津保昭博のレビュー一覧
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与えられた…
…プライドだけでは「殺し」は出来ない。自分、あるいは仲間を守り救うために、敵を攻撃し、その結果として殺す。人間の闘争本能というのは、そういう構造を持っている。
今回のエピソードは、そういう背景のもとで構築されているように思う。 -
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この物語の…
…中での「才能」又は「資質」とは、何を指しているのだろう。「肉体的な伸び代」? 「精神的な強靭さ」? 精神的な強さは経験を積むことによっても強化されるが、「才能」の適不適は事前に測れるだろう。肉体的な問題もしかり。
だが「勘」という奴は経験を積み、教訓として思考を重ねるに従って際限無く伸びていく。主人公の能力の背景にはほぼそれしかないが、30台後半のおっさんと高校生では、実際の環境適応能力に雲泥の差があるのも、それが根本的要因なのだ。
今後、「義務を果たしつつ生き残る力を積み上げて行く」ことが、ヒロイン達の成長のテーマになって行くのではなかろうか。 -
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ゴブスレを読んでいるヒトなら…
…判るだろうが、どんなに醜悪に描かれていても、ゴブリンは人間型の魔物(生物)だ。殺せば子供サイズの惨殺死体の出来上がりである。
これを「獲物」として認識する能力が、現代日本のJK にあるのか、という命題が出てくる。
戦争に出れば人間が変わる、とは良く聞くが、それと同じ事だろう。
現代日本をモデルにした世界での、現地人としての日本人が、「覚醒」したとはいえ魔物狩りの冒険者をやる、というこのハナシ。かなりエグい描写も出て来る。
次話以降、しばらくこれがテーマのエピソードが続きそうだ。