魚井ずみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【こんなとき大丈夫だって慰めたくても、指一本すら触れないことが悔しかった(泰晴)】
エロス度☆
おやおや、強い未練で魂が肉体から離れてしまう奇病とは興味深い。
泰晴と涼太が紡ぐ祝福の物語で、同い年に見えて年の差・年下攻め要素、浮遊霊に恋をしてしまう要素などがあるのがツボ。
優秀な兄に対するコンプレックスを拗らせて無愛想かつ卑屈になっている泰晴が涼太に取り憑かれ、彼の未練を晴らすために四六時中ベッタリと振り回される様子が面白い。
最初は鬱陶しく感じていた涼太の存在が泰晴にとって特別となり、今まで諦めてきたけれど涼太だけは諦めたくない・自分のものにしたい強い欲求が芽生えるのが尊いです。