市橋織江のレビュー一覧

  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~

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    私は短歌に明るくなく、歌のよさは本当には分かっていないけれど、子どもとの暮らしでよくあることをさらりと(でも、しっかりと)表現されていて、とても共感できた。特に未就学児の子の親は、「そうそう!」となると思う。
    エッセイが好きなので、歌に添えられている文章も好きだった。
    一首で、見開き一頁なのも、子育ての合間に読むのにちょうどいい。
    あるバラエティ番組から、俵さんを知り、子育ての短歌を歌っていると知り、たどり着いた。
    お人柄も好き。
    一番はじめの歌のように、私も機嫌のいい母でいたい。

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    2025年11月26日
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~

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    まさに同年代の子どもを育てておりどの歌もじんわり温かくなる
    ただ、おじさんに向けたものは涙が溢れる
    別れはいつでも突然で、そのことを改めて胸に刻もうと感じた

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    2025年10月03日
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~

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    ◯ たんぽぽの綿毛を抜いて見せてやる
    いつかおまえも飛んでゆくから
    (10p)

    ◯竹馬のように一歩を踏み出せり
    芝生を進む初めての靴
    (42p)

    ◯振り向かぬ子を見送れり
    振り向いた時に振る手を用意しながら
    (106p)

    ★見開きに子育ての短歌とエッセイ。
    文量は多くないので、忙しいママでも読みやすいのでは。

    ★子どもが小さいときの幸せな時間が、短い文章の中に詰まっている。

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    2025年07月24日
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~

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    息子はまだ0歳、私の子育ての解像度は乳児期を除いて高いとは言えない。けれども句を読むと、少し大きくなった息子が浮かび上がってくるようで面白かった。甥姪が小学生なので、彼らの姿をみていて「こういうこと、あるある」とも思えることも。
    ふとした瞬間のこどもの様子、母親の心情、が切り取られていてとても素敵な句がたくさんあった。

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    2025年03月06日
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~

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    俵万智さんの子育て歌集。
    一つ一つの歌にその歌ができた背景がエッセイとして書かれています。

    この歌集を読むと俵万智さんのとてもいいお母さんぶりがうかがえます。
    その例として、歌はありませんが「あとがき」からお母さんぶりを引用します。

    (前略)
    「もしかしたら、幼稚園のお友だちとは、だんだん会わなくなるかもしれないけど、お友だちだったことは消えないんだよ。お別れするのが寂しいような、いいお友だちに会えて、よかったね。会えたことの積み重ねの上に、今の自分も、これからの自分もいるんだよ」
     そんなことを、ゆっくり話してやると、息子は涙をぽろぽろこぼしていた。はじまったばかりの人生で、これが初めて

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    2023年10月02日
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~

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    何度読み返しても泣いてしまう。
    好きなのは、自分の時間をこの子と過ごすという詩。今しかない子どもたちとの日々を味わいつくそうと思いなおせる私のバイブル

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    2023年05月16日
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~

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    短歌のあとに、それを読んだ時の心情や情景などがとてもよくわかり、そうだったなあと思うと同時に、とても素敵なお母さんと思いました。

    こんな時あったなあとずいぶん年代が違う私も子育て時代を思い返しました。

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    2023年03月19日
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~

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    まずタイトルが素敵。

    「たんぽぽの日々、、?」となって手に取った。
    そういうことね…

    わたしもこどもを産んで過ごしているとこんな風に感じられるときが来るのかな、と思うと少しわくわくする。いまのわたしにとっては大好きな彼との日々がたんぽぽのよう。風に吹かれてはすぐにいなくなってしまいそうで心配だけどずっとここにはきっと居られないし、隣で過ごせる時を丁寧に楽しみたいと思った。

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    2022年07月20日
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~

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    ネタバレ

    歌とそれにまつわるエピソードを見開きで紹介。
    市橋さんの写真付きで更に歌の世界が広がる。
    親子の素敵な関係が歌でこんなに豊かで自由に表現できるのだなあと感嘆しつつ温かい気持ちになれる。
    『心のシャッターを切るように書いてきたので、リアルであることは間違いない』

    好きな歌

    みかん一つに言葉こんなにあふれおり
    かわ・たね・あまい・しる・いいにおい

    親は子を育ててきたと言うけれど勝手に赤い畑のトマト

    クレヨンの一本一本一本に名前書く時四月と思う

    はじめての波はじめての白い砂はじめての風はじめての海

    振り向かぬ子を見送れり振り向いたときに振る手を用意しながら

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    2021年11月14日
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~

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    さくっと読めて、心がじーんと温かくなる子育てエッセイです。
    短歌も、言葉選びがとってもリアルで今子育て真っ最中の身としては、しみじみと共感できます。

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    2021年07月23日
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~

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    さすが俵万智さん。重ね合わせるのもおこがましいが、同じ国語教師→母という今の自分にぴったりでした。言葉にしたいけどしっくりこない、それを言語化してもらえました。

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    2020年06月12日
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~

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    著者の子供が幼稚園に通っていた頃の歌と
    それに寄せたエッセイ集。

    子育てを慈しむちょっと高齢ママの視点は
    私にピッタリだった。

    共感したり、気付かされたり、思い出させてくれたり
    読んでる間はずっとニコニコ顔になっていて
    日向ぼっこをしているような心持ちになった。

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    2019年08月14日
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~

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    数学の定理が普遍の真理であるのと同じように、俵万智の当たり前のことが当たり前に書かれているように思わされる。
    機嫌のいい母でありたいし、俵さんのように子の成長を見守っていきたい。

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    2018年02月02日
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~

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    ネタバレ

    「誰かに預かってもらうことの、最大のメリットは、自分が「やさしいおかあさん」になれることだ。数時間会わないだけで、子どもに対して、ずいぶん心が広くなるのを実感する。」p29

    一番子どものためになるのは、完璧な母でいることではなく、良い母でいることではなく、「機嫌が良い母でいること」。

    深く、深く、うなずく瞬間だった。

    市橋織江さんの写真もいい。
    歌もいい。エッセイもいい。

    俵万智さんの著書を初めて読みましたが、とても良かったです。いつか母親になったら本棚に入れておきたい1冊です。
    プレゼントにも良いかもしれません。

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    2014年06月10日
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~

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    お母さんがみんな思うことが短歌にしてある。子どもがいる人みんなによんでほしいな。
    こころあたたまります。

    好きって思う歌はたくさんあったけど、子どもを寝かしつけながら読んだので一押しはこの歌かな。

     ぴったりと抱いてやるなり寝入りばな
     ジグソーパズルのピースのように

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    2014年02月24日
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~

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    以前、俵万智さんの「生まれてバンザイ」を読みましたが、その後に読んだ「たんぽぽの日々」もとても良かったので、どちらも買って、手元に置いて、時々読み返しています。

    こちらは、雑誌「エデュー」に連載している、子育て中のシーンを詠んだ短歌と、それにまつわるエッセイをまとめたもの。
    「生まれてバンザイ」に比べると、紹介されている短歌の数は少ないのですが、子育てに関するエッセイとしても読めるし、短歌にあわせた市橋織江さんの写真もとても素敵で、短歌に馴染みのない方にも読みやすい1冊だと思います。

    ちなみに、この本のタイトルは、この短歌から引用したものです。

    たんぽぽの綿毛を吹いて見せてやる
    いつかお

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    2011年10月27日
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~

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    よかったー!この時期にしか書けなかっただろうと思う。素敵な短歌が沢山、エッセイとともに掲載されていて、自分の子育て時期に読みたかった。
    ほんわかした人という印象だけど、やはり歌人なのだなぁ。短歌で綴る子育て日記なのね。
    読みながら思い出した事がたくさんあって、年配の人にも楽しめる本だと思った。

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    2025年11月15日
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~

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    雑誌で連載していた子育て短歌をまとめた本で、短歌はもちろん、その背景や想いと一緒に読むことができ、エッセイとしても楽しめる。
    本書から7年後に発行された『ありがとうの缶詰』も大好きな作品だったが、本書もうんうん頷きながら、たまに涙を流しながら、うまく言えない感情を言語化してくれたことに感謝しながら読んだ。

    子育てをする忙しい日々の中のありふれた出来事が、俵万智さんの素敵な感性と表現力によって思い出として残されていく。それを読者の私たちが読んで、大切なことや、忘れかけてしまっていたことを思い出させてもらえて、なんでもない日常が愛おしいことに気付ける。

    特に息子さんが言葉を覚えていく幼稚園時代

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    2025年08月16日
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~

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    子育てに特化した短歌、と
    エッセイ。

    うんうん。と頷きつつ
    うちのはもう大きくなってしまっているので
    懐かしみながら読んだ

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    2025年05月24日
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~

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    ネタバレ

    あたたかい。たんぽぽ、夢の木の実、みどりの散歩、手を振る、の短歌が特に好きだった。
    俵万智がいかに子と過ごす一瞬一瞬を大切にしているかが伝わる。そしてその姿勢が、母になってすぐ、というより子育ての中で徐々に培われていったんだろうなとも思う。あとがきの「おかあさんは言葉の人だから、こうして書き留めておくよ…」が印象に残る。

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    2025年05月07日