ジェイソンレクーラックのレビュー一覧
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薬物依存を克服し、新しい生活に臨むマロリーは、マクスウェル家でのベビーシッターという職を得る。温かな夫妻に気に入られ申し分のない生活のはずだったのだが、唯一の不安は五歳のテディが描く謎の絵だった。テディの「見えない友達」アーニャの存在、そして過去に起こったアニーという女性が殺されたという事件。やがてテディの絵は不穏さを増していく。随所に挿入された絵が不気味で、とっても楽しいホラーミステリです。
ありがちなテーマかと思いきや、ミステリとしても実に見事。終盤の展開からは目を離せず一気読みでした。ホラーとしての盛り上がりも良いのですが、絵に関しては、子供の稚拙なタッチの絵の方がより一層怖く感じます。 -
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超★5 五歳児テディが描く可愛らしい絵に不気味な女性が… 極上エンタメなホラーミステリ #奇妙な絵
■あらすじ
薬物依存症の治療をうけ回復中の主人公マロリーは、裕福な家のベビーシッターとして雇われることに。その家に住む夫婦は意識が高く、テディは優しく無邪気で、お絵かきが大好きな子どもであった。ある日マロリーは、テディがスケッチブックに奇妙な絵を描いていることに気づく。そこには不気味な女性が描かれており…
■きっと読みたくなるレビュー
面白い!★5
本作は物語が進むにしたがって、五歳児テディがスケッチブックにしたためる絵が挟まれる。昨今は本に興味を持ってもらえないご時世のためか、こういった -
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本屋さんで「ダ・ヴィンチ」4月号を買った時に
染谷将太さんが選んだ一冊として
この本が紹介されてました。
せっかく買ったダ・ヴィンチだし
新しい本と出会えたらと思い読んでみました。
マクスウェル夫妻の子供、テディのベビーシッターとして
働くマロリー。
彼女はもともと薬物中毒者で、今はもぅ
薬物にも手を出してない。
そんなテディと過ごしてると、テディが奇妙な絵を
書いてることに気づく。
森の中で女性の遺体を引きずる男性の絵。
どうやら昔、この土地で殺人事件があったようで…。
だんだんとテディの描く絵が変化していき、
マロリーはその絵の謎を解き明かしていく。
とにかく、夜に読んでたから怖かった -
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ホラー+ミステリー。面白かった!
私は人間心理のミステリーは怖いけど、幽霊は全く信じてないのでホラーは怖くない。
お化け屋敷もどうやって楽しむのか全くわからない冷めた人間です。
でもこの作品はミステリー的な面白さもあるので、そんな自分でも楽しかった。
【少年の描く奇妙な絵の真相とは?】
5歳の男の子テディが描く不気味なイラストが本文中に複数箇所挿入されている。
まるで、自分も物語の中に入ってこのイラストを見つけてしまったような没入感を体験できて楽しかった。
ネタバレになるので詳しくは書かないけど、驚きもあり、読後感も良かった。
欲を言えば、ミステリーがもっと強い方が良かったかな…。そ -
Posted by ブクログ
2024年初の1冊。
ジャケ買いに近い感じで購入。
薬物中毒を克服中の主人公が
とある家庭のベビーシッターとして雇われる。
5歳になるテディとはとても親しくなれて
社会復帰への第1歩を踏み出す主人公だが
テディが描く絵に違和感を覚える。
作中に沢山の絵が出てくるのだが
ドキッとするような絵が多く、
不意をつかれて心臓バクバクになる。
ホラーとして読み進めていくが
ミステリとホラーが融合されたような、そんな感じ。
ラストは賛否両論ありそうだが
私は最後まで楽しんで読むことが出来た。
年明けから気が沈むような事が沢山あり
とにかく思いっ切り本の世界へと入り込みたいと思って手に取ったのだが