アレックスシュルマンのレビュー一覧

  • 生存者

    Posted by ブクログ

    何よりも構成の練り具合が巧みで、後半に読み進めるほどに味わい深くなる小説でした。

    最初は展開や構成に混乱して、あまり内容がよくわからなかった。

    進むにつれてリトリックがわかってきて、展開を予想する面白さも出てきた。
    三兄弟と両親と冒険を通じた家族愛を感じる作品。

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    2024年01月14日
  • 生存者

    Posted by ブクログ

    ニルス13歳、ベンヤミン9歳、ピエール7歳の三兄弟は、湖畔のコテージで水泳競争をしたり森で探検したりして過ごす。
    両親は、彼らを見ているようでいて関心がないのがわかる。
    三兄弟は、楽しんでいるようには見えなくて、ただ時が過ぎるのを待っているような気がして仕方ないのだが…。

    彼らの少年時代を振り返りながら…それはベンヤミンの記憶だったが、思いだしながら現在と過去を行き来する。
    20年後、母親の骨壷を持って湖畔のコテージに戻ってきたのは…。
    彼ら兄弟は、何を思ったのか。
    両親をどう思っていたのか。
    そのなかでもベンヤミンの歪んだ記憶が修正されたとき、こんなにも記憶に蓋をするような出来事だったのか

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    2023年09月03日
  • 生存者

    Posted by ブクログ

    構成が見事で
    今と過去の話が交互に描かれていきます。

    つまり本の1番最初がエンディングなので
    全部終わって読み返すと
    こうなるのかとなりました

    家族愛とは
    母親、父親、兄弟
    難しい話でしたが終わってみればスッキリした

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    2025年03月11日