森本萌乃のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ森本萌乃さんの才能を改めて感じた。
初小説とは思えないくらい読みやすく、言葉選びも自然で、スミレちゃんの感情にすっと入り込めた。起業というビジネス寄りのテーマなのに、説明っぽくなりすぎず、ちゃんと物語として読ませる力がある。
スミレちゃんは、特別な天才ではなく、等身大で頑張る人として描かれている。
だからこそ、失敗しても、迷っても、泣いても、それでも次の一手を考える姿を応援したくなる。
起業は、華やかな成功物語ではなく、ひとつひとつの困難に向き合い続けることなのだと思った。
そして同時に、人から応援されること、信頼を受け取ること、その責任を背負うことでもある。
恋愛や友情と仕事のバランスの難しさもよかった。
仕事を頑張りたい気持ちと、誰かを大切にしたい気持ち。夢中で走っている時ほど、近くにいる人との関係が揺れる。その描写が、起業小説でありながら人間関係の物語としても読めるところにつながっていた。
自分も、好きなことを仕事にすることや、選書サービスを育てることについて、もう少し頑張ってみたいと思えた一冊だった。 -
Posted by ブクログ
大好きな書店巡りでタイトルに惹かれた一冊。多分、「起業」という言葉にちょっとした憧れがあったからだろう。
会社の人員整理で解雇された主人公”スミレ”が、元々好きである読書を選書サービスという形で事業を立ち上げていくサクセスストーリー。この本の中に出てくる、ビジネス用語(企業買収とかエンジェル投資家などなど)が自分の仕事でよく出てくる用語なので楽しく、サクサク読めた。また、システムの受注先がベトナムなのもかなりリアル。そして、今自分自身がベトナムで生活していることも運命を感じた。きっと、というか絶対この本は作家さんである森本萌乃さんの実体験のほぼ
ノンフィクション作品だよね、と思った。 起業の初歩的なイロハを垣間見ることができて、ちょっと自分が起業する上での勇気を得られた気がした。(今すぐ起業しないけどね。。) -
Posted by ブクログ
あすは起業日!
著:森本 萌乃
老舗の大手化粧品会社に勤務4年、その後、コスメ業界のスタートアップに転職し、3年目に実質クビ宣告を受ける主人公の加藤スミレ。ぽっかり空いた心を埋めるものは見つからず、あることをきっかけに自身がスタートアップを立ち上げることに。スミレの起業・経営はいかに・・・。
構成は5章から成る。
①静かな決意
②カタカナの洗礼
③天使の羽
④やめたい逃げたい
⑤あすは起業日
スタートアップであれ、ベンチャー企業であれ、起業は簡単ではない。時代の流れの中で起業しやすくなったことは確かではあるものの、成功しやすくなったわけではなく、より先の読めない変化が激しく、経営の難しさは増している。
しかし、それは一般的な話であり、その中にも逆にチャンスは多くある。主人公のスミレは特別な才能をたくさん持っているわけではない。その中でも苦悩しながら前に進んでいる。本書を読めば起業ができるということはないが、空気感や疑似体験ができる希少な一冊である。主人公を応援しながらスタートアップを学ぶことができる。 -
Posted by ブクログ
スミレと年齢が近いこともあって、共感するシーンも多く面白かった!弱みを素直に人に話したり、負けず嫌いなパワフルなスミレは素敵ですね。
周りの人の優しさも良くて、自分も友を支えるときにこんなふうに支えてあげられる人でありたいと思った。
二番煎じ茶を今の自分に例えたり、心理描写も好きだなぁ。あと、ほろ酔いとスマホは相性が悪いとか笑
何か新しいことを始める時の、まず始めの一歩は
小さな世界で誰か一人でも心を動かせるかどうかがとても大切だなぁと改めて感じた。
私は起業はしたこともないし、これからすることもおそらくないけど、自分の趣味の範囲で楽しんでいる経験とリンクする場面もあって、その気持ちを大事にしたいと思った。
『本を多くの人に楽しんでもらいたい』『私にはこれしかない!』と強い意志で進んでいくスミレの姿は圧巻です。
好きなフレーズ↓↓
p229★
〜本当の贅沢とはどれほどのお金を使えるかではなく、どれだけ豊かに時間を使えるかだということを思い知った。限られたお金の中でも、自分の機嫌をとれる自分でありたい。