中川正子のレビュー一覧

  • 彼女たち

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    写真と絡み合う言葉がエモく切なく、孤独を溶かしてくれる。
    そんな本でした。


    コーヒーミルクに、ほんの少しの塩。
    きっと甘さだけでは人は慣れてしまうから、
    ほんの少しのアクセントを足すことで甘さが引き立つ。
    その時に、私は今幸せなんだと感じられるのかもしれない。

    女だからとか若いからとか、そんな簡単な言葉では片付けられない想いを、抱え人はきっと生きているから。
    たまには、自分をしっかり甘やかし自分と、会話しながら生きていきたい。

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    2025年11月15日
  • 彼女たち

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    さらっと読めるけれど、ところどころにとても深いフレーズや言葉が散りばめられている。
    何かに頑張って毎日必死に生きている女性には、何かしら響くものがあるのでは。
    私も読んでいてじわっと涙が出た。

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    2025年04月09日
  • 彼女たち

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    綺麗な本です。
    この本を読む時は、安心感が手の届く先にある時が良いかな。

    例えば、心許せる人の隣りで。飛行機の中でも、電車でも、部屋でも。

    自身の弱さと、でも、なんとかなるかって、
    そんなバランスが感じられたりするかな

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    2023年11月26日
  • 彼女たち

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    人間関係につまずいたイチコ。ある人のことばに背中を押されて生き方の舵を切り直した彼女は、一匹の猫との出会いで新たな感情を手に入れる。イチコ、モネ、ケイ。年齢も生い立ちも異なる三人の物語。それぞれやっかいごとを抱える彼女たちの人生は、とある喫茶店でかすかに交わる。店でひととき過ごしたあと訪れる、ささやかだけれどたしかな変化とは。 ひたむきに、今を生きるあなたへの一冊。読んだあと誰かに贈りたくなります。

    『仕事も恋も結婚も、今しかできないことを選びつづけてきたのに。どうしてこんなに疲れているんだろう。』

    【個人的な感想】
    予想よりかなりページ数の薄い本だった。
    綺麗な写真がたくさ

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    2025年10月25日
  • 彼女たち

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    生きていく中で、経験し、通り過ぎていくことがある。でも、それはなくなるわけではなく、大切にしたいと思えば、寄り添い続けることもできる。
    そうやって、毎日を、みんな生きている。

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    2025年06月01日
  • 彼女たち

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    ネタバレ

    ジョンとイチコ
    「なつかしいものなんてひとつもないの」というイチコさんと暮らす猫⁉︎のジョン。イチコさんの「なつかしいもの」に。

    モネの一日
    今したいこと。自分のページをめくる。

    夕暮れのケイ
    今を乗り越える力

    書き残した手紙
    〜どうか明日も、笑っていてください。〜

    こぼれ涙…やられた…。

    添えられた優しい写真。

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    2024年09月30日
  • 彼女たち

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    3人の女性とミルクコーヒー。人生の苦味とやわらかな甘味が溶け合う。あたたかい。彩りを添えるなんでもない風景写真がじんわりと心に沁み入る。切り取り方の巧さ!写真家さんのことが気になりインスタ見に行くと、とても美しい人でした。

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    2024年05月31日
  • 彼女たち

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    いつもの桜木紫乃ワールドとは少し違う。
    今日起きた楽しかったこと今日見つけた楽しかったことを思い起こし明日をより良く生きていきたい。

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    2024年03月07日
  • 彼女たち

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    ネタバレ

    写真が素敵。写真に合わせてテキストを考えたのでしょうか?こういうテイストの本好きです。好きな人が多いのでは。
    更には桜木さんがこういうテイストの物語をつけるということもちょっと意外性があって良かった。素敵な温かい物語を紡ぎながらもピリッとするところや切なくなるところ苦みの効いたところを感じられるのが桜木調というか「らしさ」を感じて嬉しくなりました。
    本書の写真家の方と桜木さんの対談?の記事をナニカで読みましたが、写真家の方のコメントが自信が透けすぎてて正直言うとちょっと嫌な感じだなぁと思ったんですが、本書の写真を見ると自信家なのもさもありなんと思わされてしまうセンスを感じました。言うだけのこと

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    2023年12月24日
  • 彼女たち

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     これは、とても丁寧な作り方をされている本だなと感じられ、単行本サイズの広々とスペースを取った写真と、メッセージとも受け取れる、一ページ毎に間隔を空けた、少ない文体で手軽に読める短篇小説とのバランスも絶妙な、桜木紫乃さんにとって、『Our Stories』な物語は、今を精一杯生きている、そんな『彼女たち』に贈る、新たな視点をそっと教えてくれるフォトストーリーです。


    『なつかしいものなんて、ひとつもないの』

    『だまって言うことをきいていたら、胸が苦しくなってくる。
    本音と建前が透けて見えるのは、つらいんだ』

     三つある内の、一つ目の物語は、誰も彼女の心の中に興味の無い環境で暮らしてきた、

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    2023年12月03日
  • 彼女たち

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    癒されたい、孤独を感じる、イライラする…心の操作不全に陥った時に読みたい一冊。頁を捲ると妙に落ち着く。ミルクコーヒー片手に、言葉を想像し、ボ~ッと写真を眺めて心をリセット。

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    2023年11月28日
  • 彼女たち

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    柴崎友香さんの『つかのまのこと』と同じような感じの写真×小説の本。(『つかのまのこと』は東出昌大の写真集みたいな感じだが)こちらはどこかにいそうな彼女たちの話。

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    2025年03月11日
  • 彼女たち

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    最近時々同じようなこと考えることあるなぁと思いながら読んだ。
    中川正子さんの写真の光の感じがあたたかくて良い。
    心にじんわりくる本。


    (引用)
    楽しいことを考えるのが苦手になったのは、子育てのせいじゃない。わかってる。

    今したいことは、なに?

    「わたし」という本。
    自分のページをめくる。

    深呼吸する。

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    2025年01月26日
  • 彼女たち

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    体力ないときにちょうど良い量と写真
    想像していたより文量少なかった
    このカフェみたいなほっと一息つける身近な場所の存在価値は本当に高い

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    2024年06月08日
  • 彼女たち

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     心に澄みわたる、文章と写真。心が落ち着きます。

    (本文より)
     今日、楽しかったことはなんですか。
     なにかオモシロイことは、ありましたか。
     今日食べた、おいしいものを教えてください。
     初めて聴いた曲は、ありましたか。
     どうか明日も、笑っていてください。

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    2024年02月05日
  • 彼女たち

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    本を開くと
    細い枯れ枝の向こうに広がる青空
    そして”そで”には力強くて優しい言葉。
    『だいじょうぶ。
    あななたちにはいまを乗り越える力があること、
    わたしは知っているの』

    「写真絵本」というのがぴったりな一冊。
    軟らかい日差し、温もりを感じる写真と
    桜木さんのことば。
    優しく背中を撫でてくれているようで
    そっと背中を押してくれているようで…

    こころに残るフレーズを2つ。

    今しかできないことー、いいえ。
    今したたいことは、なに?

    つよく生きる彼女が、思い出と連れそう日々と
    上手に手をつなげますように。
    いつか「つよく」から「つ」が抜けて、
    「よく生きる」になります。

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    2024年01月12日
  • 彼女たち

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    この作者は読みやすく、言葉が丁寧なので手に取りました。 ページ数も少なく、写真も入っているので30分もかからず読めました。 なかなかお洒落な本でしたが、写真と文の内容が合ってなく、少し残念かな

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    2023年12月17日
  • 彼女たち

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    直木賞作家・桜木紫乃さんと、人気写真家・中川正子さんのコラボによるフォトストーリー。

    「ジョンとイチコ」
    「モネの一日」
    「夕暮れのケイ」の三話収録。

    一話目の『ジョンとイチコ』はイチコが飼っていた愛猫・ジョンの視点で描かれる。
    ひとりぼっちを選んだイチコさんへと向けられる、ふうわりとした温かな目線。
    心が通い合う、かけがえのない存在に安心感を覚えた。

    仕事と子育てに疲弊した女性を描いた『モネの一日』からは、やるせなさが伝染し一緒に深呼吸したくなる。

    最終話はイチコとモネを見守る店主・ケイの視点で語られ優しい余韻が続く。

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    2023年10月26日