市橋織江のレビュー一覧

  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「あの赤い花がつつじで
    この白い花もつつじと呼べる不思議さ」
    子育てしていると、もう一度自分の中に「子どもの目」が宿るという俵万智さん。
    今、孫育て中の私も、「子どもの目」が蘇って嬉しい。

    「逆光に桜花びら流れつつ
    感傷のうちにも木は育ちゆく」
    河野裕子さんの言葉「子どもはね、いつも、そのときが一番かわいいの」社会人のお子さんにもそれが言えるとは。子どもや孫との「いま」を愛おしみたい。

    「いのちとは心が感じるものだから
    いつでも会えるあなたに会える」
    不在を感じる時こそ再会できているのか。
    千の風になったとしても。

    0
    2024年06月27日
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~

    Posted by ブクログ

    読みやすく覚えやすくて感じよく平凡すぎず非凡すぎぬ名

    今日までに私がついた嘘なんてどうでもいいよというような海

    親子という言葉見るとき
    子ではなく親の側なる自分に気づく

    0
    2019年11月16日
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~

    Posted by ブクログ

    マコトをウツスと書くけど、世界の一部を切り取ったものが、写真だと思う。
    写真を見て、これを撮った人は、どんな気持ちでこう切り取ったのかな〜と想像するのが好き。

    短歌も、限られた字数で世界を切り取り、表現している。

    俵万智さんが、どんな気持ちでその歌を詠んだのか…、添えられた文章から、しみじみと伝わってくる。

    市橋織江さんの写真も、穏やかな空気が漂っている。

    写真と短歌は、違うけど似てるんだな〜と発見した一冊だった。

    0
    2013年07月03日
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~

    Posted by ブクログ

    私もこれから直面するであろう育児のいろんな場面で、ユーモラスに子供に対応している著者に好感が持て、私もこんな風に出来たらいいなと思った。著者のお父様もまた魅力的な人柄だと伝わってくる。
    全体的に『力の抜けて楽しい雰囲気の中に、なるほどと思える深み』があって私の好みに合っていた。
    育児本も読まなければと思うが、それに捉われず臨機応変にニュートラルにいられる様に、この本をたまに読み返したい。

    0
    2013年03月26日
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~

    Posted by ブクログ

    作者の等身大な子育て模様に共感と好感を覚える。
    こうあるべき、とか、こう育てましょう、という育児本とは違い、素直に読める一冊。
    母親として「今」を生きる同志、そうだよね〜と何度も頷いた。
    続編が読みたい。

    0
    2013年02月21日
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~

    Posted by ブクログ

    俵万智さんの育児の日々を、短歌とエッセイ、写真でつづる素敵な本。俵万智の短歌は恋愛もの、不倫ものなども良かったですが、私はこの育児ものが一番好きです。本書を読んでつくづくこの方の歌は素晴らしいと思いました。子供は恐らく幼稚園くらいの男の子だと思いますが、私も息子が幼稚園なのでとても共感します。

    0
    2012年07月29日
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~

    Posted by ブクログ

    友人からいただいた本。1時間程度で読み切れる内容。読み終わった時にはなんだか気持ちがほんのり温かくなるような、ほっこりするような感覚になった。また、同じ子を持つ親として激しく共感する部分も多く読んでて自分の気持ちを代弁してくれているような気にもなれた。

    この本の中で好きな短歌は

    「たんぽぽの綿毛を吹いて見せてやる いつかお前も飛んでゆくから」

    我が子よ、いつかお前も親元を離れて風に乗ってどこか遠くに行くのだろう。それまでは親子楽しく、共に豊かに生きていこうじゃないか。
    と、今隣で寝ている2歳の我が子に語りかける。

    0
    2024年08月16日
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~

    Posted by ブクログ

     お子さんが小学生になる前までの子育て短歌&エッセイ。
     俵万智さんの育児短歌本はこれまでにも何かと読んでいたのでそれほど新鮮味は感じず。近くに住むはずが亡くなってしまった仙台のおじおじ(叔父さん)の話が印象に残った。そして、ここの保育園いいな、って東京から仙台に引っ越せる身軽さにちょっと憧れを抱いたり。

    0
    2023年07月26日
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~

    Posted by ブクログ

    写真が綺麗だった。
    辛いことがあっても、子育ては待ってくれない、そしていつの間にかそれが遠い出来事になっている、というのが共感できた。

    0
    2021年10月03日
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    子育てについて。
    子どもを見つめる目、
    自分を見つめる目。
    どちらも澄んでいて美しい、
    と思った。
    正直に、かざりけなく。

    それを、やさしく縁取るような
    市橋織江さんの写真も
    ひとつひとつ、どれも
    よかった。

    0
    2018年06月11日