葉山博子のレビュー一覧

  • 時の睡蓮を摘みに

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    ミステリの大家の名を冠する文学賞を受賞しながらも、些かミステリらしからぬ作品でした。確かに資料を読み込んでいるのは解るのだけど、それ以上のものを感じません

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    2025年09月04日
  • 南洋標本館

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    日本統治下の台湾で皇民として生きなければならなかった本島人の陳(タン)と、台湾生まれの内地人琴司のアイデンティティのひずみを巡る苦悩は読んでいてつらくはあるのだけれど、奇跡的な平和の中で、生まれた土地と国籍が一致している私がそれを“分かる”と感じ読んでしまってもいいのだろうかと、少なくない後ろめたさに似た感覚をおぼえもして、読み終わったいまも咀嚼した物語をすべて飲み込み「面白かった」とただ手を合わせるのには微かな躊躇いが有るにはある、それくらい考えさせられる核をもっていた。境界線、文化、そしてそこにある人々の生活と続く人生を無慈悲に捻じ曲げた戦争という圧倒的な暴力によって流れた夥しい血が直接の

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    2025年08月22日
  • 時の睡蓮を摘みに

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    膨大な資料から書き上げた作品だとは思うのだが、歴史の流れに傾倒するほど物語が不鮮明になっていた。

    主人公の鞠が奔放であるようで無自覚な部分は好きになれなかった。
    いつの間にか植田が立場を逆転させていたりするのも、変更の過程や中身がよく分からなかった。
    後半の前島の生い立ちは彼の人となりを表して好感がもてたが、彼と鞠の関係は全く必要がないようにも読めて、散漫な物語に感じた。

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    2025年03月31日
  • 時の睡蓮を摘みに

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    植民地、戦中の
    人々が感じていたのでは、
    ということがリアルに書かれいて
    興味深いが、小説としては
    主人公が途中で交代して
    明かされないままの謎が
    あったり、今後に期待、という感じ

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    2024年04月28日
  • 時の睡蓮を摘みに

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    戦前、1936年からの仏領インドシナを舞台にした物語。アガサクリスティー賞受賞と言う事で期待して読み始めたが、なんと途中から主人公が鞠ではなく前島なのでは?と思った。歴史小説と言えばその様なテイでありミステリー性は低かった。皆さんが感想されている通り、結局何が語りたかったのか植民地政策の非常さなのかが不明。が文章はとてもこなれているので残念だった。

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    2024年04月20日