川東雅樹のレビュー一覧

  • 本と歩く人

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    ネタバレ

    温かい、いい話だった。
    読んでよかった。
    本好きな人に読んで欲しい本。

    シャシャが可愛くて癒されました。

    朗読者の人も、本と原稿を勝手に入れ替えられてて、もしかしたら怒るかもしれないな〜と思ったけど優しい人で良かったし、カールのことを信用していたんだと考えました。

    修道女の顧客がエフィの家を訪れたとき、エフィがすんなり家を出ていったのにビックリしました。何か通づるものがあったのでしょうが、、それにしても急な決心がつくような心の変化があったのをもう少し掘り下げて書いてもらえたら嬉しかった。

    カールから渡された本を読んであの凶暴なお父さんがコロッと心を入れ替えるかな〜??と疑問でした。

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    2026年01月17日
  • 本と歩く人

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    現代の本だなあという感じと、ドイツ文学の流れというのか匂いを感じる作品だった。なんだろうなー、エンデ作品とか飛ぶ教室とか思い出す。ドイツというのは子供時代にとっての読書に厚い国な気がする。
    どうなるのか気になって一気に読んだ。作者の本好きの気持ちが盛り込まれた所々の一節一節に共感して楽しめた。

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    2025年10月12日
  • 本と歩く人

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    ネタバレ

    歳を重ねてくると、これまで培ってきた生活環境や慣習、信念や考えに対して、変化は受け入れ難いもの
    確固たる自分に、あからさまなNOは完全拒絶できるも、小さなさざ波のように繰り返し訪れたら、人は変わるだろうか
    カールだけではなく父親や他の登場人物に対しても、思うことがあるが、平穏だった生活から一変、大切なものが一切なくってしまったカールの絶望には、本当に苦しくて胸が痛い

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    2025年08月04日
  • 本と歩く人

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    タイトルの意味は、注文のあった本を歩いて配達している老書店員のこと。彼が訪ねる顧客とのやりとりをメインにした本好きにはたまらない物語だ。途中から彼について回る早熟な少女とのやりとりが楽しい。
    古い時代の話かと思いきや、これは現代の話なのだ。ドイツでも本を読む人は減り、書店は苦境に立たされているようだ。だが彼のやり方はなんの解決策にもなっておらず、店主からは白眼視されている。
    主要な登場人物たちがそれぞれ抱える苦難があり、多少の息苦しさは感じるものの、物語全体を通しての印象は良好だった。

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    2025年06月20日
  • 彼女はマリウポリからやってきた

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    ロシア人の父とウクライナ人の母のもとに生まれた著者が、母親が残したわずかな写真や書類を元にネットを使って親戚や自身のルーツを探るのが第一部。二部以降は、その結果を元にストーリー仕立てに祖母の生い立ちから、母親の生涯を語る。

    スターリン政権の元、元貴族としてソ連では冷遇され、シベリアで強制労働させられ、ウクライナではナチスから下級人種として収容される。21世紀になっても変わることのない国家間の軋轢は胸に迫るものがあった。

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    2023年06月04日