堀埜一成のレビュー一覧
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山積した問題を解決するために数々の対応をしてきた話が語られている。大成功の裏側では、多くの試練が立ちはだかり、しかもそれを高質な制度で対処していくことに緻密さと共に真面目さを感じた。
抽象度はやや低いとも思えるが、それは一般に向けられた内容であるとしている上に、サイゼリヤという大衆に愛されるお店であるということを示しているように思える。あとは、創業者の正垣さんの執筆したものと比べてみると、やはり同じ経営理念で突き進んでいく仲間だとしても、その人の責任感の度合いや捉え方という資質で、事業過程における見え方が異なるものになるということを、当然ながら再確認した。 -
Posted by ブクログ
自伝でもあるし、自己啓発本でもある。著者の堀埜一成は、サイゼリヤの2代目社長。元々は味の素で活躍していた人材だが、その転職からして、本人のいう〝図々しさ“の真骨頂という所だろうか。経緯は本書に詳しく書かれている。
〝図々しさ“というのは著者の自嘲的な表現でもあると思うが、「あれこれ忖度して発言や行動に遠慮しない」という姿勢は大事だと思う。極端に言えば、図々しくないと、行動できないとも言える。自己主張をするのだから、ある程度、協調性とはトレードオフになるものだ。
協調性とトレードオフになるので、図々しくなるには、ある程度の意思が必要だ。それを著者の経験と共に学ぼうというのが本書。勿論、全てが -
Posted by ブクログ
2023年40冊目。満足度★★★☆☆
味の素出身で2000年にサイゼリヤ入社、2022年8月まで同社社長だった方が著者
創業社長の本は過去に何冊か読んでいたが、この方の本は初なので興味本位で購入
著者の幼少からサイゼリヤ社長までの経歴を辿りながら、著者の考えを述べるスタイルの本となっている
味の素・サイゼリヤのデリケートな部分まで書かれている
正直、こんな状態だったの?という驚きを特にサイゼリヤに関しては感じたが、この方が在籍した約20年の間に、相当程度の改善を遂げたものと想像できる
それにしても、この方、かなり大胆に生きてこられていますね
適度な「図々しさ」は必要であることを納