中沢明子のレビュー一覧

  • 遠足型消費の時代 なぜ妻はコストコに行きたがるのか?

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    ネタバレ

    「不況でモノが売れない」、「若者の〜離れでモノが売れない」、世間のお父さんたちがつい口走ってしまうこの言葉。しかし、この言葉は本当に社会の本質を捉えているのだろうか。世間をぼやくお父さんたちに「今どきの消費」を説く社会学的マーケティング本。

    消費行動が必要性と密接な関係にあった高度経済成長期は、今のように記号的付加価値=キラキラ感をつけなくてもモノは売れた。車・冷蔵庫・洗濯機etc、生活を便利に、豊かにするために機能性を重視してモノを選んでいた時代だ。しかし、やがてそうした生活必需品が飽和状態になると、次に消費者は「キラキラ感」を求めるようになる。

    「デフレ」や「経済格差」や「マス崩壊」と

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    2012年01月24日
  • 遠足型消費の時代 なぜ妻はコストコに行きたがるのか?

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    ネタバレ

    <内容>
    生活に必要なものは一通り揃い、モノが売れない「嫌消費時代」とも言われる現在において、なお売れているものにはどのような共通点があるのか。女性や子ども(若者)を中心にヒットした商品を分析し、近年の消費の在り方を紹介した一冊。

    <感想>
    「不況でモノが売れない」というのは、いい加減聞き飽きたフレーズである。若者の車離れで車が売れない、最近の若者は遊びを知らない、だからますます景気が悪くなる。そういう言説を聞くと辟易するのは自分が若者だからかもしれないが、安易にそういう言葉を口走りがちな「お父さん」たちに向けて(ちょっと挑発的に)「今どきの消費」についてレクチャーしてくれるのが本書である。

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    2011年12月31日
  • 遠足型消費の時代 なぜ妻はコストコに行きたがるのか?

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    DEAN & DELUCAを知らない「お父さん」の為に、といたずらっぽく始まったが、いたずらでも冗談でもなく、本当に「お父さん」向けの本でした。紹介される事例は広く知られているものが多いので、「お父さん」以外には退屈な部分もあるかも。「遠足型消費」というテーマは面白いと思いました。

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    2011年06月16日
  • 遠足型消費の時代 なぜ妻はコストコに行きたがるのか?

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    ディーン&デルーカ、ルクエ、コストコなどを知らない「お父さん」向けマーケティング解説本。前述のようなヒット商品を売り場の非日常感と日常を彩る"キラキラ"感を論拠にしリストアップしていくといった構成。
    章の終わりにまとめ行ってくれるのも親切で分かりやすい。
    論拠は変わらず、一貫しているとも言えるが、各章取り上げる物自体は違うものの論が全て似たような帰結に収まるので新発見は最初のみで後半に飽きがきてしまうかもしれない。

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    2012年08月26日