【感想・ネタバレ】小学館ジュニア文庫 いじめ-いつわりの楽園-のレビュー

あらすじ

「いじめ」新シリーズがスタート!!

《あかり王国》………優秀で美しい少女あかりを中心にいつも行動を共にするそのグループは、そう呼ばれていた。いつもクラスの中心で輝いているグループ。内気で臆病な性格の葵にとって、あかり王国はあこがれそのものだった。だが、葵は、グループ内でいじめが行われていることに気づいてしまう。葵は、なんとかいじめられている子を助けようと、せいいっぱい行動する。その結果、いったんは解決したかに見えたいじめ問題だが、そこから事態は思いもかけない方向に発展していく。誰がいじめているのか? なぜ、いじめるのか? 真実は、はじめに葵が考えていたよりずっと悪質で、複雑なのだった……。

※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。

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Posted by ブクログ

小中学生の複雑な人間関係が描かれている。強力なリーダーの下でのグループや、そのグループをもてはやす周囲って実際にありそう。一見、“優等生ないい人”に見える人の本性に誰も気付かないのもありがち。

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2023年12月28日

Posted by ブクログ

友情ではなく、特定の子をいじめることで成り立っていたグループ。孤立を選ぶことで気が楽になった子。いじめを無くそうとして行動したら、別のいじめを起こしてしまった子など、今の子供達の生きづらさが、これでもかと書かれています。全体的には浅い内容かなと思いますが、子供達に人気があるのは共感できるところがあるからなのかも。出てくる大人が無力なのも、子供達の気持ちが反映されているとしたら、大人としては、寂しいと思いました。

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2017年02月09日

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