えや思想が見える
    血と肉が感じられるのがノンフィクションのいいところ

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    2026年03月21日
  • イランの地下世界

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    イラン・イスラム共和国。アジア中東地域にあるイスラム教国家であり、シーア派の国だ。人口9000万人以上を抱え、石油の埋蔵量も世界有数、かつてはGDPもかなり上位にあった印象だが、現在は45位前後にある。近年のGDP順位低下の大きな要因は勿論核開発疑惑に揺れる経済制裁が原因であるが、莫大な石油資源を抱えパフラヴィー王朝時代には劇的な人口増加と経済発展を成し遂げた過去もあり、中東地域で最も強烈なポテンシャルを持つ国ではないだろうか。そんなイランが親日国である事はよく知られているが、かつてはイランの対外輸出のトップには日本の名があがり、2019年5月までは日本の石油輸入先の上位にあった。現状はイラン

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    2026年03月18日
  • イランの地下世界

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    思わず一気読みしてしまった。
    イランに住み暮らす筆者だからこそ、地に足のついたイランを知ることができた。目からウロコの一冊

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    2026年03月14日
  • イランの地下世界

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    「本当に目から鱗が落ちまくり」
    本の帯にある推薦文に嘘偽りなし!であった。
    新しい知識の習得、そしてそこから自分の持っていた先入観をあらため、世界観を深化させるという、本来書物が持っている効能をしっかりと感じることができた。
    おそらく名前は当然のように知っていても、イランという国に行ったことがある人やどんな国なのかをよく知る人は少ないだろう。もちろん私もその1人で、何となくのイメージのみで考えていた。

    だが本書を通じて、国の成り立ち、民族や宗教、隣国との関係、文化といった様々なことを知るにつけ、私の持っていた凝り固まったイメージはあっという間に解きほぐされ、どこか縁遠い世界であったイランに興

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    2026年01月15日
  • イランの地下世界

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    イランは親日的。お酒も男女同席のパーティーもやり放題。
    ヒジャブを着ている女は軽い告げ口から密告までする嫌な奴が多いので要注意、とか、色々びっくりだけれどなるほどなあ、と思えるイラン社会。
    2022年のヒジャブデモの前ではあるが、行った人が、「皆が思っている以上に開放的」と言っていたのが納得できた。

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    2025年06月29日
  • イランの地下世界

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    50年近く昔、パーレビ体制下のイランにそれこそ「モハンデス(技術者)」として通算1年近く、イラン人と仕事や生活を共にした当時のことがまざまざと思い出された。当時のアメリカ一辺倒の素晴らしかった?イランと今や反米のイランだがその国民性が基本的に大きく変わっていないように思え、あっという間に読み終えた。体制が変わっても本質のところは…というところか。
    当時の開放的イランは、今では想像もつかないかもしれないが日本の先を行っているのではないかとさえ思える数々のエピソードが走馬灯のように浮かんできた。

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    2025年06月03日
  • イランの地下世界

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    これはおもしろい。イランについて、まるでそこに住んでいるかのような生き生きとした想像を楽しめた。イスラム教の捉え方、政治の捉え方、日本の捉え方、どれも新鮮。小さな独裁者的な価値観も。日本人の価値観と大きく異なり、双方なかなり理解し合えないのだろうなと想像。

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    2024年12月19日
  • イランの地下世界

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    我々日本人にとって馴染みのないイランが手に取るように分かる。
    馴染みがないからこそ知らないことが多くて、読んでいてワクワクした!内容を思い返してみればシリアス寄りだったんだけど、イラン愛が強い著者の語りが面白くて、ワクワクの方が優っていたかな。日本人にイランを知ってもらおうとする著者の努力も沢山伺えたし。
    そ!し!て!解説には高野秀行氏!!著者自身、学生時代から氏の大ファンだったみたいで、道理で同じ匂いがしたわけだ…!ちなみに高野氏は、本書執筆における影の功労者でもある。

    まず念頭に置かねばならないのが、著者および彼がインタビューしたイラン人たちは皆仮名だということ。
    イスラム体制下の検閲シ

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    2024年10月02日
  • イランの地下世界

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    『深夜特急』を読んだ感覚ではイランは通り過ぎてしまった国なのでイスラム教圏内のグラデーションの一部でしかなかった。
    本書は風変わりな経歴の著者だからこそイランの政治・経済・文化・歴史をイラン国民と時には同化し、時には日本人の立場として書くことができており、その説得力と内容の濃さは傑出している。しかもめちゃくちゃ分かりやすい。
    イスラム体制のイランを知ることは、イランだけでなくモヤがかかっている中東世界全体の輪郭を掴むことができ、とても勉強になった。

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    2024年09月14日
  • イランの地下世界

    購入済み

    目からウロコ

    先入観を一つ一つこそげ落とす感じである。ハレモノなイラン人って結構一緒じゃん。でも闇がしっかりある。人を通して国を知る良書

    #タメになる

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    2024年07月20日
  • イランの地下世界

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    政教一致のゴリゴリの宗教国家かと思いきや実態は違う。ニュースメディアが必ずしも全てを報じているわけではない事が良く分かる一冊

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    2024年05月27日
  • イランの地下世界

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    いつか行ってみたいと思うが、なかなかいけそうにない国の筆頭、イラン。国としても一癖二癖あるわけだが、市民もそれ以上にクセが強そうである。この国民にしてこの国家あり、なのか...?

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    2026年04月15日
  • イランの地下世界

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    「本当に目から鱗が落ちまくり。このイラン観は唯一無二だ」高野秀行氏、熱烈推薦・解説。
    国民は脱法行為のプロばかり!?強権体制下の庶民の生存戦略を、長年イランの一般社会で暮らしてきた著者が赤裸々に明かす!
    だいぶ前に何かで見て読みたいと思い購入していたものの、ようやく読み終えたらアメリカとイスラエルがイランを攻撃したというニュースが入ってきて、嫌な意味でタイムリーになってしまった。全然知識がない状態からスタートしたので知らないことが多くて、やっぱり実際に国の中で生きている人からの話を聞くって大事だなと思いました。イスラム教に嫌気がさしてしまうのは理解できるけれど、そこから禅やキリスト教にいく人も

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    2026年03月09日
  • イランの地下世界

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    最近、『聖なるイチジクの種』『君は行く先を知らない』『熊は、いない / ノーベアーズ』など良質のイラン映画を観た。そしてイランの独特で悲惨でむちゃくちゃな現状を知り興味を持った。
    本書は歴史書や学校の授業のような堅苦しさがなく、庶民の生活に密着した知識が満載でよかった。
    イラン人は超親日家らしい。
    「タアーロフ」という慣用的やりとりがおもしろい。ペルシア語には挨拶への「お返しの表現」として誇張的な謙遜の定型表現の種類が無数にあり、これを使いこなすと通認定されるらしい。

    例)
    とても美味しかったです → (食べたものが)あなたの命の糧となりますように
    お手数をおかけします → あなたに命を捧げ

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    2025年09月29日
  • イランの地下世界

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    イランの庶民生活に入り込んだ筆者による、リアルなイラン社会のレポート。とはいえ上段からの論評ではなく、筆者自身が生活を送る上で実際に感じたことや人々とのエピソードが多く散りばめられていて、その語り口は理路整然としていながらポップで、何より血が通っている。滅法面白かった。

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    2025年08月10日