草生亜紀子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレこちらも友人に勧められて手に取った。
シェイクスピアといえば福田恆存で!と強く思っている一派としては、恥ずかしながら松岡和子訳のシェイクスピアを手に取ったこともないし、日本語でシェイクスピア劇を見ようと思ったこともない。
また評伝というものは、その人の自慢話/武勇伝が羅列されて飽きたり、お涙頂戴的な感情が強制されたりして萎えたりとあまりいい思い出もない。
そのような中で手に取った本書、本当に面白くてあっという間に読んでしまった。
そしてこの本で描かれている松岡和子という人が好きになったし、興味も沸いたし、日本語シェイクスピアも読みに行きたいしで、わくわくしている。面白かった、本当に!
父 -
Posted by ブクログ
ネタバレとてもおもしろかったです。松岡さんの訳してきたシェイクスピア作品を読んだこともないですが、舞台もぜひ今後見てみたいと思いました。
戯曲翻訳について、これまであまり知らなかった、というか、ほぼ考えたこともなかったので、こんなお仕事があってこうして作品がつくられていくのか、という驚きのようなものもありつつ、
でも内容は実際どうお仕事されているかというより、それまでのいきさつが中心ではあり、
松岡和子さんが生まれるときやその前、ご両親の出自と言ったところも…
出征した父親が敗戦後にソ連に抑留され過ごした過酷な11年間、そしてそれを経て1956年に見事に帰国し、見事に社会にも復帰し、その間もそ