岩﨑政利のレビュー一覧

  • 種をあやす――在来種野菜と暮らした40年のことば

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     感動しました!「農法とは言葉探し」と語られる著者の岩﨑政利さんのことばに、通勤電車でウルウルしてました。「食」に関心のあるかたや、「食のビジネス」に関わるかたにおすすめします。

     岩﨑さんは、長崎県雲仙の「在来種野菜の生産農家」さんです。岩﨑さんの在来種野菜は50種になるそうです。有機農法で栽培して種をとる、これを40年にわたって続け、種をつないでいるかたです。
     タイトルの「種をあやす」とは、在来種野菜たちの種とりの様子が、まるで赤ちゃんを「あやす」ように見えるから、だそうです。

     岩﨑さんは「尋常ならざる農家」さんです。読んでわかりました。修行僧のようなかたです。それも「千日回峰行」

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    2025年06月02日
  • 種をあやす――在来種野菜と暮らした40年のことば

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    市民農園をはじめたことをきっかけに、知り合いからオーガニックペースのことを教えてもらって読みました。野菜の種の多様性を受け入れているような雰囲気を持つ、柔らかく芯が通った本でした。

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    2025年03月21日
  • 種をあやす――在来種野菜と暮らした40年のことば

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    在来種の野菜、種をついで守ってきた著者の語りはとても優しくあたたかい。
    F1種はダメだと切り捨てるのでもなく在来種をただ守ろうとする姿勢と、何かをずっと伝えていこうとすることの大切さが沁みてくる

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    2024年08月11日
  • 種をあやす――在来種野菜と暮らした40年のことば

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    種とりは大事だと習ったが、この本を読んで改めて実感した。何十年とかけ守り伝える、心の強さ。思いの熱量。守る理由。著者が自ら体験してきた数々の事例が言葉の重みを増している。伝わってきたし、伝えようとすることの大切さを感じた。

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    2025年05月08日
  • 種をあやす――在来種野菜と暮らした40年のことば

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    ネタバレ

    園芸とは別のプロの世界の話ではあるのだけれど。在来野菜は奥が深そう。食べるひとまで含めているのがこの方らしい。

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    2024年10月30日
  • 種をあやす――在来種野菜と暮らした40年のことば

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    種を とる(採る)
    ではなく
    種を あやす
    もう その一言に
    岩崎さんの 野菜に対する
    思い 願い 愛情が
    強く感じられる

    F1の種で作っておられる方にも
    自然農法に拘っておられる方にも
    どうしたらいいかなぁの日々試行錯誤の方にも
    読まれて欲しい一冊です

    播磨地方で「ひょうごの在来種保存会」の代表
    をされていた山根成人さんがつい最近、
    ご逝去されました。
    山根さんと この一冊を語り合いたかった…

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    2023年08月04日
  • 種をあやす――在来種野菜と暮らした40年のことば

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    言葉を大切にする筆者だから「あやす」と言う言葉を使ったのだろうけど、合わない。
    タネをつなぐと言うことだろうけど、あやすでは何のことだかイメージできない。

    種を次世代に繋いでいく事の大事さを言っているのだと思います。

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    2023年09月21日
  • 種をあやす――在来種野菜と暮らした40年のことば

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    筆者の岩崎さん、自分の農法、農業、作物にものすごく誇りを持っていて、それゆえ次の世代にも自分のような農家がいてほしいって書いてあったのが印象的だった。
    その誇りはどこからくるのだろう、ずっと伝統種を育てて、種を大事に、野菜と真摯に向き合っているからなのかな。一般的な育て方じゃなくて廃れやすい、誰かがやらないと失われてしまうからなのか。お金を全然気にしてないことが印象的だった。販路が見つからなくて移動販売した時もあったことは書かれてあったけど、賃金が低いことを気にせず誇りを持って農業をやっているのは、心の底から在来種を育てること、種を採って育てることを楽しんでいることと、消費者のおいしいという声

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    2023年06月17日