黒栁佳子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前に読んだ「刑務所ごはん」のほうがカラーでリアリティーがありました。でも、こちらの作品のほうが、人間味を感じた!とか言ったらおかしいかもしれないけど、なんとなくそんな感想を持ちました。でも、事実なんですよね!
著者は刑務所に所属する管理栄養士の黒柳さん…受刑者のための食事は、黒柳さんの指導のもと、男子受刑者が調理するというものでした。男子受刑者は料理は全くの初心者であるため様々なハプニングが勃発します。1日1人あたりの食費は520円…これってすごくないですか??3食で520円ですよ!少ない費用の中でやりくりして、なんとか美味しいものを提供しようとする黒柳さんの奮闘っぷりがスゴイです。
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Posted by ブクログ
ネタバレめざせ!ムショラン三ツ星
刑務所栄養士、今日も受刑者と
クサくないメシ作ります
著者:黒柳桂子
発行:2023年10月30日
朝日新聞出版
著者は管理栄養士だが、岡崎医療刑務所に勤務する法務技官。つまり、刑務所に勤める公務員。本書の内容は、刑務所内部の話ばかり。いくら管理栄養士、料理の話とはいえ、公務員の守秘義務もあり、ましてや刑務所の内部情報ということで、普通なら出版できないのだろうから、恐らく刑務所側のPR意図があって書かれたものだろう。
料理なんかしたことがない若い受刑者たち。彼らが、とても「常識」では考えられないような調理をする様子や、こわもて&刺青のいかつい外見で甘いものに飢え