佐佐木陸のレビュー一覧

  • 解答者は走ってください

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    ほとばしる空想に乗せられてパラレルワールド内を引きまわされる感覚。リズム感のある文でどんどん読まされていく中で、ちらりチクリと現実への批判とそれが変わらないことへの苦しみが語られる。そして最後には力強い希望が感じられた。結果が見えなくても少しでも現実を変え続ける勇気を与えられたと思う。

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    2024年11月28日
  • 解答者は走ってください

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    わけがわからない!笑
    1文1文は読めるのに、どんどん意味が分からなく、脳から溶けだしていくような感覚になる。なのに物凄い勢いで読まされてしまった。疾走感が凄い。残念ながら私は、内容を全て読み取れたとは言い難いけれど、各シーンの文章から感じる絵力がすさまじい。なんだったんだろう。
    内容がさっぱり分からないのに、面白かったような気がする。その訳の分からなさが面白かったんで、個人的にはとても好き。

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    2024年04月16日
  • 解答者は走ってください

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    この世界は破壊すべきである、○か×か?過去の記憶がない怜王鳴門にある日届いた「きみの物語」。読者を挑発するマルチバース小説

    次の瞬間・隣の行の展開が予想できないカオスの魅力。夢の中で見るような、これこそ小説でしかできないエンタメ…!

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    2024年11月03日
  • 解答者は走ってください

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    ネタバレ

    一気に読み切ったが逆にそうしなければ、途中で話の展開についていけなくなっていたかもしれない。そのぐらい複雑な話だった。

    27才になった怜王鳴門は、なぜ自分が部屋を出たことがなく記憶がないのか不思議に思っていた。パパ上のノートパソコンに送られていたメールをこっそり覗き見たことによって、自分が何者かを知り、行動を開始する。

    物語と現実の垣根がどこにあるのか非常に曖昧であり、読んでいて、今どの世界線にいるのか一瞬わからなくなったりする。登場人物の行動がハチャメチャであることはもちろんのこと、あの人はこの世界線ではどの人なのか、など思考が吹っ飛びそうになった。自分の拙い理解力では、誰しもが神の可能

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    2024年08月26日
  • 解答者は走ってください

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    人生とはクイズのようなものかもしれない。私たちは常に何かを選択しながら生きていて、ただがむしゃらに走り続けなければいけない。

    玲王鳴門(れおなるど)という主人公の名前に面食らうが、読み進めるうちに更に世界は荒唐無稽を極め不可思議に歪んでいく。訳が分からないがとにかく文章が面白くて、ページをめくる手が止まらなかった。文章のリズムとワードセンスが素晴らしいと思う。とても良かった。

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    2024年04月07日
  • 解答者は走ってください

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    産み出された子が親を観測して越えていくマルチバース小説。
    目まぐるしく巻き起こる場面転換は次元の壁を越えて読者側にも迫ってくるようだった。

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    2024年01月27日
  • ごみのはての

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    ポップな装丁画に目をひかれるが、内容はちょっと強烈だった。

    ゴミ屋敷に住む独居老婆の一軒家を清掃にきた便利屋。
    社長の佐竹は前日に百万円を入れた封筒を悪臭に満ちた膨大なゴミの中に落としていた。
    それを見つけなれば一緒にきた4人の日当も払えない…そんな状況のなかでゴミを処理しながら探すのだが、予期せぬものが見つかり、そして予期せぬことが起こり…と。

    なんとも言えない結末だった。
    ごみのはての…そのあとが続くとすれば何と表現したらいいのか…。


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    2026年01月18日
  • ごみのはての

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    細かく視点が変化する構成は斬新だった。
    キーワードになるのは、本物とは、偽物とは、という部分なのかと読み取った。

    途中、
    授業で習った歴史の内容も、それとは異なる説も、どっちが正しいのかは実際わからないわけで、
    授業の内容を信じ何かを想うことも、
    別の説から何かを想うことも違いのないことだ、
    的なところからは何かを掴めそうになった。

    が、着地を理解することはできなかった。
    解説が気になる作品だ。

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    2026年01月03日
  • ごみのはての

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    まず、カラフルでポップな装画が目を惹く。
    これを描いたアーティストさんを検索してみると、他にも愛らしい作品が。

    内容はその装画とは異なり、ゴミ屋敷を掃除する話なのだが、まずその清掃業者の社長から、他の三人の従業員へ一人ずつ、物語の中心が移り変わり、グルグルと回っていく。
    四人とも、内面、外面に何かしらの問題を抱えている。
    描写は細かく、比喩表現も多い。
    会話はテンポ良く進み、いいアクセントに。

    しかし途中から物語は、小宇宙、というより思いがけないカオスな展開に。
    突然の闖入者二人へ、そしてゴミ屋敷の老婆にまで視点が移され、うつつか幻か、現実か非現実か、生と死の境界線自体が曖昧になっていく。

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    2025年12月27日
  • 解答者は走ってください

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    物語を求めている人よりも、面白いフレーズを求めている人向けかもしれない。
    作者の思いつくままに息継ぎなく書かれた作品のように感じた。作者は頭の回転が早い人なのだろう。万人受けする作品ではなさそうではあるものの、個人的には作者から読者の受け皿の広さが計られているようにも思えた。
    怜王鳴門の社会そのものを拒絶したイヤイヤ期に公園でサッチャンに知の暴力でねじ伏せられる話が面白かった。全体的に「なんじゃこりゃ」の中にも随所に盛り上がりがあり楽しめた。

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    2024年09月12日
  • 解答者は走ってください

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    読んでもわっかんね〜目が滑って全然頭に入ってこない〜って思いながらでも全部読みました笑 読み終わった人とここが意味不明って笑って話したい感じ え?わけわからなかったって思うの私だけ?

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    2024年02月01日
  • 解答者は走ってください

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    第60回文藝賞優秀作。
    「これは私の息子である、君の物語だ。~中略~だから君を開放する。きみは私が心を痛めて生んだ人間であり、世界の誰よりも美しい、自慢の息子だ」
    怜王鳴門(レオナルド)27歳。記憶力がない。数日前のことも忘れる。読書やクイズ番組が好きだがパパ上がいないと文字が読めない。生まれてから部屋を出たことがない。パパ上が外出しているすきにノートパソコンのメールを開いたらこの物語がなぜか読め、これは自分のことを書いた文章だと確信した。

    ジャンルはSFです。
    パパが書いた怜王鳴門の物語の比喩には、おふざけがたくさん散りばめられています。和歌山県人の私としては詭弁和歌山(智弁和歌山)には笑

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    2023年12月25日