渡辺祐真のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
晴れ姿の言葉たち
往復書簡という本で、宮田愛萌さんと渡辺祐真さんの手紙でのやり取りが覗くことができる
2人の日常から感じたことや疑問をキャッチボールではなく、ドッヂボール形式で全力で投げ合っていて面白い
共感できるところもあれば、へーとなるところもある
タイトルの通り、2人のやり取りの言葉たちはハレの日のような晴れ姿を着ていて、踊っているように受け取れる
言葉は消耗品という話は特に面白くて、自分の中にある言葉のストックが無くなると、本から新たにストックしたり、人と話すことでストックしたりしているというのは共感
読み進めていくと、考え方や感じ方が違うお2人だからこそ、少しネガティブな内容が届いてもそれぞれの感じ方を
それぞれの表現の仕方で励ましていているのもほっこりする
親切心の話も面白くて...という感じで述べていけば、いくらでも文章が続きそうなのでここら辺でやめときます
ぜひみなさんも読んで欲しい!
最近の話題も絡めながら、自由な言葉の世界が繰り広げられているので、読みやすく手が止まらない本。
#晴れ姿の言葉たち
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Posted by ブクログ
題名通り、言葉たちが晴れ着をきているような一冊。
"恋をしたことがない小説家"と"コンプレックスだらけの書評家"の往復書簡を記録した1冊
まさに使ってる言葉が「晴れ姿」で、どこか心の中でもやっとして残っていたことなどが、言葉として表されていて、共感だらけの一冊。
"間違いなく自分のなかにある感情のはずなのに、飼い慣らそうとしてもダメです。
比喩の通り、自分とは別の存在として、敬い、向き合わないといけない。"
"私は子どものころから物語を読むことが好きで、様々な感情を物語から教わりました。私のなかで感情とは胸の内に広がる色のようなもので、その色に名前を付けることではじめて正しく感情となる、と認識しています。"
"つつがなく生きていく上では、たまには解像度を低く生きる、つまりは鈍感であることも大事だなと思います。どんなものでも解像度が高く見えたら、しんどいですよね。ほどほどの倍率だからいいわけです。" -
Posted by ブクログ
言語化、文字化されることで、問題も人間も多少は鮮明にみえてくるのかな…と思います。
でも、この2人の往復書簡もあくまでも出版本としてデフォルメされたものであり、ありのまんまではなく「晴れ着」を着たモノだと思って読んだほうがいい。
学生の頃など、筆者のありのまんまが書かれている!とある意味純粋になんでも受け取って読んでいた。
大人になるにつれ、そしてこの本でも触れてあったことだが、見栄や欲望、葛藤、そして締切に追われる中で、紡がれた言葉であり、その人の一部は映し出すかもしれないが、その人の全てではない、ということを29才にしてようやく至極当たり前のことを認識できるようになった。
今回の本は「晴れ着」だったが、本によっては「スーツ」だったり「パジャマ?」だったり色々あるはず。
あまり本に影響されすぎず、良い距離感で本を楽しんでいきたい。
業種も何もかも違うとはいえ、多少は仕事の苦労や大変さがわかってきたから、読んだ感想も変化してきたな…と最近強く思います。 -
Posted by ブクログ
日本の古典作品で有名な『源氏物語』であるが、その内容は膨大である。事実、『源氏物語』は五十四帖と、一気に読むには量が多い。しかも、物語はメインストーリーとサブストーリーが交差する構成で、ゆえに日本の作品とはいえ、敬遠してしまいがちである。そこで、本書はいかに『源氏物語』を読み解くべきなのかを教授する。
まず先に結論を述べると、日本の古典作品だからといって、物語を隅々まで理解しないといけないという訳でない。それ以上に、物語の描写、具体的には心の機敏、花や植物の情趣、和歌などを読んで味わうことが重要である。「ラランド」ニシダのコラム欄でも言及されているが、数回挫折した末に何とか読破したものの、物語を十分に理解はできなかったと述べる。ニシダは、全てを理解するのは諦めたが、部分的には面白く感じたという。このように、理解できないことを知ることも、読書体験において大切である。
これ以外にも、本書には多岐にわたって『源氏物語』に関する知識や批評が詰まっており、未読の読者はもちろんのこと、既に読み通した人にとっても、なんらかの助けとなるだろう。1000年前に書かれた本とはいえ、人間そのものは、どの時代であっても変わらないことがわかるだろう。