ユーザーレビュー オレンジ・ランプ 山国秀幸 2023/05/29予約 4 最後のご本人の解説 『周りの環境で変わることができる。家族だけでなく多くの人々仲間との出会いにより気持ちが変わった。進行は今のところ防げないが、諦めない環境、工夫でよりよく生きることができる。みんなが安心して認知症になれる社会を一緒に作っていこう。』 認知症本人の気...続きを読む持ち、 病人ではない、できることを取り上げないでほしい これもハッとする。 忘れても大人だからなんとかなる そのための対策も怠らないが、ひとりで出ていく。 飛行機も、海外も。 まずは自分の状況を正しく伝えること。できること、できないことを認め、必要なときはSOSを出すこと。 明るく笑うこと。 知人がやはり同じように会社から帰ることができなくなり、退職した。 でも今から20年以上前の話で、この本の只野晃一のように周りの協力を得て働くことはできなかった。 本の中に書かれていたよう5人にひとりが認知症になる近い未来が、只野晃一家族のようであることを願ってやまない。 タイトルのオレンジランプの意味を知ると泣けてくる。 いい本でした。 Posted by ブクログ オレンジ・ランプ 山国秀幸 大好きな家族がいて、仕事も順調。平凡で幸せに過ぎる日々に突然、若年性アルツハイマーだと告げられる。 記憶があるという事が、当たり前だと感じていましたが、何て幸せな事なのだろうと思い知らされました。 アルツハイマーになった主人公と、アルツハイマーの家族を持つ妻の交互の語り手で、物語は進んでいく。 ...続きを読むアルツハイマーになっていく辛さや苦悩は読んでいても相当なものだったが、それを受け入れる心の持ち方も、計り知れないものでした。 ある出逢いから、病気でも前向きに人生を生きていく決断をする2人。その前向きな姿勢に、力をもらえます。明日も同じように生きれるって当たり前に思ってしまってた自分に、日々を大切に生きてみようと思わせてくれた1冊。 Posted by ブクログ オレンジ・ランプ 山国秀幸 泣いた〜 しっかり泣きました。 ただ、なにかハンデがあっても前向きに行動すること、そして、家族の支えの大切さを痛感した。 Posted by ブクログ オレンジ・ランプ 山国秀幸 実在の人物をモデルにした物語。 39歳で若年性アルツハイマー型認知症と診断された夫。 営業マンとして致命傷となる物忘れや人の顔すらあやふやになってくる恐怖。 そう、自分はどうなってしまうのかという恐怖しかなかっただろう。 もう仕事はできない…と退職届まで出す。 妻と一緒に認知症本人ミーティングに...続きを読む参加して驚いたことは、進行役の人をはじめ認知症関連のシンポジウムでの講演を1人で行ったという人もいるのだ。 そして、営業マンとして仕事している人だっている。 みんな失敗を恐れてはいないのだ。 できなければ工夫すること。 そこから自分も有給消化するのをやめて、失敗をしても命までは取られない気持ちで、工夫しながら仕事した。 会社側も企業向け認知症サポーター養成講座を受けてサポートしてくれることになった。 妻も子も他人の目を気にせず受け入れて、周りの応援もあって生活できている。 確かにまだ若いうちに認知症になると「人生、終わった」となったのかもしれないが、けっして悲観することなく家に篭ることなく活動できるのは、家族とともに生きるという気持ちがあるからなのかもしれない。 今では認知症も5人に1人はなる。 だが家族も特別なことをせずとも本人の気持ちをできるだけ考えて無理せず、できなければ誰かに頼む、くらいがいいのかもしれない。 Posted by ブクログ オレンジ・ランプ 山国秀幸 〈僕は39歳で若年性アルツハイマー型認知症と診断された〉 実話をもとに描く・・・と聞き、読んでみることにした本。 映画化も。 貫地谷しほりさん、和田正人さん主演。 トップ営業マンとして順調な日々を過ごしていたが お客様、上司などの顔が思い出せないことが多くなった。 ストレスか? 不安がジワジワと...続きを読む押し寄せる。 検査の結果「若年性アルツハイマー型認知症」と診断された。 この先どうすればいい? 「認知症は人生の終わり」そう思っていたと語る。 読みながら涙が出てきた。 何の情報もない時は不安だっただろうな。 「認知症本人ミーティング」での皆さんとの会話が印象的。 P128 〈失敗してもいいじゃないか、そんなの大した問題じゃない〉 確かに少しくらいの失敗なんて笑い飛ばすくらいの余裕が欲しい。 モデルとなった丹野智文さんの解説文も良かった。 Posted by ブクログ 山国秀幸のレビューをもっと見る