ジェイミー・フィオーレ・ヒギンズのレビュー一覧

  • ゴールドマン・サックスに洗脳された私~金と差別のウォール街~

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    イタリア系移民の3世に当たる著者が、ソーシャルワーカーになる夢をあきらめゴールドマンサックスに就職するプロセスは、重度の脊椎側弯症だった過去(1人前と見られない事への反発)と貧しい生活から這い上がってきた両親のハングリーさに所以している過程がよくわかり、入社後の会社に順応し評価される結果ととなりつつも本来の著者のキャラとの乖離が大きくなっていたことの限界点が退社へとつながったことを予見させる。
    時代的には1998年の入社から2016年の退社まで。
    前半は著者のサクセスストーリー(GSに入社した当初の豪華な世界と想定以上の高額な報酬、結婚)にGSにおける女性蔑視や白人男性優先の社風に戸惑いながら

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    2025年01月18日
  • ゴールドマン・サックスに洗脳された私~金と差別のウォール街~

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    普通におもしろい内容。なかなか生々しい話で良く出したなと思うぐらい。会社に違和感を覚えながら、やめられない状況で悪い風土に染まるといった状況はある話かと。

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    2024年12月10日
  • ゴールドマン・サックスに洗脳された私~金と差別のウォール街~

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    世界最強の投資銀行「ゴールドマンサックス」の内情を描いた暴露本。未だに女性蔑視や人種差別が蔓延るWASP系マッチョマンたちのなかで、18年間勤めてMDまで上り詰めた著者。
    本書は「シスター・ジェイミーの告発」という形式をとっているが、P144やP162、P212、ピートとの最後のやり取りを読むと著者だけ純真でまともな感覚とは言い難く、毎年億円単位の稼ぎが足りないのに人生計画に足りない理由は不明瞭なので、「自己正当化」や「懺悔」として捉えたほうがよさそうだ。
    いずれにせよ等身大の女性の生き様と感情の吐露、それに対する剥き身の欲望が渦巻く虚像の巨大な組織との対比は、GSの異常性を浮き彫りにする。映

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    2024年11月17日
  • ゴールドマン・サックスに洗脳された私~金と差別のウォール街~

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    家族の期待を背負って、稼げる仕事につき、組織に従順に、ただひたすら仕事を頑張ったそんな彼女の物語が書かれている。ゴールドマンサックスのパワハラやセクハラはひどいものだが、長いものに巻かれないと生き残っていけない、出世できないと言う点では、どこの会社も多かれ少なかれ同じ部分があるのではないかと思う。
    ある程度フィクションにしてあるとは言え、自らの過去を赤裸々に語ってまで、世間に一石を投じた、その勇気を素晴らしいと思った。

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    2024年08月04日
  • ゴールドマン・サックスに洗脳された私~金と差別のウォール街~

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    天下のゴールドマン・サックス内で繰り広げられている、パワハラセクハラ差別の惨状。
    そこで働いていた女性からの告発。

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    2024年07月14日
  • ゴールドマン・サックスに洗脳された私~金と差別のウォール街~

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    ゴールドマンサックス、酷すぎる会社だ。高給にはそれに見合った悪い環境が伴うのは理解しているつもりだが、ハラスメントの嵐で想像以上に酷い。金の魔力は本当に凄まじく、人生の優先順位を間違えるととんでもなく不幸になること、この本を読んで改めて認識した。自分の健康>家族との生活>仕事の優先順位は崩すべきでは無く、家族との生活費に困らない程度の収入が得られれば充分だと改めて感じました。

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    2024年06月15日
  • ゴールドマン・サックスに洗脳された私~金と差別のウォール街~

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    彼女の働いていた時代、金融機関で女性というのは数少なかっただろう。アメリカはまだマシで日本はもっと少なかったはず。とにかく彼女は成功者だ。

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    2024年06月08日
  • ゴールドマン・サックスに洗脳された私~金と差別のウォール街~

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    リアルな描写ですぐに読み切れる。
    人生の極論としての投資銀行における人生をトレースできる点は、非常に参考になった。

    あとがきにもあるメッセージ通り、告発的にゴールドマンの差別的文化が強調されてはいるが、その点が強調され過ぎていて20年の間にあったであろうビジネス面での成長描写が少ないのが残念。
    また、最後の後書きで告発状のような書式での記述には醒めた。

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    2024年06月04日
  • ゴールドマン・サックスに洗脳された私~金と差別のウォール街~

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    ゴールドマンの仕事のキツさは有名であるが、お金のために家庭や人格が崩壊する様子が緊迫感あり、止まらずに読み終えた。お金がよくても、人生そればかりではないと思います。

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    2024年05月10日
  • ゴールドマン・サックスに洗脳された私~金と差別のウォール街~

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     吐き気がするような本だ。女性蔑視とかそういうものだけではない、流産、ひどい言葉、それでも這いつくばって従って、お金をもらい続ける。それがゴールドマンだとすれば、やっぱりGSをやめた人たちが、懺悔のような本を書いてばかりいるのもわかる気がするし、皆面白がってそれを読む。
     ボーイズクラブで、どんどん関係性を作っていく中で、そこからはみ出したら、出世に響く。こういう思考は、全くない、、、とは言えないのだろうか。経営者が、そこを気にしているのではなく、パフォーマンスを見て、人となりを知らないとMDに上げていくことはできないということなんだろうと思う。それがない、足りないと思っている人にとって、憎い

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    2024年05月04日
  • ゴールドマン・サックスに洗脳された私~金と差別のウォール街~

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    読む前は、興味深くてきっとあっという間に読み終わっちゃうだろうな、と期待していたが、著者のストーリーテリングがあんまりうまくないからか、あるいはご本人の魅力がやや薄なせいか、けっこう時間がかかってしまった。

    と言いつつ、けっこう驚いたなぁ。
    アメリカの金融業界がここまでマッチョだとは・・・
    職場の男どものふるまいは、完全にアメリカの学園ものドラマで見るいじめっこ達そのもの。

    でも、もっと驚いたのは、GSにはオフィスに「搾乳室」なるものがあること。授乳じゃなくて搾乳。そして、そんな驚きのお部屋がせっかくあるというのに、それを使わせてもらえないこと!
    もう訳わからん。

    私も転勤族なおかげで無

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    2025年07月27日
  • ゴールドマン・サックスに洗脳された私~金と差別のウォール街~

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    告発本ということで読んでみたが、仕事以外のプライベートなことまでかなり赤裸々に語られている。これほど巨額な報酬を得ていなくとも社会に出れば理不尽なことにもあうし、日本でも男女差別はいまだにある。程度の差こそあれ、著者が受けた様々なハラスメントは自分たちのまわりにも起こり得ることだと思った。

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    2025年06月30日
  • ゴールドマン・サックスに洗脳された私~金と差別のウォール街~

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    自分は著者と仲良くなれなさそう。文句ばっか言ってるが、その人達と自分も変わらないんじゃないの?と何度も思って途中で脱落しかけた

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    2025年06月29日
  • ゴールドマン・サックスに洗脳された私~金と差別のウォール街~

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    登場人物がみんな嫌なやつで、勧善懲悪的カタルシスがあるわけでもない(あればいいというわけでもないが)ので、読むのはしんどい。
    自由のためのスプレッドシートがうんぬん、と言っているが、おそらく多くの人は「そこまで多額のお金を稼がなくてもやっていけるのでは?なぜそこまで辛い想いをし続けているのだろうか?」と思うのではなかろうか。
    まあおそらく、著者も、ゴールドマンの風土を改善すべきだという啓発のために書いているのであって、本当に全人格的にゴールドマンサックスというか自分の働いていた場所、組織を否定するつもりではないのだろうと思う。
    そこらへんのニュアンスは、普通に「ひどい職場で嫌な目にあってきた人

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    2024年07月25日
  • ゴールドマン・サックスに洗脳された私~金と差別のウォール街~

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    タイトルもさることながら、名前は知ってても実態はほぼ知らないゴールドマンサックスの名前で興味持ち、読んでみた。

    端的に、凄まじい本だった。 これだけ読んでるとこの会社は、アメリカの悪いところが濃縮された会社と感じてしまう。著者がマネージングディレクターまで上り詰めたからこそ、上にも下にも酷い奴らがいるし、そしてそんな奴らとつるむような顧客がいて需要と供給の関係が成り立つのかなと。

    一方、周りやシステムの悪さに不快感を感じつつ、なかなか会社を辞める決心がつかず、不倫に走りそうになったり家庭が崩壊しかけていく様も赤裸々に綴られている。この点も本書のリアリティを高めていると感じる。

    今回はゴー

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    2024年06月13日