武内昌美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
恐ろしい教育虐待。
頭に思い浮かんだ言葉は「モンスター」
実際に教育虐待ってあると思うし、自覚してないだけの親っていると思う。
「あなたのため」って言葉よく聞くけど、本当に“あなた”のためなことってどのくらいの割合なんだろう?
子供のため、将来のため、そんな理由で始めたけど
親の見栄だったり世間体だったり、押しつけだったり…エゴなことって結構あると思うんだよね。
子供が休みたいって言ったらある程度は休ませてあげたり、
意見を尊重してあげることが出来ない人は手を出したら行けない領域な気がする。
でも、母親・良子の心情は少しわかってしまうところもあるからそれが怖いとこ。
まぁ麗香の心情も、菜摘も涼香も、全員わかっちゃうから怖いし、しんどい。
お受験組の親御さん、是非手に取ってみてほしい。 -
Posted by ブクログ
イヤミスのような読後感。……ミステリー要素はないんだけれども。
小学・中学受験にまつわる親の狂気は、これまでドラマや小説などでたびたび触れてきたので、そういう意味では目新しさはとくにないのだけれど……
毎回、「これはフィクションだからね~」で片づけられない何かがあるのは事実。
子育てにおいて、「自分」がない親はダメだ。
でも、「自分」がありすぎる親もダメなのだ。
当たり前だけど、子どもの人生は、子どもが主役。
親にできるのは、子どもをよく観察し、必要なときに手を差し伸べることくらいしかない。
子どもの「受験」は、自分の経験から、達成感・挫折感、いろんな感情を呼び起こされる。
現実の世界でも、受験が悲劇につながってしまう事件が絶えない。
誰でも一度は通る道だからこそ、間違えないようにしたい。 -
Posted by ブクログ
料理も、主人公の性格も、「アク」って結構大事なのだな、とこの本を読んで思った次第。
なんというか、主人公がいい人な上、彼女ひとすじで、仕事もでき、スペックも申し分なく、料理男子、というモリモリな設定で、逆に淡白すぎる仕上がりになっちゃってるというか。アクがなさすぎるんだよなぁ。
料理も、アクが出るくらいの食材の方が、パンチがあって、スタミナもつきそうだと思うのは私だけかしら。
それにしても、ほっとしたいとき、悩みごとがあるとき、あたたかい手作りの料理が食べられるというのは、人生でもかなり上位にランクインするほどの幸せなのではないかな、と最近思います。
簡単なものでもいいけど、「あったかい」ってのは結構大事。
落ち込んだ時ほど、あたたかいものをお腹に入れよう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ社会人四年目の少女マンガ編集者、中原恩人。
恋人のたんぽぽさんと、美味しい食事をするのが一番の楽しみ。
そんな彼が作る料理は、ささくれだった心を癒す。
仕事のトラブルで号泣する姉への肉じゃが。
人気マンガ家・卯月りおんの思い出のきのこパスタ。
温人の学生時代の友人、琉惺。外見に反して好きな女性には話すこともままならない彼に作る山形だし。
中学受験を控えた姪っ子が塾からいなくなって、お母さんの甘い卵焼き。
毎回締め切りを破る漫画家と担当編集者へのホットチョコレート。
甘えっ子の妹と、甥っ子の離乳食に作る卵リゾット。
シングルで子育ても仕事も頑張る漫画家の息子が作るカレー。
母の体調不良を知って、慌てて実家に帰ったハルトと親子丼。
本当に存在してる?な、たんぽぽさん。
どんな時も相手に寄り添って、料理を作る、仙人のようなハルトくん。
そんなに言葉には出来ないよーとか、そんなに上手く行かないよーと思いつつ、本の中だけでもそんなことがあってもいいのかも、なんて。
親子のお話は、思うところがありすぎてヒリヒリした。
漫画家さんが書いているので、漫画業界の裏側を垣間見えてそれは興味深かった。
「頑張る気持ちは、伝染する。卯月から大島に伝わり、大島から周りの人間にも広がっていく。それはまるで、どんどん先綻んでいく桜のように。