あらすじ
推し、創作、言葉……感情の煌めきをすくいとった感動の手紙
推し、恋愛、創作、言葉、コミュニケーション……
“恋をしたことがない”小説家とコンプレックスだらけの書評家が赤裸々につづる感動の往復書簡!
残念ながら四半世紀の人生のなかで、恋をしたことがありません。アイドルにぴったりだねと言われてきましたが、恋を歌うのに恋を知らないなんてまるで作家ねと思っておりました。
――宮田愛萌
僕はアイドルとか芸能人を好きになったことがないし、いまでもその感覚が本当のところはよくわかりません。多分それは、顔で勝負できる人に対する強烈な劣等感があるからです。(…)僕は暗くて、どうしようもないやつで、キモい顔なんだと思っていました。
――渡辺祐真
・アイドルとは“来訪神”のようなものかも知れない
・感情という色に「名前をつける」と正しく感情となる
・ときには言葉のキャッチボールではなくドッジボールを!
・愛萌流“長所と混ぜ込む”コンプレックスの扱い方……etc.
みずみずしい「はじまりの言葉」がここに。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
題名通り、言葉たちが晴れ着をきているような一冊。
"恋をしたことがない小説家"と"コンプレックスだらけの書評家"の往復書簡を記録した1冊
まさに使ってる言葉が「晴れ姿」で、どこか心の中でもやっとして残っていたことなどが、言葉として表されていて、共感だらけの一冊。
"間違いなく自分のなかにある感情のはずなのに、飼い慣らそうとしてもダメです。
比喩の通り、自分とは別の存在として、敬い、向き合わないといけない。"
"私は子どものころから物語を読むことが好きで、様々な感情を物語から教わりました。私のなかで感情とは胸の内に広がる色のようなもので、その色に名前を付けることではじめて正しく感情となる、と認識しています。"
"つつがなく生きていく上では、たまには解像度を低く生きる、つまりは鈍感であることも大事だなと思います。どんなものでも解像度が高く見えたら、しんどいですよね。ほどほどの倍率だからいいわけです。"
Posted by ブクログ
言語化、文字化されることで、問題も人間も多少は鮮明にみえてくるのかな…と思います。
でも、この2人の往復書簡もあくまでも出版本としてデフォルメされたものであり、ありのまんまではなく「晴れ着」を着たモノだと思って読んだほうがいい。
学生の頃など、筆者のありのまんまが書かれている!とある意味純粋になんでも受け取って読んでいた。
大人になるにつれ、そしてこの本でも触れてあったことだが、見栄や欲望、葛藤、そして締切に追われる中で、紡がれた言葉であり、その人の一部は映し出すかもしれないが、その人の全てではない、ということを29才にしてようやく至極当たり前のことを認識できるようになった。
今回の本は「晴れ着」だったが、本によっては「スーツ」だったり「パジャマ?」だったり色々あるはず。
あまり本に影響されすぎず、良い距離感で本を楽しんでいきたい。
業種も何もかも違うとはいえ、多少は仕事の苦労や大変さがわかってきたから、読んだ感想も変化してきたな…と最近強く思います。