大好きな家族がいて、仕事も順調。平凡で幸せに過ぎる日々に突然、若年性アルツハイマーだと告げられる。
記憶があるという事が、当たり前だと感じていましたが、何て幸せな事なのだろうと思い知らされました。
アルツハイマーになった主人公と、アルツハイマーの家族を持つ妻の交互の語り手で、物語は進んでいく。
...続きを読むアルツハイマーになっていく辛さや苦悩は読んでいても相当なものだったが、それを受け入れる心の持ち方も、計り知れないものでした。
ある出逢いから、病気でも前向きに人生を生きていく決断をする2人。その前向きな姿勢に、力をもらえます。明日も同じように生きれるって当たり前に思ってしまってた自分に、日々を大切に生きてみようと思わせてくれた1冊。