堀埜一成のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
サイゼリヤの安さと美味しさは、偶然や、ましてや根性で生まれたものではない。
それは、すべての工程を数値化し、徹底的に効率性を追求した結果なのだ。
本書を読むと、その経営の裏側は、極めて「科学」と「論理」によって考え尽くされていると感じてしまう。
これだけでも奥が深い。
著者は農学博士の学位を持つ、異色の経歴の経営者だ。
ビジネスの現場の課題を、感覚ではなく、徹底的にデータと仮説・検証で攻略していく姿勢には恐れ入った。
本来の経営では、価格を下げるということは、品質を下げることと同義になりがちだ。
しかしサイゼリヤはそれを明確に否定している。
「美味しさ」を科学的に分析し、無駄なコストを極限まで -
Posted by ブクログ
サイゼリヤ元社長が経営戦略を詳らかに描写する。
エンジニア出身だからか、一般的なレストラン経営とは全く異なる視点で見ているのが面白い。
味で差別化を図るのではなく、当たり前の品質を当たり前に提供する。それは盛り付けやずば抜けたスタッフサービスなどの類ではなく、例えばメニューがベタついているとかテーブルのガタツキを潰す。一方でトイレは匂いが強いのは許容できないので、検討の結果特定のメーカーの特定のモデルを採用すると言ったこだわり。
味については、特別なレストランではなく普段使いのレストランを目指す。イタリアの家庭料理を学びながらも、新鮮な野菜を提供できる仕組みを構築する。それはつまるところ食材生 -
Posted by ブクログ
山積した問題を解決するために数々の対応をしてきた話が語られている。大成功の裏側では、多くの試練が立ちはだかり、しかもそれを高質な制度で対処していくことに緻密さと共に真面目さを感じた。
抽象度はやや低いとも思えるが、それは一般に向けられた内容であるとしている上に、サイゼリヤという大衆に愛されるお店であるということを示しているように思える。あとは、創業者の正垣さんの執筆したものと比べてみると、やはり同じ経営理念で突き進んでいく仲間だとしても、その人の責任感の度合いや捉え方という資質で、事業過程における見え方が異なるものになるということを、当然ながら再確認した。 -
Posted by ブクログ
2023年40冊目。満足度★★★☆☆
味の素出身で2000年にサイゼリヤ入社、2022年8月まで同社社長だった方が著者
創業社長の本は過去に何冊か読んでいたが、この方の本は初なので興味本位で購入
著者の幼少からサイゼリヤ社長までの経歴を辿りながら、著者の考えを述べるスタイルの本となっている
味の素・サイゼリヤのデリケートな部分まで書かれている
正直、こんな状態だったの?という驚きを特にサイゼリヤに関しては感じたが、この方が在籍した約20年の間に、相当程度の改善を遂げたものと想像できる
それにしても、この方、かなり大胆に生きてこられていますね
適度な「図々しさ」は必要であることを納