三枝玄太郎のレビュー一覧
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「オールドメディア=マスゴミ」という言葉が叫ばれるようになってから久しい現代。テレビや新聞といった旧来のメディアは、しばしば中立性や正確性を欠き、特定の思想や勢力、国に偏っていると見なされます。こうした偏向報道が繰り返される背景には、一体何があるのでしょうか。
この根深い問題の核心に迫るため、私は**三枝玄太郎氏の著書『メディアはなぜ左傾化するのか 産経記者受難記』**を手に取りました。
メディアの左傾化はなぜ起きる?
メディアの偏向には、外国資本の流入や外国人従業員の増加、メディア監査機関の機能不全など、さまざまな原因が指摘されます。しかし、それらは表面的な問題に過ぎないのかもしれませ -
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ネタバレ後半になって気がついたんだけど、この本ってタイトルと、サブタイトルをつける勉強にもなると思った。例えば本文読んでからタイトルを考えてみて、見比べるとか、、、
三枝さんの時代と今の時代の警察担当の記者の環境は異なる点が多くがあるように感じた。ただ共通することとして重傷が示す意味や火事の際にそこに住む人と連絡が取れないことが、表す内容など勉強になる事は多くある。また長い記者人生の経験、特に心に残ったものが書かれているはずだから、それを短い時間で知ることができるのはラッキーだと思う。
特に個人的に飲酒残っている項目は、被害者の方の写真を手に入れる意味。もちろんこの写真の人が〇〇さんですよと報じる -
Posted by ブクログ
ネタバレ実名報道には嫌悪感があり、止めるべきだと思っていたけれど、報道する側にも、それなりの正義があるらしいと知れた。
被害者写真の公開は、イマドキはSNSで勝手に広まっちゃうよね…。やはり嫌悪感はあるのだけれど、こんなふうに必要性を説かれたら、成る程って思っちゃう。
昨今、オールドメディアっていう言い方が流行っている。インターネットに載っている情報なんて、新聞社とか官庁とか、ちやんとした組織が提供してるの以外は出鱈目ばっかりだと思っていたので、昨年の兵庫県知事選のとき、現職支持の中年女性が「You Tubeで真実を知りました」ってテレビのインタビューに答えていて驚愕した。マジか。
真実ってなんだ -
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被害者の人権蹂躙等による二次被害や、メディア独自の左右極端に振れた正義感が世間の感覚と乖離して批判の対象となり、マスゴミと言われるメディアについて、新聞記者の観点から事件報道を通して内情を説明している。新聞社等のメディアといえども営利企業であり、また社会的地位の高さからくる特権意識のイメージから必要以上に叩かれることも多いが、メディアにはメディアの正義があり、権力の監視装置としての存在意義が分かる一冊であった。
著者は産経新聞の元記者であるが、思想的な左右極端な偏向も感じられず、中立な立ち位置で話を進めているため違和感なく読み進められた。 -
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ネタバレ書類送検は紙の上の手続き。厳重処分=起訴を求める、から相当処分を求める、寛大な処分を求める、しかるべき処分を求める=不起訴を求める、まで4段階ある。
刑事告訴されれば、必ず書類送検される。相当処分でも起訴されない可能性が高い。
書類送検で済まないから逮捕される。
処分保留で釈放されるとあらためて逮捕される可能性が高い。
起訴猶予は不起訴のひとつ。
鈴木宗男議員の身柄拘束は437日、村木厚子さんは164日、特捜部長の逮捕に繋がったえん罪事件。
ゴーン氏の人質司法批判が、高飛びによって批判派が非難を浴びた。
保釈が取り消されたケースは年間127件あった。
告訴と告発の違い=当事者なら告訴、第三者